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62 空島の迷宮にいってみようと思う

人物紹介:その2にギラの挿絵をのせておきました。

読者様のイメージにそえればと思っております。

さて、いったん宿に戻ってきたがすぐにまたルーシーの所に戻るつもりだ。

とりあえず一回帰らないと空島が移動していっちゃうからな、どんどんカイムの町から離れていって大変なことになるから戻ってきただけなんだ。


ちなみにステ振りの項目は確認したが、魔法は新たに追加されていた。

だが時空魔法を選ぼうとしても選択できなかったんだ、なぜだ。


「それじゃ、宿の庭あたりに杭を刺すからそばに寄ってて」


一応みんなをあつめた。

使い方は聞いたけど、転移のタイプを聞いていなかったからドコデ○ドア式なのか瞬間移動式なのかわからないんだ。

杭の長さは約40cmほどで、形状はゴルフのピンのようになっている。

色は真っ黒だ。


「じゃあさっそく、ぐさっとな」


刺し申した。

そして魔力を流し込んだ瞬間、杭の周りの空間が歪みだして気づいたときにはあの部屋にもどっていた。

瞬間移動タイプだったか。


「本当にもどりましたわ」

「この魔道具すごいね、魔法を使っているのに対応した精霊さんがいないよ…どういう原理なんだろう」


まだ出来たばかりの元素だからじゃないかなたぶん。


「……ん? なんじゃまた来たのか」


ちょっと用事があったんだよ。


「いや、まあ来たのは空島のクリスタルの洞窟が目当てなんだけど。それ以外にもちょっと聞きたいことあがあったんだ。話すと長くなるから端折るけど、俺が8歳のときに転移魔法の魔法陣を見たことがあってさ、そのことについて聞きたかったんだ」


魔法陣のことはよくわからないから時空じゃない可能性もあるけど、気になる物は気になる。


「魔法陣系の転移なら時空魔法を使わないでも転移くらいできるぞ? 下界で出来るとしたら空間魔法の魔法陣系になるじゃろうし消費魔力がとんでもないことになりそうじゃがの、時空魔法ならちょっとの魔力で済むが。まあ、空間系はワシからいわせればアイテムポーチなんかがせきの山じゃな、そのアイテムポーチも儂が広めたんじゃが。あの勇者を殺すとかいっていた魔族はまだ生きてるのかの? まあどうでもいいわ」


つまり空間魔法でも無理をすれば魔法陣を使用して転移はできるが、あくまで本領ではないということか。

それとあの闘技場のアイテムボックスってルーシー発祥かよ、勇者絶対殺すって言う魔族もクロウしか思いつかない。

めぐりめぐって知り合いがつながっていたとは。


「そのアイテムポーチを今俺がもってるけど。まあそれはさておき、空間系のことはだいたいわかった。あんがと」


あと残った疑問といえば時空魔法の習得方法だけど、どうやって覚えるん…


「ん? なんじゃ、そのそわそわした顔は。……っは!? さてはこの儂のグラマスなボディに目を奪われてっ!?」

「「「いや、それはない…」」」

「冗談じゃ」


冗談かよ。


「お主の聞きたいことはなんとなく分かる、おそらく時空魔法の習得方法がわからんのだろう? どういう理屈かはしらんが習得できるだけの下地があるように思えてな、それで習得しようとしたができなかったわけじゃな」


めちゃくちゃ勘がいいなこの人。

ステ振りのことは全く勘づいていないみたいだが、俺が結果を出すだけならなんとかできると考えてたことはお見通しだったようだ。


「えっ、そうなのかい?」

「あぁ、うん。なんかできちゃうかなーって思ったけど、アテが外れたっぽい感じかな」

「当然じゃ、前にも話したがあの魔法は空間系の先に発生する新属性じゃからの、まず空間系のスキルを極めてないと大前提として覚えられないんじゃ。つまり現状は儂しか使える者はおらんということじゃなっ! クカカカカッ」


つまり空間系の魔法をスキルレベルMAXまで上げてから取れってことか。

空間系のポイントってめっちゃ高かったからポイントでの入手は避けたいな、あれエクストラ並みの消費量なんだよ、しかも時空はさらに上かもしれないと考えるとやってられない。

ちょっとこの件については考えておこう…あとで絶対習得してやるからな。


「おっ? やる気になったようじゃのっ! それではさっそく儂の弟子に……」

「よし、クリスタルの洞窟に行こうかっ! どんなとこなのか楽しみだっ」


話題を無理やりそらした。

別に弟子になるのはいいんだけど、そのときのルーシーのどや顔を想像するとちょっと悔しいからまだならない。


その後泉に戻ってクリスタルの洞窟まで歩いていこうとしたが、なぜかルーシーもついてきた。

くっ、これはルーシーの罠か!?戦闘中に時空魔法を見せつけて弟子入りさせる気に違いない。

なんて狡猾な罠なんだ。


「久しぶりの外の空気はうまいのぉ、ふぃー」


……ただ外に出たかっただけかもしれない。

まあ別にルーシーならクリスタルの洞窟がダンジョンでも平気そうだし、放っておいていいか。



そして歩くこと1時間弱、クリスタルの洞窟の目の前まで来た。


「やっぱりここダンジョンだろ。人工物にしては作りが雑だし、自然物にしてはあまりにも人を誘い込む作りだ」

「こういう洞窟系のダンジョンは塔型のようなダンジョンと違って、最下層が見えてこないのが恐ろしいですわ。最初は様子見をするべきですわね」


おそらくヴァニエはダンジョンの知識も本かなにかで習得していたのだろう、判断も的確だ。


「このダンジョンからは光の精霊さんとは別に闇の精霊さんもいるね、あの子たち相性悪いのに共存しているなんて不思議だよ」

「ということはモンスターもそれ相応のがでてきそうだね。ブレイブソードを試せる相手みたいでなによりさ」


まあ、入ってみないとわからないけどたぶんフィッテやエレンのいう通り通常のモンスターとは違った感じなんだろうな。

それに、もしここでレベル上げができそうなら迷宮都市じゃなくて魔法学校に行くのがよさそうだ。

迷宮都市の利点はあくまで迷宮だからなぁ。


「よし、じゃあ入るか」


フィッテ・エレン・ヴァニエも一緒についてきたが…やっぱりルーシーも何食わぬ顔でついてきた。


それとこの迷宮は階段があるんだけど、階段は全てがクリスタルで出来ているようだ。

このクリスタルが何の素材なのかしらないけど、売ったらどれくらいするんだろう。


クリスタルの階段は地面につくまで続いた。



クリスタルの迷宮は入口からしてピカピカ光ってます。

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