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ハレーション  作者: caroline
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ダンサー

僕達の官能的なダンスは世界を麻痺させる。

誰にも真似出来ないパフォーマンス。


ダンスフロアには君と僕の二人きり。

ミラーボールは僕達だけの為に回り、照らしてくれるよ。


まるで、映画の主役にでもなったみたいなエネルギーで踊り狂う僕達を、一体誰が止められるというのだろう。


感覚が鈍った思考回路では、何を考えたって無駄なだけ。


そんな時は、心の音に身を任せて身体を揺らす。

ただそれだけで、自分の存在を確認する事が出来る。


生きてる意味なんていらない。

そんなものは、はなからないんだよ。


それに気付いた時、僕は誰よりも強くなれる。


そうなってしまえば、もはやダンスフロアもミラーボールも不要になる。

僕と君さえいればいい。


答えはシンプル。

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