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第1章 15

 忍くんが音頭をとって会が進行する。大庭が「私が司会です」と書かれたたすきと、キラキラの蝶ネクタイを着けさせたから、かなり滑稽な姿になっている。

「えーそれでは、乾杯の発声を、アルバイトリーダーの茉子さんにお願いしたいと思います、茉子さん宜しくお願いします!」

完全に油断していたから、焦って立ち上がる。その拍子にグラスを倒してしまった。

「あぁっ。何やってるの、もーう」

大庭がすぐに店員さんに雑巾を頼む。箸が沈没してしまったが、それは後で持って来て貰おう。何となく視線を感じ、顔を上げると、百合と目が合った。指をくるくると回し、「巻いて下さい」と口パクして来た。

 片付け終え、気を取り直して乾杯の挨拶をし、会が始まった。箸を貰おうと店員さんを呼ぶ。

「箸浸けちゃったので新しいのを…ってあれ?」

親しんだ雰囲気を感じ、店員さんの顔を見ると、蒼だった。

「かしこまりました。一膳で宜しいですか」

蒼は何も言わず、にっこりしてそう言う。

「じゃあ、もう二、三膳欲しい」

蒼は途中で大庭に何か耳打ちをし、バックヤードへ消えていった。そう言えば二人は同じ学部だから、知り合いなのかも知れない。

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