第21話:魔王侵攻~!……なわけあるか!!?㉑
「……」
「やばい……」
「急げ!!!」
「緊急だって言ってんだろ!!!」
「緊急~!!」
「緊急!!!」
「冒険者、もしくは王国の兵士たちは城門の外に集合しろ!!」
「ふむ……」
「あ~」
(キラキラ)
「はぁ……」
「俺は……」
「今日も……」
「軽く用を足す……」
「カズキ!!!」
「緊急で――」
「……」
「こっちの方が緊急じゃねぇか」
「行くぞ、下だ」
(この哀れな男にトイレを……!)
「前方!!」
「前方から魔王軍幹部が――」
「……ノイズ……」
「……」
「緊急事態だ」
「カ――」
「……ん?」
「こっちの方が緊急だったな」
「おい」
「終わったって言ってんだろ!!!」
「後処理まで完璧にやったっての!!!」
「それより!!!」
「何があったんだよ!!!」
「魔王軍幹部とその残党が侵攻してきた」
「は?」
「はっ!」
「その程度で――」
「“サトウ・カズキ様”を止められると思うなよ」
「ふふふ……」
「クズキ」
「ゲロキズキ」
「ションベンキズキ」
「ションベン垂れキズ――」
「うるせぇ!!!」
「陣形だ!!!」
「三角陣形!!!」
「展開!!!」
「オイェーーー!!!」
「ふっ……」
「この完璧なフォーメーションを見ろ」
「魔王軍の幹部よ……!」
「……」
「三角形じゃねぇか」
「正解だ!!!」
「……!!」
「撃て」
「エクスプロージョン!!!」
ドォォォォン!!!
「ふははは……」
「人生は実戦だ、좆만아」
(魔王より魔王らしい先制攻撃!)
「さすがクズキ!」
「三角形で視線を引いて――」
「その隙に――」
「うるせぇ!!!」
「長い説明はいらねぇ!!!」
「……これはまた斬新な攻撃だな」
「先制で殴りかかる冒険者とは」
「しかも爆裂魔法で奇襲とは……」
「基本的なマナーはないのか?」
「……」
「魔王軍幹部にマナー説教されるとは思わなかったな」
「俺の名前は――」
「うるせぇ!!!」
「黙って死ね!!!」
「喰らえ!!!」
「クリエイター・ゴールデンウォッシュ!!!」
「!?」
「시발!!!」
「カズキ!!!それただの――」
「うるせぇ!!!省略だ!!!」
「うわあああああ!!!」
「시발!!!」
「ションベン攻撃とか頭おかしいだろ!!!」
「フリーズ」
「ぐああああ!!!」
「ションベン凍らせるな!!!」
「狂ってんのか!!!」
「ションベンじゃねぇ!!!」
「よく見ろ」
「――これは油だ」
「!?」
「ティンダー」
「ぐああああ……?」
「……いや待て」
「시발火つかねぇじゃねぇか!!!」
「やっぱションベンだろ!!!」
「ふふふふ……」
「昨夜な……」
「ミンゴニングがドア開けなかったせいで」
「俺は……」
「その場でやらかしたんだよ」
「その反動だ!!!」
「うるせぇ!!!」
「殺す!!!」
「エターナル・フリーズ!!!」
「くっ……!」
「こいつ……!」
「お前……!」
「……うるさいですね」
「省略します」
ドォン!!!
「……」
「アリエルってあんな強かったか?」
「うーん……」
「確かなのはカズキ」
「お前がセクハラしても殺さなかったってことは……」
「かなり気に入ってるんじゃないか?」
「そんなことないです!!!」
「マジかよ!!?!」
「시발!!!」
「ついに俺の非モテ人生が!!!」
「やめてください!!!」
「はははは!!!」
「エクリプス!!!」
「……カズキは大丈夫なんですか?」
「ミンゴニング」
「それより雑魚処理を優先だ」
「……そうですね」
「……あれは?」
「仲間ですか?」
「問題ありません」
「――獣です」
「……あ」
(시발!!!このクソ女神め!!!呪ってやる!!!)
「はははは!!!」
「騎士の高揚感……!!!」
「歓喜……!!!」
「ついに……!!!」
「来い!!!」
「殺してやる!!!」
「うぇっ……」
「爆裂魔法一発でキツい……」
「こういう時カズキのドレイン・グリップがあれば……」
(俺はバッテリーか!!!)
しばらく後――
俺たちは……
驚くべきことに
魔王軍第八幹部を弄んで……いや
討伐した
「おい待て」
「これ俺たちが倒したのか?」
「いや」
「正確にはアリエルのソロだな」
「……」
「爆裂魔法ほどではないですが……」
「かなりの威力でしたね」
「それよりカズキ」
「大丈夫ですか?」
「ん?」
「まあ……大丈夫な方だな」
「このクソ女神に殺されまくってるけど」
「まあ蘇るしな」
「……カズキは」
「傷つかないんですか?」
「ん?」
「別に……?」
「本気では傷つかないかな?」
「……違います」
(なんだ……この空気……)
「おい!!!」
「そういう空気にすんなよ!!!」
「この胸が深い……いや心が深い!!!とにかく祝福を!!!」




