07 気配
つけられてるな……。
今は第1のクリスタルがある場所、
<幻想の砂漠>の最奥に向かう道中。
地面は一面青黒い砂で覆われ、ポツリポツリとねじまがった黒い木が立っている。
木のせいで視界は決して良くない。
だが、これも暗殺者の能力のひとつなのか、
俺のことをつけてる奴の気配を感じ取れる。
1人。大体15メートル後方。獣じゃなさそうだ。
「どうすっかな……」
戦って負けることは無いと思う。
ギルドマスターの話を聞いたからか、
<暗殺者>専用の装備をもらって着けているからか、
負ける気はしない。
無視してもいいんだが、問題がひとつ。
「上からもなんか来る……」
空中、約50メートル後ろから大きな気配が3。
このままだと、尾行してるやつが
死ぬ。
「魔界と現世を繋ぐ4つのクリスタル。
その付近に生息してるモンスターは
相当凶悪ってギルドマスター言ってたもんなあ……」
気分悪いし、死なないようにだけはしよう。
後ろを振り返って声をかける。
「おい! あんた……っ!?」
気配が遠ざかった。
下がっちゃだめだ。
「馬鹿が…………!」
走れ。急げ。急げ。
誰かが俺のせいで死ぬのは
もう嫌だ。
こんにちは
小夜寝草多と申します。
冒険に出発です。
最初のクリスタルは<幻想の砂漠>にある。
クリスタル集めなんて、
勇太はもどかしいでしょうね……。
気配ってどんな感じなんでしょう。
感じてみたいようなやめときたいような。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。




