第四話「生態」
ある時、ストレンジャーの生態を調べた学者が居た。
学者は最初に、ストレンジャーの生殖方法について調べた。
学者「ストレンジャー、君たちは一体、どうやって子孫を増やすんだい?」
ストレンジャー「…///」
学者「?」
と、このように質問をしても、照れるだけで答えてくれないのだ。
その為、当初の予定通り実験して調べる事にした。
手順1
まず、ストレンジャー二匹を同じ個室に入れて1ヶ月観察を続ける(そもそもストレンジャーに性別があるのかどうかも定かではない)。部屋は蛍光壁(とある科学者が発明した、電力を使わずに光る壁)で六面を覆っている。夜になれば蛍光壁は光を失うように出来ているので、昼夜の区別も可能だ。
そして、実はステルス迷彩をかけたカメラを二ヶ所に設置しており、ストレンジャーから見れば誰にも見られない空間かもしれないが、学者からは手に取るように丸見えというわけだ。
手順2
後は生殖方法を撮影するのみ。ちなみに食料に関しては全く問題無い。ストレンジャーは体内に莫大な量の食料を保存してあるからだ。
この手順で、学者は観察を始めた。
・一日目
新しい環境に戸惑ったのか、二匹ともおろおろと落ち着かない様子だった。
会話らしい会話も交わさず、細々と食事をして一日を終えた。
・二日目
実験の趣旨とは全く関係無いことを発見した。
ストレンジャーの色が青とは限らない事だ。
今まではストレンジャーと言えば青と言うのが常識だったが、それは違ったらしい。
なんと、学者が起床して早速画面を覗いてみると、二匹のうち一匹がピンク色に染まっていたのだ。
理由はわからない。これも是非後日研究しようと学者は考えた。
・三日目
変化が起こった。
一方のストレンジャーが少年に、もう一方が少女に変身して会話をしていたのだ。
残念ながら生殖活動には至らなかったが。
・四日目
【自主規制】
・五日目
すぐに少女に変身した方のストレンジャーが身籠り、なんと翌日に出産した。
その間、少年ストレンジャーは元のスライム状に戻っていたが、少女ストレンジャーは人間体のままだった。
出産した子どもは、一瞬は人間の赤ん坊の格好をしていたが、すぐに青いスライムになった。
実験は終了だ。
学者は二匹のストレンジャーを部屋から出して考察をした。
【考察】
ストレンジャーに雌雄の区別はない。
ストレンジャーはカタツムリのように、他の個体に出会うとどちらか一方が雄に、一方が雌に変身し、その姿のまま生殖活動に及ぶ。
妊娠後、雄になった個体はその姿を解く事が出来るが、雌は妊娠するとその姿を出産まで解くことが出来ない。




