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現場の声
政治家になって最初に私がやったこと。
それは、現場の声を集めることだった。
私は全国の保育士や幼稚園の先生、500人にアンケートをお願いした。
毎日忙しい中で答えてくれた人たち。
その結果を見たとき、私は静かに息をのんだ。
85%の人が、今の保育環境に不安を持っていた。
やっぱり、という気持ちもあった。
でも数字として見ると、重みが違った。
不安の理由は、ほとんど同じだった。
•人手不足
•賃金
•忙しさ
「休憩が取れない」
「体力的に限界」
「このまま続けられるか不安」
そんな声が、何百件も届いていた。
私はその一つ一つを読みながら思った。
(やっぱり、現場は苦しい)
でも、データがある。
数字がある。
それは、政治の世界では大きな力になる。
私はこのアンケートをもとに、企画書を作り始めた。
タイトルは——
「保育環境改善計画」
そして、紙の上だけでは終わらせなかった。
実際に保育園や幼稚園にも足を運んだ。
現場の空気。
先生たちの表情。
子どもたちの声。
それを自分の目で確かめた。
私はノートに書いた。
「この声を、国に届ける」




