表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/50

裏切り①

「ようこそ、友也」

 好美は友也に言った。

 今、友也と福居兄弟は女学院放送室に来ていた。

「なあ、どうなっているんだ?」

 友也は好美に問いかける。

「今から説明するぜ」

 好美はそう言った。

「俺から説明させてもらうぜ、友也」

 律が説明をしようと前に出た。

「あんたは?」

 友也は律の素性について聞いた。

「俺は桃源郷、仙人の長、深野律だ、律でいいぜ」

 律の名前を聞いて友也は思い至ったようだ。

「律、お前は好美が記憶を消された時にいたよな」

 友也はそう言った。

「やっぱり、君には記憶の消去はできなかったか」

 律はそう反応した。

「それにその声、俺に電話をかけて来ただろ」

 友也は律を問いつめる。

「何でこんなことをしたんだ?」

「それは・・・」

 律は好美に話したことを友也達にも話した。

「お前が電話で言っていたことはそう言うことだったんだな」

 友也は話を聞いてそう言った。

「電話って?」

 好美は友也が言っていた電話に興味を示した。

「好美が来る前に電話をした」

 律が説明してくれた。

「その時に一応、三つお願いをした」

 律は電話の内容を説明してくれた。

「そうだったのか」

 好美は納得していた。

「一つ、聞いていいか?」

 友也が手を挙げた。

「何だ?」

 律は応じる。

「どうやってここに入った?」

 友也は聞いた。

「それは俺も気になってはいたな」

 好美も気になっていたようだ。

「それは」

 律は言いかけて、少しためらい、

「平正、勝、ご苦労様」

 そう言った。

「それってまさか」

 友也は後ろの二人を見た。

「「ありがとうございます」」

 福居兄弟は声をそろえてそう言った。

「スパイか」

 好美が納得したようにそう言った。

「「はい、そうです」」

 再び声をそろえてそう言った。

 福居兄弟は桃源郷からのスパイであった。

 その事実を知った、好美と友也だった。

「まあ、そう言うことだ」

 律はそう言った、

読んで頂きありがとうございました。

評価等よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ