友人
◆
ダウリを治療した後、寮の窓から部屋に戻ったルナは、自分のベッドに誰かが寝ているのを見て驚いた。
オルシアのベッドにも誰かが寝息を立てているし、イルヴァも自分のベッドで眠っている。慎重に掛け布団を捲ってみると、オルシアがまだルナの魔術で眠ったままであった。
その気配に気付いたのか、オルシアのベッドで眠っていた人物が、勢い良く起き上がる。リリアナである。少し寝癖のついた顔で、ベッドから飛び降りた。そして、ルナに抱き着く。
何事かを耳元で呟くが、何を言っているのはわからなかった。ルナはリリアナの背中を優しく撫でて落ち着かせる。
「大丈夫。大丈夫。ちゃんと帰ってきたから」
服に鼻水を付けられたが、今は気にしないでおこう。その様子にイルヴァも目を覚ました。
「帰って来たか。バカタレ」
「イルヴァさん……」
二人は事情をイルヴァにも話したようである。同室であるイルヴァに黙っておくことは無理があったようだ。
「ご心配をおかけしました」
「別にあんたの心配なんかしてないけど。ダウリはもう大丈夫なんだろうね」
「はい。もう心配いりません。ロバルトもダウリさんも」
「そ。じゃあ、さっさとあんたも寝なよ」
イルヴァの態度はそっけないが、怒っているわけではなさそうだ。眠りを妨げられたことが気に入らないだけである。ルナは少しホッとした。
ようやく、リリアナが何を言っているのか理解できた。
「ごめんなさい、ごめんなさい。あんな酷い言い方をしてしまって……。わたくし、どうすれば良いのかわからなくて……」
別れ際に帰って来るなとルナに言ったことを謝っている。ルナまで泣きたくなり、リリアナを抱きしめた。
「ごめんね。ごめん……」
それ以外に言えず、二人はしばらくそのままでいたが、リリアナが深く溜息をつき、身を離した。
「わたくし、寮に戻りますわ」
「ありがとう、リリアナ。身代わりになってくれてたんだね」
就寝前に寮長が見回りに来る。わざわざ寝ている人を起こすようなことはしないが、毛布を丸めた程度の偽装ではバレてしまうとリリアナは考えたのだ。
「良いのです。でも、今後こういうことは……」
「うん。しないようにする」
リリアナは頷いた。だが、まだ言いたいことがあるようだ。
「しないに越したことはありませんが……。もし、するのであれば、必ず相談してください」
リリアナの愛情深さに、ルナは感謝の言葉もない。彼女をもう一度抱きしめる。
リリアナが部屋を去ると、ルナはどうしようかと考えた。オルシアの魔術はもう解けているはずだ。体を揺すれば目が覚めるだろう。ただ、ここで起こすと、イルヴァに迷惑をかけることになりそうである。だから、朝まで待つことにした。
オルシアが目を覚まし動き始めたころ、ルナは先に起き、彼女がベッドから降りてくるのを待っていた。
「おはよう、オリィ」
「おはよ……」
オルシアはどうしてルナがこんな風に見つめてくるのか、最初は寝惚けていてわからなかったが、目が覚めてくると昨夜の出来事を思い出す。
オルシアはルナから視線を逸らすと、着替えを準備して、洗面道具の入った篭を持った。
この学園の寮の良いところは、時間に関係なく大浴場が無料で使えるところだ。ルナの前の世界でも、これだけの贅沢は少ない。ゴーレムたちが掃除に入る昼前の小一時間以外、適温のお湯がいつでも使える。
「お風呂入るんだね。私も入る」
ルナも準備し始めると、オルシアはさっさと廊下に出て行ってしまう。ルナは慌ててオルシアを追いかけた。
「ねぇ、オリィ。待ってよ」
廊下を足早に行くオルシアに追いつく。オルシアはルナを無視して、大浴場に入っていく。まだ早朝ということもあり、中には人が居らずに閑散としていた。
(朝に入るの初めてだけど……、こっちの方が良いかも)
ルナはそんなことを考える。寝る前に汚れを落としておきたい気持ちはあるが、朝風呂も捨て難い。
オルシアの肢体を見て、少し肉付きが良くなってきたとルナは考えたが、すぐに自分のやるべきことを思い出す。
オルシアは乱雑に服を脱ぎ捨て、ルナから逃げるように浴場に向かう。自分も急いで服を脱ぎ、オルシアの手を取って止めた。タオルが落ち、二人は裸で向き合うことになる。
「本当にごめん。やっちゃいけないことをしたってわかってる。埋め合わせさせて欲しい。私はどうしたらいい」
ルナが言うと、オルシアは小さく溜息をついた。
「……」
「……オリィ?」
「……ルナちゃん、私は怒ってる。怒ってるよ。とっても怒ってる!」
オルシアはそう言うと、ルナの手を振りほどいて浴場に入っていく。扉は開けられたままなので、拒絶されたわけではなさそうである。
オルシアがシャワーから湯を出して頭を洗い始めたので、ルナは何も言わずに隣で自分も洗い始めた。長い髪を洗うのは時間がかかる。二人で無言で一生懸命に洗っていると、オルシアの方から口を開いた。
「私が何を怒ってるか、わかる?」
「え、えっと。何も聞かずに気絶させた……こと」
オルシアは桶に溜めたお湯を頭から被った。
「それもね、怒ってるよ。でも、いつも体の調子が悪いときに治してくれてたし、そこまで怒るようなことじゃない」
「じゃあ、黙って置いていったこと……?」
「それも怒ってる。怒ってる……」
体をさっさと洗い終わったオルシアは勢い良く立ち上がり、湯船に飛び込んだ。
「オリィ⁉」
その行動にルナは頭をぶつけてないか心配するが、すぐに顔を出したオルシアに安心する。
「私が怒ってるのは! 私が足手纏いとしか思われてないことだよ! 弱い自分に腹が立つ!」
飛び上がった水は重力に逆らって空中を漂う。無意識の魔術が、嵐となって水を巻き上げた。
「オルシア!」
ルナの声に我に返ったオルシアは、水を落とす。湯が波となって二人を押し流そうとするが、ルナはオルシアを掴んで、魔術でその場に体を固定する。
「……‼」
飛沫が悲鳴を掻き消してしまう。湯がなくなった浴槽の真ん中で、二人はしばらくそのまま留まっていたが、背後で動く気配に飛び上がる。
ゴーレムが動き出して、辺りの片付けを始めた。ひと際大きなゴーレムが大口を開けて、そこから大量の湯を浴槽に吐き出し始める。
「「ご、ごめんなさい」」
ゴーレムたちは無言であるが、何となく睨みつけられている気がして、二人は謝った。
顔を見合わせた二人は、裸のまま爆笑した。
◆
二週間の謹慎期間が明け、ようやく寮から出ることを許されたルナたちは、大食堂での朝食を久々に摂ることになる。
まだダウリは病院から帰ってきていないため、全てが元通りというわけでもない。しかし、見舞いに行ったイルヴァとリリアナの話では、もうかなり元気で、早く寮に戻りたいと言っているらしく、オルシアは安心した。
イルヴァはマイペースで、いつもの如く起きなかったので、リリアナの寮へと呼びに行って三人で朝食を食べた。
「謹慎が明けたことは、おめでとうと言って良いのでしょうか。とにかく、良かったですわ」
リリアナはルナたちの謹慎中、図書室からたくさんの本を借りて来てくれた。
毎日のように部屋に来ては、ルナに座学を教え、オルシアと魔術の理論について語り合った。彼女自身も公開試験までに技術の向上を図らなければならないはずだが、ルナたちに付き合ってくれていた。
そんな久々の大食堂だが、生徒たちの話題はルナたちではなく、ようやく入院から帰って来たロバルトであった。
街中であれだけ暴れ、怪我人まで出したのに、十日程度の拘留で済んだのは、父ラルバの意向が働いているのは確実だ。ただ、主犯である魔術士は拘束済みであり、ロバルトはあくまでも被害者であるというのが風評である。世間には、ロバルトは拘留ではなく、入院ということになっている。
とはいえ、学園では魔術で操られるようなことは、未熟者の証であり、恥とする風潮もある。しかも学友を傷付けているのである。冷たい視線を送る者も多い。
「ロブ! もう大丈夫なのか、怪我は……。見舞い行けなくてすまない。病院に行っても面会謝絶だと……」
ロバルトの取り巻きのひとりであった少年が、早朝の大食堂に現れたロバルトに声をかけた。
ロバルトが休学中、彼ら取り巻きが集まっているところをリリアナは見たことがなかった。
「ディルタ……。ああ、問題ないよ」
ロバルトに怪我はなく、入院していたわけではない。牢で拘禁されていたことで、頬がこけ、やつれた姿は、退院したかのようで、皮肉にも完璧な偽装となっている。
「お前……、指が……」
ロバルトは自分の右手の中指を見た。中指の根元の少し上から先は失われている。既に傷口は古傷のように完全に塞がっているが、つい二週間前まではそこにあったものがないので、ディルタは痛々しく思った。
「ああ。気にしないでくれ。治せるみたいだけど、そのままにしてもらったんだ」
ロバルトはそう言うと、大食堂を見渡した。そして、様子を伺っていたルナと目が合うと、こちらにやって来る。
(復学初日で絡んでくるのかよ……)
ルナは心の中で呟く。無視して食事を続けようとするが、ロバルトはオルシアの隣に立つと、彼女を見つめる。
「オルシア、立ってくれないか」
ルナはいつものようにオルシアを守ろうと立ち上がろうとしたが、なぜかリリアナに服を掴まれ座らされた。ルナが立ち上がろうとするたび、リリアナに押さえ込まれ、遂に羽交い絞めにされ首に腕を巻かれたので、大人しく見守るしかなくなる。
代わりにオルシアは警戒しながら立ち上がる。ロバルトの顔にいつものような嫌味な笑顔はなく、緊張した硬い表情があった。
「オルシア・イーブンソード。オレ、ロバルト・ソリアーダンは、貴女のことが好きだ。貴女に結婚を前提としたお付き合いを所望したい。受け入れてくれるだろうか」
ロバルトは跪き、オルシアに向けて手を差し出す。突然の愛の告白に、周囲は騒然となる。
「ロブ、何を⁉」
「グエ……」
「……‼」
ディルタが叫び、ルナは首を強く締められ喘ぐ。リリアナは鼻息を荒くして様子を見守る姿勢だ。
困惑するのは周囲だけではない。突然告白された当人は、もっと困惑すると思われたが、意外にもオルシアは落ち着いていた。
「ご好意は感謝します。ただ、私はそういうのは自分だけじゃ決められなくて……。家長同士で話し合ってくださらないといけません」
貴族として真っ当な断り方である。というか慣れている。あまりに落ち着いているので、何度かこういうことがあったのかもしれないとルナは思った。
ロバルトは肩を落とし、差し出していた手を降ろす。
「そ、そうだな。すまない。礼を失した。もし、家長同士の話し合いで婚約が決まったなら、貴女は嫌だろうか」
食い下がる。
「えっと、すみません。嫌いとか好きとかなくて……。ロバルトさんのこと、良く知りませんし……」
ルナはからすれば、ちょっかいをかけてくる厄介な馬鹿である。オルシアも同じように感じていると思っていたが、それどころか全く相手にすらしていなかったらしい。ルナは思わず噴き出した。リリアナにさらに強く首を絞められる。
「そ、そうだな……。そうかも知れない、君からすれば……。わかった。じゃあ、食事を一緒に摂っても構わないか。これから一緒に」
そう言われオルシアは困惑して助けを求めるように、組み合う奇妙な彫刻と化したルナとリリアナを見る。ルナは首を横に振ろうとするが、さらに首を絞められ声すら出せない。リリアナが首を大きく縦に振るので、オルシアは「はい」と頷いた。
「ディルタも一緒にいいか?」
「もちろんですわ。みんなで食べましょう」
そう言ったのはリリアナである。ロバルトたちが食事を持って来て、席に着いた。ようやく解放されたルナは、ロバルトにいつのもように接した。
「バカなんじゃないの、いきなり告白なんかして。あんたのどこに好感度があると思うのよ。そういうのは順を追って……」
「うるせぇよ。お前に言ってねぇ」
「気になるからいじめるとか、幼児じゃん」
「黙れ、ブス。お前、告白したことも、されたこともないだろ」
「か、関係ないでしょ、それ!」
そのやり取りを見ていたオルシアが呟く。
「二人の方が仲が良いんじゃ……」
「それはない、オリィ」
「オルシア、冗談でもやめてくれ」
息の合った否定に、オルシアは苦笑いした。
誰も、当の本人たちさえも気が付いていなかったが、ルナとロバルトは一時的に魂を繋いだことで、ある意味で二人は魂縁となり、お互いに影響し合っていた。時間が経てばこの違和感も解決していくだろうが、しばらくの間は双子のように切っても切れない縁があるだろう。
話の切れ目にリリアナが入り込み、話題を提供する。
「お二人の縁談に何か口を出すのは野暮というものですわ、ルナ。それよりも今話し合うべき事柄があります。確かディルタも公開試験は受けられるのですよね」
肩身を狭くして朝食を摂っていたディルタは、リリアナに話を振られて目を丸くする。
「あ、ああ」
「つまり、わたくしたち五人は皆、一か月後の公開試験に向けて、実力を高めなければいけませんわ。特にルナ、オルシア、ロバルト。あなたたちはこの大事な時期に、授業をお休みされていたのですから、人の倍、勉強しなければ」
ロバルトは嫌そうな顔をするが、言わんとすることは理解する。リリアナは話を続けた。
「これからは五人で放課後の勉強会を行いましょう。それからアルフォンスさまに、特別授業をお願いしましょう」
「アルフォンス? 誰だ」
ロバルトが言うので、オルシアがフォルスター魔導師だと言う。ロバルトはルナを見て、溜息をついた。
「いや、オレは遠慮しておく……」
「まぁ、ロバルト。オルシアと一緒に勉強たくないんですの?」
「勉強会は、する。するけど、フォルスター先生はちょっと……」
ルナはロバルトが以前、アルフォンスの講義を追い出されたことを思い出した。しかし、それ以上にロバルトの顔色は悪い。もしかしたら拘留中に何かあったのかもしれない。
「ロバルトさん、フォルスター魔導師は、世間で言われているほど酷い人じゃないよ」
オルシアはロバルトが『処刑人』ついて気にしているのだと思ったようだ。
「学ぶべきところから学ぶ機会を逃してはいけませんわ。ディルタも参加しますでしょう?」
「……まぁ、七魔剣の授業に参加させてもらえるなら、ありがたいな」
「では、決まりです。っと、ロバルトは寮生ではありませんでしたわね。帰りが遅くなるのは、お父上がお許しになりませんでしょうか」
勝手に話が進んでいることにロバルトは肩を落とすが、リリアナが言う学ぶ機会を無下にするわけにもいかない。
「大丈夫だと思う。というか、今日は入寮ために来たんだよ」
「そうでしたのですね! それで休校日なのにお越しだったのですわね。では、明日の放課後は開けておいてくださいませ」
リリアナは話をどんどんと進めるが、問題がひとつある。
「いいんだけどさ……。私、謹慎中、アル先生と一度も話してないんだよね」
「まぁ、それは由々しき問題ですわ。もしかして、謹慎処分になったことにご立腹なのでしょうか。すぐにでも謝りに行きましょう。わたくしたちに悩んでいる時間はありませんことよ!」
「嫌だなぁ……。正直、今回の件については、悪いとも思ってないし、反省もしてない……」
リリアナに言われ、ルナは天井を仰いだ。どんな嫌味を言われるか、わかったものではない。
ルナは別に嫌味を言ったつもりはなかったのだが、唐突にロバルトは罰が悪そうに立ち上がり、自分の心臓の辺りに指の欠けた手を当てた。そして、四人を見てから目を伏せる。
「本当にごめん。色々と……」
あまりに軽い謝り方で、ルナは思わず噴き出した。
「ウソでしょ。もう謝る気なんかないのかと思ってた」
休校日の大食堂は、時間が経っても混み合い過ぎず、かといって人が減ることもない。独特の雰囲気がある。ルナたちの動向を見守る(あるいは監視する)目線も多い。敢えてルナは、少しだけ声を張った。
「The purpose of sorcery education is to awaken a sense of responsibility for other lives.(魔術学習の目的は、他の生命への責任感を呼び覚ますことである)」
ルナが言うと、ロバルトは厳しい顔をした。その言葉は入学時に学ぶ、基本の言葉だ。魔術士よ人のためにあれ、ということである。
魔術士は人よりも優れている。そこにはそこはかとない差別が含まれているが、その考えがなければ、この世は魔術士による悪が蔓延り、荒廃した世の中になっていたかもしれない。
ロバルトは認識していないが、ルナはロバルトが何を考えていたのか知っている。
「ああ。わかってる」
滅私奉公とまでは言われないが、魔術は人のためにある。その規範がなくなれば、魔術士は魔物と同義だ。人とは自分だけでなく、他者や自分以外のものも指す。
ロバルトは自分のことだけを考え行動した結果、足元を掬われた。ルナはそのことを言っているのだと察したのだ。
ルナはもうひとつだけ言う。
「あと、謝るなら私たちじゃなくて、あんたが傷つけた人たちに言って。ダウリさんと、他の人たちにも」
「そう、だな。そうするよ」
◆
アルフォンスを探すべく、五人は揃って廊下を行った。
ディルタとロバルトは三人の女子の後ろの方で、少しだけ声を落として話をした。
「ロブ。ホントに貴族たちと付き合うのか」
「ああ。元々、貴族を嫌ってたわけじゃないからな」
「……ギリオたちが何と言うか」
ギリオはロバルトの取り巻きのひとりだった少年だ。他の者たちはロバルトの資金力に尻尾を振っていたが、ギリオは貴族を嫌っていたからロバルトの取り巻きをしていた。
「そうだな。いつか和解できると思ってるよ」
「……丸くなったなぁ。なんか近頃はイライラしてたのに」
ロバルトは少しだけ暗い顔をした。
「ディルタ……。お前にだけは話しておく。オレは、入院していたわけじゃないんだ」
ロバルトは足を止め、ディルタに拘留されていたことを話した。
「そうか。ま、そうだよな。でも、無実だとわかったからここにいるんだろ」
「無実じゃない。オレは実際に人を傷つけた。もうオレを、仲間だとか友達だとか思ってくれるやつはいない。お前も一緒にいると、魔術士になれないかもしれないぞ」
ディルタは鼻で笑い飛ばす。
「別にボクは、たまたま親友と同じ学園に通えたから、一緒にいるだけだしなぁ。それに今度、お前が暴走するときに、誰かが止めなきゃいけないだろ。ボクがいなけりゃ誰が止めるんだ」
ロバルトも鼻で笑った。
「そうかよ、兄弟。勝手にしろ」
軽く拳を突き合わせると、前を行く三人に追いつくために、足を速めた。
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