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254 ダンジョン構築 ②

神社に到着するとそこには学園に設置してあるのと同じ装置が準備され正常に稼働していた。

そして現在この周辺に目立った変化は無く、家にもアズサ達の姿は確認できない。

どうやら皆もダンジョンアタックの真最中の様だ。

恐らくはアイコさんも一緒なのだからそんなに奥まで入っていないだろう。

俺は操作盤を弄っている男性の許に行って後ろから声を掛けた。


「こんばんは。こちらの状況を教えてください。」

「ああ、君がハルヤ君だね。クオナやハクレイから色々と聞いているよ。」


一体どんな事を聞いているかはあえて聞かない事にしておこう。

男性は穏やかな表情を受けべてこちらに振り向くと俺を見て首を傾げた。


「君はまだ人間?なのかな?」

「そのつもりですが何か?」


何やら邪神に続いてこの人まで俺を人外扱いしてくる。

俺としては足先から頭の天辺までを含めて人間のつもりだけど彼らには俺がミミックやUMAにでも見えているんだろうか?


「いや、気にしなくても良い。最初は誰でもある事なんだ。」

「そうですか。」


これが異世界流の挨拶か冗句という奴なのだろうか。

この世界でも知っていれば十分に笑う事が出来そうだけど、今はそんな事よりも本題に入ろう。


「それでアナタがここの担当者で構いませんか?」

「そうだね。私はクオナの夫でハクレイの父親の7967583・・・・・でナクロというんだ。略称だから気楽に呼び捨てにしてくれ。」

「はい。」


それにしても今が夜だからという訳でもないだろうけど、いつ聞いても眠気を誘う自己紹介だ。

俺は状態異常無効化を持っているというのにそれを突破して来ているので普通の人だと完全に寝落ちするんじゃないだろうか。


「それで皆は中ですか?」

「家族の所はスルーするんだね。」

「名乗りの所で頭がフリーズしてました。ワァ~初めて会えて感激です。」


そういえばそんな事を最初に言っていたような気がする。

名前がその何十倍も長いので完全に忘れていたけど、こうして見ると穏やかでとても良さそうなお父さんだ。


「聞いていた通りだね。それよりも君の思っている通り彼らには中に入ってダンジョンの鎮静化に当たってもらっている。こちらで把握している限りではもうじき出て来ると思うよ。」


そう言っている内にも鳥居型のゲートを潜って皆がダンジョンから出て来た。

さっきクオナは言っていなかったけど入った人間の追跡まで可能にしている様だ。

以前は死体を回収するためにダンジョン中を歩き回ったけど、これなら死んだとしても回収は難しくないだろう。

まあ、死なないのが一番なんだけど、場合によっては再びそっち関係の仕事も舞い込みそうだ。


「お帰り皆。」

「ただいま。」

「ただいま、お兄ちゃん。」

「再会のハグです。ギュ~~~!」

「はいはい。」


それぞれに無事な再会を喜び合い、俺はユウナを抱きしめ返した。

するとアズサやアケミも負けじと抱き着いて来たので同じように抱きしめ返してやる。

今回は誰も死なずにこうして無事に戻って来てくれた。

それだけで俺としては他に望む物がない程に嬉しい事だ。


「君が邪神の気を引いてくれていたからね。ここを含めて他の2カ所に関して異常は無かったよ。」

「そうですか。それと、これはここから移動は出来ますか?」

「システムが完全に安定すればね。何処か希望でもあるのかい?」

「ここに在ったら参拝の邪魔ですから。」


ダンジョンが設置されているのは境内のド真中なので目立つし邪魔になっている。

裏手に山があるので出来ればそこへと移動してもらいたい。


「伐採とか整地は俺がするので裏手に移動してくれますか。」

「それなら明日の朝にでも移動させておくよ。」

「そうしてくれると助かります。」

(そうなるとちょっと裏に行って木を切って来るか。)

「皆は帰って休んでいてくれ。俺はもう一仕事してくるから。」

「私も手伝うよ。」

「私も。」

「私もです。」


するとアズサ達も手伝うと言ってくれたので俺は頷いて了承すると裏へと周って行った。

そして目的の場所に到着するとそこには今も森に面していて季節柄なのか濃い若葉の匂いが広がっている。

しかし何か別の・・・気配と言えるようなものも同時に感じる事が出来た。

それに、この気配は以前に何度か感じた事があり、見えず聞こえないけどそこには確かな存在感がある。

俺はスマホを取り出すと彼らに応援を頼む事にした。


「こんな遅い時間に何だ!」

「ダイチ。お前等の力が必要だ。深夜手当で給料ははずむからちょっと来てくれないか?」

「明日じゃダメなのか?」

「急いでるんだ。それに報酬があればシュリに可愛い服を買ってやれるぞ。」

「すぐに行く!」


コイツはチョロくて仕事を頼む時には楽で良い。

俺でも同じ状況なら似たような返事を返すだろうけど、ダイチ達の家も裕福とは言えないので学費を稼ぐのも苦労しているそうだ。

だから、いつも似た様な服を着ている同士でもあり、理由は違うんだけど妹大事なアイツが動かないはずが無い。


そして、しばらく待って居ると車に乗って2人が姿を現した。

料金はこちらで払い、一緒に神社へと上がってもらう。

すると最初は眠たそうだったシュリの目がパチリと開き足早に駆け出して行った。


「ここはとても精霊が元気な所ですね!それに、そこかしこに強い精霊が宿っています!」


そう言ってシュリは境内を駆け回っては途中で足を止めたり1人でクルクルと回りながら何かと戯れている。

きっと親和性の強いシュリの許へと多くの精霊が集まっているのだろう。


「それで、俺達を呼んだ理由は何だ?」

「敷地を広げる為に木を伐りたいんだ。でもこの状況だと切った時に精霊が怒るかもしれないだろ。」

「それも知り合いに聞いたのか?」

「色々と教えてもらったよ。だからお前等ならどうにか出来ると思ったんだ。出来れば穏便に片付けたい。」


地域や場所によっては山の神を沈める為に祭事を執り行う場合もあるそうだ。

シュリはそれを直接解決してくれるので場所によっては得難い存在だろう。


「分かりました。お任せください。」


そう言って俺が範囲を指定している場所を歩き、その場を住処にしている精霊たちへと声を掛けて回る。

そして1時間ほどで終了すると森から出てきて俺の傍までやって来た。


「ここの精霊たちはとても素直で良い子達でしたよ。この山はここのおかげでとても住みやすいのでハルヤさん達にお礼を言っていました。」

「そうか。作ったのは俺じゃないけど関係者だからな。」

「そうみたいですね。聞いてちょっと驚きました。」


どうやらお喋りな精霊から色々聞いたみたいだ。

それに子供の足では広いと言える範囲を見てもらったので給料は弾んでおこう。


「それじゃあこれが今回の仕事分だ。また仕事を頼む時があるかもしれないからその時は頼んだぞ。」

「ああ、ってこの封筒、滅茶苦茶ぶ厚いぞ!」

「深夜手当だ。あんまり無駄遣いするなよ。」

「まあ、こっちとしては助かるから良いけどな。」


今回の報酬には100万円程の金額を払っているけど、やってもらった事を考えるとそんなに高い金額ではない。

以前に山で精霊の怒りをかった事件があり、山津波が起きてかなりの被害を出した記憶がある。

俺がやった事では無いけど、その精霊を鎮静化させるためにウシュラとシアヌが頑張ってくれた。

怒った精霊はなかなか静まってくれなくて2人もかなり苦労したようだ。

それに比べればこの程度の出費くらいは安いと言えるだろう。


「それと2人に仕事が行くように各機関に話を通してもらっとくから、その時も無理のない範囲で頼むな。」

「ああ。それは良いけどお前って本当に何者なんだ?」

「ただのダークヒーローだよ。」

「何だそれは。ハハハハハ!」

「フフフ。」


そして2人は家へと帰って行ったけど明日は休みなので昼にでも起きて買い物に行くだろう。

きっと来週の初めには綺麗な服を着たシュリの姿が見られるはずだ。

ダイチの方は・・・俺と似ている時点で望み薄かもしれないけどシュリが居れば大丈夫だろう。


そして少し時間は掛かったけど作業を開始する。

俺が木を切るとその枝をアケミとユウナが落としながら乾燥させ、アズサが大工のスキルを使って木材へと素早く加工して行く。

その流れ作業は以前にも、と言うか前世でやっていた作業とまったく変わらない。

記憶は無くても魂に刻まれたスキルと記憶以外の何かがそうさせているのかも知れない。


「後はこれも解体するか。」

「これって小屋だよね。」


ココにも昔にはなるけど俺達が寝泊まりしていた小屋が残っている。

ただ、大きさ的には15メートル四方で平屋の一軒屋と言ったところだ。


「これを作り直してログハウスにする。良い木材も手に入ったから材料も足りるだろう。」


強い精霊が宿っていた木はスキルとの相性も良いのでミズメなら数時間で完成させるだろう。

でもアズサには無理かもしれないので俺も少し手伝うつもりだ。


「私達で作れるかな?」

「自分のスキルを信じろ。まずは取り壊しからだな。」

「うん。」


それにこれを普通に解体できるのは俺達だけなので、まずはスキルで掛けた強化を解除してやる。

これが掛かっているとアズサには解体が出来ないだろう。


「それとこれを使うと良いよ。」

「これは・・簪?なんだか懐かしい気がする。」

「これには加護が宿っていて装備者のスキル効果を高めてくれる。そろそろ髪も伸びて来たから渡そうと思ってたんだ。」

「うん。それならハルヤが着けてくれる。」

「良いよ。」


俺は後ろを向いたアズサの髪を手に取ると慣れた手つきで纏めて簪を指してやる。

昔はこうやって皆の髪を纏めるのも俺の楽しみだった。


「ありがとうハルヤ。」


そう言ってアズサは振り向くと俺の胸に抱き着いて顔を埋めて来る。

こんなに喜んでくれるならこれから何度でも髪くらいなら纏めてやるのにな。


「本当にありがとう。昔も今も私の傍に居てくれて。」

「当たり前だろ。お前の傍が俺の居場所なんだから。」

「うん。これからもよろしくね。」

「ああ。」


しかし互いに誓い合う俺達の横に頬を膨らませたアケミとユウナが現れた。

その視線がアズサが使っている簪に向いているので言いたい事は十分に理解できる。


「アケミとユウナもおいで。ちゃんと2人の分も持ってるから。」

「やったー!」

「それではお願いします。」


そう言って2人も背中を向けると俺は素早く髪を纏めて行く。

今の3人は同じように髪を伸ばしていて癖も無いのでとても巻きやすい。

以前までアケミは髪を肩位までしか伸ばしてなかったけど今は肩甲骨まではある。


「よし終わったぞ。」

「うん。ありがとうお兄ちゃん。改めてこれからもよろしくね。」

「私もありがとうございます。指輪はまだですけど家族としての証が貰えて嬉しいです。」


そう言えばペアリングは邪神との戦いの際に壊れて無くなってしまった。

誕生日も変わってしまったので時期が来たら買いに行かないといけない。

それにしても髪を上げただけなのに少し大人っぽくなった気がする。

以前よりも表情が穏やかになったと言うか纏う気配さえも変わってしまっているようだ。

女性は化粧で化けると言うけど、こんな単純な事でも変化があるのだろうか。


「それならまずは解体からしようか。」

「そうだね。少し待ってて。」


そう言って建物に向かて行ったアズサはまるで解体の順番を知っているかの様に釘を抜き、屋根を外して壁や床板を取り除いていく。

それは俺が以前に見たミズメの作業よりも早く正確で手伝わなくても瞬く間に家が消えてしまった。


「それじゃあ地面を整地したら始めようか。下水はユウナがお願いね。ここにトイレとお風呂の配水管があるから。」

「任せてください。」

「アケミは私が罫書いた線の通りに木材を加工して。」

「まっかせて!」

「ハルヤは新しい釘とか持ってるでしょ。それを頂戴。」

「分かった。」


でも何で俺が釘を持ってる事を知ってるのだろうか?

確かに以前の残りがたくさん有るけど一度も見せた事が無い筈なのに。

ただ、持っているのは木を削って作った釘だ。

覚醒者としての能力と大工のスキルがあれば鉄の釘以上の強度がある。

それに固定化や俺のクラフトのスキルで強化すれば数百年経っても壊れる事は無い。

それは既に厳島の神社と旅館が証明してくれている。


そして朝日が昇り始める頃になると全ての作業が終了し、そこには3階建ての立派なログハウスが完成した。

水道も上手く分岐させてあるのでトイレ、浴室、シャワー室なども作ってある。

電気が無いのでクオナが伝えた技術を参考にしてライトも取り付けた。

一応はエアコンなどを後で取り付けられるように壁には配管用の穴も開けてあるけど何か注文があれば話が来るだろう。

そして、ここは寝泊まりする所ではなく、ここに設置されたダンジョンを管理するための事務所に使ってもらう。

だからデザインは役所に近くしてあるけど、この短時間で良くここまで作れたものだとスキルの凄さを実感する。


「後はナクロにここの事を伝えておけば良いかな。」

「そうだね。あ、噂をすれば来たみたいだよ。」

「やあ、何かやってると思ったら一晩で立派な家が建ったね。」

「ちょっとヤリ過ぎた感はありますけどね。ここに滞在する人に使ってもらってください。」

「助かるよ。私もしばらくはここで管理をしないといけないから屋根のある所が出来て嬉しいよ。政府からも人が来るだろうからその人たちにも使ってもらうね。」


ナクロの事は別にして国から人が来る事は分かっていた。

その為に作った物なので自由にしてもらって構わない。


「それとダンジョンは移動可能になりましたか?」

「ああ、そこに出せば良いのかな?」

「はい。中央へ置いてください。」

「了解だよ。・・・これで良いかな。」


ナクロさんは空間収納していた鳥居とストーンサークルを設置すると再びダンジョンを開いて見せた。

どうやら開け閉めまでも自由に行えるようなので、これは防犯の面でも便利そうだ。


「ダンジョン自体が消えた訳じゃないけど一時的に閉じる事は出来るんだ。これで後は周りにドームでも作れば良いかな。」

「それなら俺達でやりますよ。ここはアケミとユウナに任せた方が良いかな。」

「それなら超~頑丈なのを作りますよ。」

「お姉ちゃんも手伝ってください。」

「分かったわ。」


そしてアズサによって強化されたアケミとユウナは純白のドームを作り上げた。

入り口は1つだけで、中には半径5メートル程の空間が広がっている。

一応俺のスキルで更に強化しておいたので簡単には壊れないだろう。


「実験しておくか。」


俺は剣を取り出すと白い壁に向けて全力で振り切った。

すると『キン!』という甲高い音を出したかと思うと傷すら付かずに剣の方が折れてしまった。

これはゴ〇ラモドキが第2の脳を守るために使っていた防核よりも硬いだろう。


「これなら大丈夫そうだな。」

「確かに神クラスでもなかなか壊せそうにないね。後は灯りだけどそれはこちらで対処するよ。」


そう言ってナクロが手をかざすと壁が光り始め内部を照らしていくので、きっとナノマシンに指示を出して発光させているのだろう。

これなら工事の必要性は無さそうだ。


「ゲートはこちらで遠隔操作も出来るから家に入れておくとして扉はこちらで手配しておくよ。色々と先駆けて作ってくれてありがとう。こちらとしてもとっても助かったよ。」

「いえ、今回の俺は何もしてませんよ。報酬が出たら3人に振り込んでください。」


一応無償で作ったつもりだけど出た場合は振込先はアズサ達だけにしておく。


「そうだね。こちらから政府に報告するついでに話はしてみよう。その場合は事前に詳細は送っておくよ。」


もし報酬が出ればアケミとユウナはあまりお金を持っていないので少しは良いお小遣いになるだろう。

何をするにしてもお金の掛かる時代だからあって困る事はない。


「それでは、よろしくお願いします。」


俺達はそれぞれに軽い挨拶を済ませると家に向かって飛び立って行った。



その後、残っていたナクロはと言うと・・・。


『キン!』

「やっぱり私でも傷は付かないか。これでも世界によっては神と呼ばれてるんだけどな。」


そう言って剣を収めると家の中へと入って行った。

そして新築から漂う木の匂いを胸に吸い込んで笑顔を浮かべる。


「ヒャッホウ!新しい家だよ。しばらくここでのんびり過ごせそうだ。最近は忙しかったから疲れてたし、せっかく体も作ったからね。これは楽しまないと損だよ!」


しかし、そう言ってはしゃいでいると端末から呼び出し音が響き渡った。

その途端に表情を引き締めキリリとした顔に戻る。

どうやら電話の際に行動が付随してしまうのは何処の世界でも変わらない様だ。


「はい、こちらナクロです。」

「ア・ナ・タ。遊んでないで仕事があるでしょ。」

「・・・はい。」


しかしナクロの思惑は既に妻であるクオナには御見通しだったらしい。

せっかくの骨休めも数秒で終わりを迎えた。


「それと・・・。」

「なんだい?」

「この世界には良い温泉があるのよ。その・・仕事が落ち着いたら一緒に入りに行きましょ。」

「・・・ああ!もちろんだよマイハニー。」

「そ、それだけよ。仕事頑張ってね。ア・ナ・タ。」

「ハハ~!」


そんな家族の会話を終えるとナクロはウキウキ気分で仕事を再開した。

各ダンジョンの前に設置する予定になっている転移ゲートを取り付け、環境調整器エアコンを取り付けたり、各種通信機や機材などを設置しておく。


「これで終了かな。後は仮眠室を作って終わりだね。」

「頑張ってるみたいね。」


すると扉を開けてクオナが姿を現した。

その突然の登場にナクロも驚いてそちらへと視線を向け声を掛ける。


「どうしたんだい?」

「その、体を作ったのって数千年ぶりだからご褒美をあげようと思って。」


そう言っているクオナは今までとは違いまるで恥じらう乙女の様だ。

それを見てナクロは微笑むと歩み寄ってその肩を優しく抱き寄せゆっくりと進み始める。


「それは光栄だね。良ければ俺がここを案内するよ。」

「ええ、お願いするわ。」


そう言いながらも2人が仮眠室に入って出て来るのはしばらく後の事だった。

その時には互いに満足そうな表情を浮かべ、嬉しそうに笑い合っている。

そして愛を確かめ合った2人は互いにキスをして別れると自らの仕事に戻って行くのだった。

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