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要支援1 夫の支援日記 次話2  作者: 瑞雲


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1/1

要支援とは・・

 要支援1の夫・秋生の出来る事・・細かくて、根を詰める作業は苦手です。整理整頓も探し物も、全然出来ません。でもちょっとした、力仕事は出来るかも知れません。自分の仕事と認識して居るのでしょうか。助け合う家族の物語です。愛は人を、分かって上げる事・・乗り越える事でしょうか。

 12月〇日 

 「ペンキの缶、開いたぞ・・」「えっ!ありがたい!ありがとう・・。どうやって?何を使って?」「ペンチとドライバーで」「凄い!見たかったよ!助かりました。ペンキ・・缶に丁度半分残っている。しっかり締まって居たから、乾燥しないで残って居たんよね。良かった・・。暖かい日に、ペンキ塗りするね」「お父さんも塗って下さいよ!」それにしても、力があったものです。どの様にして明けたのか、見て置きたかった。本当は、力あるんでしょ!言うかも知れません。その数日前には、自営業の息子の看板を取り外して貰いました。会社と仕事を引き受けて貰う会社と息子(三者)は、何度も話し合いました。そして、今迄頑張ったから・・少し休養が必要なのではと言う事になりました。「病気ならば、治して上げたい。親が生きて居る内で、良かった!お父さんと私・・もう一仕事在るんですよ」要支援1の夫・・時々呆けて居るけれど親は親です。息子を何かと労わって居ます。その看板と云うのは・・縦30センチ・横50センチ・ステンレス製の看板でした。ホームセンターで注文した品です。20年前になりますかね・・玄関前ラティスに、接着剤で付けて居ました。私達三人で付けましたが、偉く強くて取れませんでした。その看板を、夫・秋生が取り外して呉れました。「凄い!どうやって?何を使って?息子より力あるん?」息子・冬彦は黙って、その看板を書棚に終いました。20年間の思いを込めた事でしょう。「さぁ・・それではペンキ塗りです。明日、暖かそうですよ。皆でペンキ塗りしましょう。お父さん・・」「そんなに急がんでもいいよ!」夫・秋生が言うんです。「お正月が来るのに、真奈ちゃん達帰って来るのに・・歓迎の気持ちは、ないんですか?」「冬彦は・・?」インターネットで忙しいという。

 ペンキ塗りとか・障子張りとか・芝張り・芝刈りとかは・・家のイベントとして、家族総出で手伝って頂きたいものです。私の理想ですね。子供達には、必ず思い出に残ると思うんですよね・・。我が家は、今迄イベント的にして居なかったなと思います。夕食は寿司など取り寄せて、皆を労うべきでした。それをしなかった。簡単に出来るカレーなど作って、私一人疲れた~浮かない顔をして居たかも知れません。反省ですね。気持ちにも財布にも、余裕がありませんでした。それらが、今日に繋がって居るんでしょう。

 12月〇日

「私、一人でもペンキ塗りします!薄めないで、そのまま使うタイプでしたよ」先ず、ラティスのパーツをプラスのドライバーで外して・・新聞紙の上で塗ります。コンクリートの上に、ポタポタペンキが落ちると・・素人の仕事と分かりますね。ラティスは組み立て式になって居ますから、パーツを外すと・・作業は割に簡単です。その時、夫・秋生出て来て・・立て掛けて居たラティスを持って呉れました。べらべら何か言って居ました。夫の事を気にして上げる暇はありませんでした。顔を見ると、作業が遅れるんです。この後は夕飯の支度ですからね・・。「ペンキ塗り上手に出来ましたよ。早く塗れば良かった!手入れして居ると・・壊されていないかも知れんね」壊れかけた器物は、仲間の仕事を作る為に、陰で壊して上げる!この度の事で、この辺りにはそんな風習あるような気がして居ます。ラティス工事など小さな仕事です。情けない考え方です。それとも、小さな工事にかこつけて・・あれもこれもと、家に入り込むんでしょうか?嫌いな考え方です!人の後先の行動を見れば・・関係した人が分かります。私は黙って様子を見て居るだけです。

 ペンキ塗りは、殊の外上手に出来ました。塗り斑などありません。ペンキ屋さんに弟子入り出来そうに、上手く出来て居ます。土に埋めてある支柱の処は、腐食が速いから2度塗りしました。支柱は、スイトピーや朝顔の支えになります。必要なんです。その折でしたか、夫・秋生は家に入りました。結局何一つ、手伝う事は無かったです。残念!期待する方が愚かでしたね。「寒いから、温くしてしんさいよ」「は~い、ありがとう」

 塗り終わったラティスを、元あった処に置きました。半乾きでも、その内乾きますから良いんです。花壇の後ろに板を敷いて、鉢植えの花を並べて居ます。その後ろに、給湯器等の目隠しの為にラティスを置いて居るんです。僅か20センチの間に、鉢が置けるんです。北の採光です。夏には、柔らかな光を受けて花達が喜んで居ます。この方法とても気に入って居ます。植物愛好家の気持ちです。ラティスが壊された時、私が思い付きましたよ。

 さぁ!帰りましょう。今度は夕飯を作ります・・。さぁさぁ、よいしょ!どっこいしょ!ラティスは元通りに置きました!よいしょ!あれれ・・!ごろん・・!私、僅か70センチの花壇から、転んでしまいました。丸くなって落ちたから、背中から腰の辺りを打ちました。直ぐに起き上がる事が出来ました。ペンキの缶も、すぐに立て直しました。こぼれる事は無かったです。良かった!でも痛い!腰を打撲してしまいました。

                                     続く

 




 

 連載と云う企画に挑戦しました。如何なんでしょうか?良いのでしょうか?

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