表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

5話

そう言うと、ナオトは地面から槍のような物を魔力で作り出しユウリへと歩み寄ってくる。


(ナオトは俺とは比べ物にならない位の実力者・・・長期戦は不利だならゆっくりしてる場合じゃ無い!)


ユウリはすかさず、右手をナオトのいる方向へ突き出し

攻撃魔法を放つ。


「フレイム!!」


ユウリが呪文を口にすると手からバスケットボールほどの大きさの火炎の球がナオト目掛けて飛んでいく。


ユウリの使えるのはニ階理魔法までしか使えない。

その中でも一番攻撃力があり、速度の速い魔法だ。


それに対して、ナオトは己の魔術で作り出した槍でユウリの火炎の球を高速で突いく。先程まで周囲が熱で覆われていたが火炎の球が消し飛び周囲の熱が消える。


「土流槍術 ¨時雨¨」


「なるほどね、魔術攻撃で僕を近づかせないつもりだね!」


ナオトは笑顔でユウリといかけた。


「くそっ!俺の使える魔法の中で最速、最高火力だってのに・・・消しとばしやがった・・」


ユウリはなすすべなく、ナオトから一歩距離をとる。


「考えは、言いと思うよ。でもね金剛家の槍術は突いたり、払ったらだけじゃ無いんだよっ!!」


「次は、僕の得意な魔法で全力でいくよ!!」


ナオトがそう言うと、ナオトの足元から何本もの槍が生成されいく。数は二十本ほどだろうか。


ナオトがユウリへと手をかざすと生成された槍が全てユウリへと方向を変えて宙に浮いた状態で停止する。


試験を終え、周りで観戦していた生徒は息を飲む。

同じ学年でなんであそこまでの魔法が使えるんだと。


紅教官とリンドウ教官が話し始める。


「噂は聞いていましたが、すでに五階理まで習得されているとは驚きましたよ。今学期ニ番目位にびっくりしたぞ。」


紅教官は、リンドウ教官のクラスであるナオトを褒めたてる。


「がははっ!そうだろう!!奴にはしっかりと金剛家の血や魔力、つまり才が濃く出ているみたいでな!歴代の中でも最高クラスの槍術使いになると注目されている。」


「それにしても紅!?お前ん所のユウリって言ったか?あいつはどうなんだぁ?聞いたぜDランクなんだって?」


「とてもじゃないが、ナオトの相手にはならないぜ!?お前らしくも無いよくDランクの餓鬼の入学を認めたもんだぜ!?」


リンドウ教官はナオトの実力に対してユウリの不甲斐なさを不満に思い口にする。


「私の生徒の侮辱は誰であろうと許さんぞ・・」


紅教官はリンドウ教官に鋭い視線を向ける。


「ひっ!こわっ!!冗談だってば!冗談!!」


恐ろし形相をした紅教官に対して話題を変えるため、

リンドウは紅に話しかける。


「うん!?そういやぁ…話し変わるけどよ!さっきニ番目とか言ってたな?一番驚いたのってなんだ!?」


リンドウの言葉に対して、紅教官はニヤッと笑いながらこう答える。


「そのうち分かる、ただ・・・度肝抜かれると思うぞ!」


そうして訓練場内にいる生徒や教官達の目線を集める中ナオトの魔術の準備が整ったみたいだ。


「待たせたね。ユウリ君!得意とはいえこの魔法には時間が掛かってしまうんだよ。」


(しまった!不用意に近づいたらまずいと思い距離を取ってしまった・・・防御魔法!間に合えっ!!!)


自分が最大のチャンスを逃した事を悔いている場合では無いことは一目瞭然で直ぐに防御魔法の展開を急ぐユウリ。


「いくよ!!ユウリ君!避けれるといいね!」


「五階理魔法!!土流槍術 ¨多連一切総射¨!!」


ナオトがそう言い放つと、先程まで宙に停止していた槍が一斉にユウリ目掛けて飛んでいく。


ドドドドドッ!!!


着弾したのか辺りは土煙で覆われていき視界が無くなる。

ユウリはどうなったのかナオトは辺りを見渡す。


土煙は徐々に晴れていき何か見えてくる。

観戦していた者達が皆見守る。


「ばかなっ・・・僕の槍術を避けるのではなく防ぎきったのか・・・」


ナオトの前方には見た事の無い異質な盾の様な柱の背後から出てくるユウリに対して唖然した。


ナオトだけでは無い。周りの生徒や教官達、それに先輩生徒達皆驚いている様子。


「あいつ何をしたんだ!?ナオトの五階理魔法が塞がれるなんて高学年相手なら分かるが同じ一学年のしかもDランクになんて・・・」


「紅・・・あいつは・・?」


リンドウ教官もユウリの姿を見て驚愕し紅教官に説いたざす。


「これからさ・・ユウリ見せてやりなさい。」


「そして私を、また驚かして見せなさい。」


そう小声でつぶやく紅教官。



「いやーすっげぇなぁ・・間に合わなかったら文字通り串刺しだったぜ。」


ユウリは服に付いた、土埃を手で払いナオトに視線を向ける。


「おかしいなぁ・・一学年で五階理魔法防ぐ魔法なんてあるはず無いんだけど、どういう仕組みなのかなユウリ君!?」


ナオトは自分の得意な魔法を防がれて驚いている様子だった。


ナオトの事は目もくれずユウリはその場でストレッチを始めながらこう言った。


「イチかバチか¨あれ¨使うしか無いよな!勝負はこっからだ!」

す、すみません〜!!


また、また、女の子になりませんでした。

_:(´ཀ`」 ∠):


10話以内には必ず!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ