第二話「ミサイル」
おほほ
少年「遅刻だあああああああああああ」
母「あんたパジャマのまま行く気か!?」
少年「あああああああああああ着替えてなかったえああああああああ」
ドタバタと朝っぱらから忙しい家庭にも、「そいつ」はいるものである。
“ストレンジャー”は、どこにだっているのだ。
ストレンジャー「今、8時少し前」
少年「あああああああああ朝の会始まるうううええええあああああああああ!!!!」
ストレンジャー「どうするの」
少年「ほらあれ、あれあれあれあれあれだよあれ!!!あれになれ!!!」
ストレンジャー「指事語じゃわからない」
少年「“めっちゃ速く空を飛ぶあれ”になれ!!!」
ストレンジャー「物を頼む時の態度」
少年「注文がうっさいスライムだなあもおおおおおおお!!!わーったわーった!!!“めっちゃ速く空を飛ぶあれ”になってくださいお願いしますえああああああああ!!!」
このストレンジャーは、今は少年と同じくらいの年の少女のような見た目だ。
ストレンジャーも生き物である上に知能も高いので、それぞれ個性がある。
このストレンジャーは少々世話好きなようだ。
***
場面変わって、空。
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン
少年「ウワーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!??!?」
少年は、“めっちゃ速く空を飛ぶあれ”に乗って、めっちゃ速く空を飛んでいた。
少年「おい止まれ止まれ止まれ止まれバカなんなんだよこの速さはあああああああああ!?!?」
ストレンジャーは顔だけ人型に戻し答えた。
ストレンジャー「あなたが注文した」
少年「いやいやいやいやそうだけどもそうだけどもそうだけども!!!だからって!!!」
下を見る。家々が、人々が猛烈な勢いで後方へ遠ざかっていく。
まるで人がゴミのようだ。
少年「だからって“ミサイル”なんかに変身するやつがあるかバカああああああああああああああああああ!!!」
ストレンジャー「北朝鮮人に喜ばれる」
少年「ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーこいつやってくれた!!!最高の失言やってくれた!!!今のセリフで日朝関係更に悪化したらどうしてくれる!!!国際問題だぞ!!!この小説が消されるだけじゃすまないぞああああああああああああああああああ!!!」
ストレンジャー「下を見て」
少年「もう見たくないわバカ!!!」
ストレンジャー「校舎が見える」
少年「へ?」
次の瞬間。
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
***
後日、新聞の見出しには「○市の中学校にミサイル落下 北朝鮮のものか」の見出しが踊った。
消されても文句言えねえ




