テロ②
チャイムが鳴り、授業が終わった。
昼休みとなったので、教室はにぎやかになっていた。
「「「いただきます」」」
好美達、三人も昼食を取り始めた。
「愛、千恵、私はこれ食べ終わったら放送室行くけど」
好美がそう言うと二人は驚いたようだ。
「行くの?」
「マジだったの?」
「気になるしね」
好美は二人に行く理由を説明しようとして、教室男を見た。
そこには、幼女と談笑しながら、自前の飯を食っている男がいた。
「何してんの?」
好美はつっこんだ。
「まあ、気を取り直して」
好美はコホンとせきをした。
「あの人が言った言葉が気になるからね」
好美は二人そう言った。
「私達の生活を良くするためだったよね」
愛が確認するようにそう言った、
「そうだよ」
幼女と談笑していたはずの男がそれに答えた。
「うおっ」
好美はビックリしていた。
「盗み聞きしてたの?」
好美は男に問いかけた。
「いや、偶然聞こえてね」
男はそう言って離れていこうとした。
「ちょっと待って」
好美は男を呼び止めた。
「何かな?」
男はふりかえって好美に要件を聞いた。
「あとで放送室に行くから案内して」
好美男にそう頼んだ。
「はい、分かりました」
男はそう言った。
友也とある電話を受けていた。
「もしもし」
友也はこれから自然に電話に出た。
『女学院に侵入した』
電話の声は男らしい。
「何を言っているんですか」
友也は言われたことが理解できなかった。
『女学院に侵入した』
電話の男は同じことを言った。
「ばかな、女学院には警備がいる」
『それはもう突破した』
「なっ」
『我々が要求するのは三つ』
電話の男は要求をしてきた。
「何だ?」
『一つ目は、お前達が秘匿しているペドフィリアについての真実を公開しろ』
友也はその言葉に固まっていた。
「それは長クラスじゃなきゃ知り得ない情報だぞ」
友也は焦ったようにそう言った。
『二つ目は、この町にいる全ての騎士団員を集結させろ』
「それは合宿もか?」
『いや、それはいい』
どうやら今いる分だけでいいようだ。
『三つ目は、幼井好美を仲間にもらう』
「なっ」
好美は世界最強戦力だ。
「その要求をのんだとして俺達はどうメリットがあるんだ」
友也はそう言い放った。
『メリットは情報と戦力だ』
言われた言葉に友也は動揺したようだ。
「何故、戦力?」
『そろそろ来るからだよ、ペドフィリアが』
友也は息をのんだ。
「ペドフィリアだと」
『知らなかったか、よし教えてあげよう』
友也は電話の男からとある情報をもらった。
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