第19話:19禁…!?⑲
王城付近――
「……どうだ、貴様」
「取引を受ける気になったか?」
「ちょっと待て」
「時間はあるが……あまり暇でもない」
「早くしろ」
「……あ、待て。インセンティブをやろう」
「必要な――」
ゴンッ!!
「ぐあっ!?」
「フフフ……」
「これは見えなかっただろう、悪魔」
「未来が見えるからといって、すべてが見えるわけではない」
「俺がそんな安い取引に乗るとでも思ったか?」
「ぐっ……」
「ハハハハ!!」
「悪魔って本当にいるんだな!!」
「この野郎……!!」
「……これ、どういう展開なんですか?」
「さあ……」
「とりあえず流しましょう」
悪魔討伐成功^^b
王城前――
「はぁ……ついに出世か……」
「魔王軍幹部9番と3番を中性化サッカーキックで倒した俺を、歓迎しに来たのか……?」
「……残念ながら違うな、カズキ」
「ん?」
「なぜそう思う?」
「カズキ……私たちは無罪ではなく、執行猶予だ」
「……そうなのか」
「変なこと言ったら馬車から捨てるぞ」
「すみません」
「で、結局なんで来たんだ?」
「当然だろ」
「私の家だ」
「家!?お前王族だろ!?」
「じゃあ王女って誰だよ?」
「さあな」
「まさか……王国の王女まで狙ってるのか?」
「……見損なうなよ、デリニス」
「いや、そのレベルのクズでは――」
「当然だろ!!!시발今すぐスリーサイズ測――」
「貴様ァァァ!!!!!」
「王国の王女でありルーンナイトである私を狙うとは……!!」
「だが騎士として民を守る私は……」
「そんな欲望には――」
「負けない!!」
「……いや、負ける!!」
「負けるぞ!!」
「かかってこい!!」
「おい落ち着け!!」
「なんでお前が暴走してるんだよ!!」
「私が王女だからだ」
「頭おかしいだろ……」
「デリニス……もう手遅れですね……」
「……」
「女神の私でも治療できないレベルだ……」
「重症すぎる……」
「貴様ァァァ!!!死刑だ!!!」
(場面転換)
「待て……」
「王族なだけでもおかしいのに……」
「王女?」
「なんで王女がドSMエンターテイメントなんだよ……」
「そろそろ到着です」
「準備してください」
「え、もう?」
「はい、降りてください」
巨大な門が、パーティを遮る。
「……城壁か?」
「……!!」
「まさか……」
「本当に城壁……?」
「これ崩れたらどうなるんだ……?」
(これ……俺が考えてる構造か……?)
「시발!!やめろ!!!15歳レーティングだぞ!!!」
「何言ってんだお前!!!」
――デリニス制圧中――
「ふぅ……」
「これで審査を縄跳びにする必要はなさそうだな……」
「……招待された方ですね?」
「え?あ、はい……?」
「……カズキ、なんで人が多いとヒキニートになるんですか?」
「うるせぇ高火力ロリ」
「なんですかそれ!?!?」
「なんで高火力でロリなんですか!!」
「私は成人で――」
(約10分間、高火力ロリの抗議が続いた)
「……こちらです」
「父上がお待ちです」
「デリニス、任せるぞ」
「任された」
「……大丈夫か?」
「……デリニス」
「いや――」
「アールニス・デリニス」
「はい、父上」
「デリニス!!!」
「待たせたな!!!」
(マジかよ……王まで狂ってる……!)
「我らは王族にして血――」
「……」
アリエルが王を睨む。
「……ふむ」
「礼儀は覚えているな?」
「はい」
「ならば選べ」
「自分にふさわしい相手を」
「フフフ……」
「父上……私には婚約者がいます」
「なにぃぃぃ!!!」
「わ、私に……孫が……!!?」
「ついに正気に戻ったか、デリニス!!!」
「なんで感動してんだよ!!!」
「どういう展開だこれ!!!」
「その者です」
「……」
「……」
「……は?」
「시발!!!なんで俺なんだよ!!!」
「……」
「信用に足るとは言い難いな」
ピキッ――
「……そうですか」
「カズキ」
「やめろバカ!!!」
「ならば――」
「私は冒険者ではなく」
「戦士として」
「貴様に決闘を申し込む」
「は?」
「いや待て」
「ちょっと待て」
「いやこれマジで――」
「ふざけんなああああああ!!!」




