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取引①
「愛っ!」
好美は愛に駆け寄った。
「あらら、邪魔が入りましたか」
福居は消えていった。
おそらく別のところに向かったのだろう。
「好美ちゃん」
愛は相当は深手を追っていた。
「愛! 今助けるぞ」
《取引を開始します》
《天使愛の完全回復を提供します》
《対価を要求します。提供してください》
いつも通りの無機質な女性の声が響いた。
「左腕」
好美は対価を提示した。
《対価を受け取りました》
《取引を実行します》
《取引完了》
好美はその言葉を聞いた。
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