第6話:新しい趣味⑥
――大騒動の後。
「……」
「……」
「どうしたんですか、カズキ?」
「何かあったんですか?」
「重大発表だ」
「全員聞け」
「なんだよ急に……」
「金ができた」
ドゴォン!!!
「いくらですか!?いくらなんですか!!?」
「カズキ!!その金は大事に使え!!その金があれば私は新しい道具を――」
「お前は絶対そっちに使うなドS変態女」
「15禁だぞ」
「それより、いくらなんだ?」
「……100万ルナ」
「!!?」
「待て」
「その顔すると思って先に言っとく」
「俺たちは魔王を倒さなきゃいけない」
「安定収入のために――いや、市民を守るためにだ」
「お前らにその覚悟はあるのか!!」
「なんだよその喋り方」
「デルニスの真似か?」
「……うるせぇ!!クソ女神!!」
「うええええん!!!」
「なんで殴るの!?」
---
「それよりだ」
「ついにこの黒ジャージを新調できる……!!」
「いやファンタジーでジャージってなんだよ……」
「そして第二の目的――」
「ちょっと待ってください!」
「なんだロリ」
「その呼び方には抗議したいですが今は置いておきます!」
「私たちの取り分は?」
「は?ロリに払う金はねぇ」
ドゴッ!!!
「いってぇ!!!」
ミンゴニングの杖が炸裂した。
「これで食費は確保ですね!!」
「よし!!今日は打ち上げだ!!」
「私が奢るよ〜!!」
「ルナ最高!!」
「……シバル……」
---
――翌日。
「おい」
「そこの」
「変態女、クソ女神、ロリ」
「なんですか?」
「何?」
「どうしたカズキ」
「うるせぇ!!!」
「見せてやるよ」
「最近覚えた新スキルをな」
「!?」
「まさか……!!」
「クリエイト・ウォーター」
「うわあああああ!!」
「濡れた!?」
「カズキ!!!公衆の面前で何してんだ!!」
「いや待て!!」
「体が透けてる……!?」
「まさかこれは……」
「フフフ……分かるか?」
「次の展開が」
「ドS変態女」
「まさか……!!」
「濡らして体のラインを強調して」
「周囲の男どもに見せつける気か!!」
「フリーズ」
パキィィン!!
「うわあああああ!!」
「凍った!!?」
「フフフ……」
「水を凍らせた」
「これでお前らはこの街の男たちの視線を――」
ドゴッ!!!
「うるさいですね!!」
「なっ……!?」
「クソ女神……まさか!!」
「当然です」
「月の女神ですから、冷気耐性あります」
「ふざけんな!!!」
「自称だろ!!!」
「違う!!本物だもん!!」
「よし決着つけるぞ!!!」
「望むところです!!!」
「このクソ女神に教育を!!!」
「待てまだ終わってねぇ!!!」
ドゴッ!!!
「ぐはっ……!」
「油断したな……」
「カズキ……!!」
「このままぐちゃぐちゃにしてやる……!!」
「嫌だ!!!」
「この純潔なき者に救いを――!!!」




