第14話:終末怪獣ナイトメア⑭
「……」
「みんな、準備はいいか?」
「ミンゴニング……大丈夫……」
「ひぇえええ……」
「私はできる……」
「できる……」
「落ち着け」
「お前の爆裂魔法はあれも壊せないのか?」
「無理ですよ!!どうやって壊すんですか!!!」
「……これ普通は説得される流れじゃないか?」
「おーい!!」
「ルナ!!」
「そっちは準備できてるか!?」
「セリルもな!!」
「うん!!」
「デリニス?」
「なんでそんな真面目なんだ?」
「いつもと違うぞ……?」
「当然だ……私は騎士だ」
「お前ルーンナイトだろ」
「コホン……それも騎士だ」
「本当は言うつもりなかったが……」
「私の名はアールニス・デリニス」
「王族として、民と弱者を守るのが信念だ」
「……待て」
「お前、お嬢様だったのか!?」
「しかも王族!?」
「そうだ」
「普段はドS変態女だと思ってるだろうが……」
「それでも自己認識はちゃんとしてるな」
「貴様ァァァ!!!」
「うわあああ!!」
「口調まで王族になってんじゃねぇよ!!」
「……ともかく」
「準備はできた」
「よし」
「全員構えろ!!」
「来るぞ!!」
ナイトメアが高速で突進してくる。
「来た!!」
「ルナ!!!」
「エクリプス……ハイ・ブレイク……スペル!!」
「ぐっ……!!」
「うああああああ!!!」
「!!」
「結界が壊れた!!」
「今だ!!」
「深淵より現れよ」
「我が魂を燃やし」
「破滅の淵にて」
「魂の一部を消滅させる」
「全てを崩壊させよ」
「集え!!放て!!」
「破壊せよ!!絶滅せよ!!」
「爆ぜろ!!!」
「破壊せよ!!!」
「破滅に還れ!!!」
「エクスプロージョン!!!」
「魂を焼き尽くせ!!!」
「ディフォメーション!!!」
セリルとミンゴニングの魔法が同時に放たれる。
ドォォォォン!!!
「ひぇえええ……」
「やっぱりリッチは格が違いますね……」
「……止まったか?」
「いや、まだだ」
「まだだと!?」
「そうだ」
「直感がそう言っている」
「私が前に出る」
「待て」
「……?」
「お前ルーンナイトだろ?」
「……そうだが?」
「ドレイン・グリップ」
「ひぇえええええ!!!」
「何してるんだ!!!」
「魔力があればルーンが開くんじゃないのか?」
「……どこでその設定見たか知らないが」
「ある程度は正しい」
「俺の魔力をやる」
「ルーンを解放してみろ」
「もしかしたらな」
「……分かった」
「任せろ!!!」
「ひぇえええええ!!!」
「……あいつ本当に王族か?」
「来い!!!」
「リジェネンス!!!」
「リジェネンス!!!!」
「시발……」
「マジかよ……」
「今名前考えただろ……」
「なんでそんな強いんだよ!!!」
「ははははは!!!」
「これが……」
「高揚感……!!!」
「戦士の……感覚だ!!!」
「カズキ!!!」
「もう私は足手まといじゃない!!!」
(分かってるじゃねぇか……)
「……終わったのか?」
「よかった……」
「この戦いが終わったら」
「村に帰って、あの子に告白するんだ……!!」
「시발!!!」
「なんでその死亡フラグ言うんだよ!!!!」
その瞬間――
ナイトメアが赤く染まり始める。
「……熱?」
「自爆か!?」
「デリニス!!!避けろ!!!」
「心配するな」
「……?」
「いつの間に来たんだよ?」
「さっき“盾として信念を貫く”とか言ってたよな?」
「盾ってそんな柔らかかったか?」
「コホン……」
「まずは生き残るのが先だ」
「守るのはその後だ」
「それは正しいな……」
「カズキ!!!」
「ミンゴニング?」
「セリル!?」
「ルナも!?」
「どうするの!?」
「方法はないの!?」
「いつも無駄に回る頭、使いなさいよ!!!」
(この野郎……!!)
「……待て」
「自爆……」
「高火力……」
「高火力……?」
「ロリ……?」
「ミンゴニング……?」
「……それだ」
「ひぇえええ……」
「カズキ……何する気ですか……?」
ガシッ!!
「ドレイン・グリップ」
「ひぇえええ!!!」
「何してるんですか!!?」
「この状況でセクハラですか!?」
「本気ですか!?」
「15禁とか言ってたのに何してるんですか!!!」
「よく見ろ」
「高火力ロリ」
「!!!」
「魔力が……増えてる……!!」
「でもカズキの魔力そんな高くないはず……」
「安心しろ」
「今は補助バッテリーがある」
「え?」
「うああああああ!!!」
「嫌だ!!!」
「女神にセクハラ!!!」
「しかも魔力吸うとか!!!」
「屈辱だああああ!!!」
「……なるほど」
「そういうことですか」
「悪くないですね」
「よし」
「1日に2回爆裂魔法使うの初めてだろ?」
「そうです!!!」
「深淵に沈みし我が魂を――」
「対価は三つ、消滅は一つ――」
「撃て!!エクスプロージョン!!!」
「ちょっと待て!!!시발それパクリだろ!!!」
「そのパクリ女を止めろ!!!」




