表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/57

第2章 10

 最近のシフトが茉子ちゃんのいる時ばかりだったから、一人で帰るのは久し振りだ。ついこの間まで当たり前だった一人の帰り道がひどく味気ないものに思える。いつも茉子ちゃんは俺一人では見付けられない面白いモノを見付け、教えてくれていることが分かった。昨日横目で見たビルのガラス窓の前に来ると、泣きそうな俺が一人で立っていた。

 スマホの画面に茉子ちゃんの連絡先を呼び出してからかれこれ五分は経っている。思い切って「通話」をタッチし、コール音を数える。六回きっかり数えたところで、茉子ちゃんの声に切り替わった。

「「もしもし」」

言った言葉が重なり、ふふふ…と笑っているのが分かった。取りあえず元気そうで安心する。

「どうしたの? …まさか今日問題起こった?」

「電話連絡が来る=問題発生」と考えるのは流石はアルバイトリーダーか。声だけで青ざめているのが分かる。

「いや、店は俺がいる時間は滞りなく営業してたよ、ゴールデンウィーク中で人がいつもより多くて朝比奈が目を白黒させてたくらい」

「忍くん…(笑)」

「忍と言えば、今度の懇親会の司会進行、朝比奈にやらせようと思ってるんだけどどうかな?」

「あーいいんじゃないの、ちょっと真面目過ぎるから開花させようよ」

開花か、何やらせれば面白くなるか俺はすぐに思いついたが、当日までのお楽しみにしよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ