表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が政治家になって、改革してやる  作者: 美空


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/29

研修

今日は研修の日だった。


私は電車に乗りながら、毎回同じことを思う。


(どうして研修は自費なんだろう)


幼稚園の先生は、定期的に研修を受けなければならない。

子どもとの関わり方や、安全管理、教育の方法などを学ぶためだ。


研修自体は嫌じゃない。


むしろ、勉強になることも多い。

学んだことを、子どもたちとの関わりに活かせる。


だから意味があることはわかっている。


でも——


(どうして自分のお金で受けるんだろう)


研修費も、交通費も、自分で払う。


しかも、その日は仕事が終わった後や休みの日に行くことが多い。


前に一度、園長先生に聞いたことがある。


「園長先生、研修費って園から出ないんですか?」


園長先生は、少し困った顔をして答えた。


「ごめんなさいね。国からの補助金が少なくて、園として研修費を出す余裕がないのよ」


そして続けた。


「それにね、今は少ない人数で園を回しているでしょ」


「一人休むだけでも、正直きついの」


私は静かにうなずいた。


確かにそうだ。


保育士は足りない。

休みも取りづらい。


給料も下がる。


それなのに、勉強するための研修は自費。


(なんでなんだろう)


窓の外を流れる景色を見ながら、私は思った。


子どもたちの未来のために働いているはずなのに。


どうして、現場はこんなに苦しいんだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ