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第4話:おっぱいMonday

※揉むシーンはありません

月曜日。

多くの学生や社会人が憂鬱になりながらも、足を踏み出す月曜日。

教帝(きょうてい)学園に通うケンは登校日…なのだが。同じクラスである華蓮に休む旨をメッセージで連絡していた。華蓮は既読したあと、「先生にも言っておくね」と返信してくる。


ケンが学校を休む理由は、そう。


「ケン様…朝のキスを…お願いします…」


「ああ…わかった…」



ヒサオミの魔力切れを防ぐため、そばにいる必要があるので、休むことにしたのだった。


朝食を食べ終えたふたりは、ソファの上で横並びに座り、お互い顔を見合わせる。

顔を赤くしたまま固まるケンに近付き、ヒサオミから口付けをかわしていく。

触れるような、軽く優しいキス。

出会って4日目で、何度交わしたか分からないキス。

いつものように、ふたりの間にピンクの光が浮かび上がっては、消えていく。



「魔力補給完了…ありがとうございます」



ヒサオミは少し照れながらそう言うと、ソファから立ち上がりケンから離れた。

ケンは名残惜しそうな顔をしている。


(なんかもっとこう、イチャイチャしてーなー…なんて…)


毎日交わされる、事務的なキス。慣れないキス。しかし、ケンはプラスアルファ、もう少しスキンシップがしたいと考えてしまうお年頃。ケンはもう、出会った時からヒサオミを未来の嫁にすることだけを思っている。これだけ何度もキスを捧げてくれる少女を、放ってはおけなかった。


しかしヒサオミは、キスの恥ずかしさを振り切るように、皿洗いの業務に取り掛かってしまう。華蓮から教わった家事を少しずつ覚えて実践していった。今日のヒサオミは、白い長袖Tシャツに短いホットパンツ。動きやすさ重視でホットパンツを毎日穿くようになったようだ。



「…って、おいおいおい!皿洗いなんて俺がやるって!」



ケンは意識をハッと覚醒させ、ヒサオミに駆け寄った。皿とスポンジを手にするヒサオミが顔だけこちらを向けてくる。



「いえ。私が一方的にお世話になる立場ですから!私が出来るお仕事はなんだってします!ケン様は座っていただいて…」


ヒサオミの主張に、ケンは負けじと。



「いや!この家の主は俺!だから家の事やるのは、俺なんだよ!」


「いえいえ!私がいた世界では、女が家事をする立場でしたから!」


「残念だったな~ここは日本!女がどうとか言う時代は終わったんだよ!ってわけで俺が!や!るっ……ッ!?」



ヒサオミとケンが皿を引っ張り、押し合い、どちらが家事をするかもめくちゃになっていたところ。どちらの手からか、皿がつるりと落っこちてしまう。皿が落ちる、ということはつまり。

大きな音を立てて皿が見事に割れ、床に破片が散らばってしまった。



「ヒサオミ、怪我してないか!?」


「大丈夫です。ケン様は?」


「俺も大丈夫だ。よし、ちりとりとほうき持ってくる。危ないから動くなよ!」



お互いの無事を確認し、ケンが破片を踏まないように皿を跨ぎ、掃除道具を取りに玄関へ向かう。

不慣れながらも、ケンはあっという間に破片を片付け、念の為掃除機もかけてひとかけらも残らず処理したのだった。







皿割り騒動が落ち着いたところで。

ケンはリビングのソファに座り、テレビゲームをプレイし始める。リビングには大きなテレビがあるので、大画面でゲームが楽しめるお気に入りスポットだ。

プレイするゲームは、大人気RPGの「リュウクエ」。先日クリアしたが、クリア後のやり込み要素が残っている。ケンはお気に入りのゲームはとことんやり込むタイプで、発売前から楽しみにしていた「リュウクエ」は歴代シリーズも買い揃えるほど気に入っている。



ヒサオミは、ケンの隣に少し空間を開けて、ソファの端の方に腰を据えた。

テレビに目を向け、ゲームの様子を観察していく。



「てれびという文明は、何度観てもすごいですね…」


ヒサオミは異世界人。剣と魔法の世界で生きてきた彼女には、テレビやゲーム、パソコンといった文明に触れることがなかったため、新鮮に感じられた。ケンからは「人間が集まって撮影した映像が見られるのがテレビ」「コントローラーで操作して遊ぶのがテレビゲーム」「面白い映像がアップされてみんなと見れるのが動画サイト」などなど、簡単な説明は受けたがイマイチ理解できていなかった。



ケンがゲームの主人公キャラクター…勇者を操作しながら話しかける。



「リュウクエは世界的なゲームブランドだし、俺は設定も大好きなんだけどさー。本物の勇者のヒサオミからすると嘘っぽいファンタジーなのか?ってか、ヒサオミのファンタジー文化そろそろ教えてくんね?」


ケンは勇者の装備を最強装備に切り替え、パーティを揃えて高難易度ダンジョンへ向かう操作をする。

ヒサオミは「んー、そうですね…」と一旦考える素振りをしてから、答えていった。



「まず、レミュザードという世界は…ケン様のげぇむ?のように、剣と魔法が存在しています。空気中に魔力が浮いていて、それを息をするように取り込むことで皆が活動できるようになっています。」


「ふむふむ、それでそれで?」


「野生のモンスターが多く存在しています。愛玩動物のように大人しくてかわいらしいものから、人を見つけては噛み殺すような残虐なモンスターまで。生活に危険が及ばないように、数々の冒険者たちが討伐してお金を稼いだりしています」


ヒサオミは順序よく説明し、ケンはゲームを進めながら「うん」「ほうほう」「すげ!ラノベと同じじゃん!」と相槌を打つ。


「それから…モンスターの中で、数千年に一度、強大な…規格外な力を持つものが生まれます。それが、俗に言う魔王。魔王は世界を支配しようと企み、高い能力で蹂躙しようと動きます。そこで、王族に生まれた男子が勇者として選ばれ、勇者だけが扱うことの出来る特別な剣を携えて魔王を討伐する、ということですね」


ヒサオミの丁寧な説明に、あいも変わらず「すげーなあ」などと軽く相槌を打つケン。

しかし、今の一言に引っかかる点があった。


「王族に生まれた男子?って、どゆこと?…………え、まさかヒサオミって男?」


「えぇっ!?ち、違います!!あれ?私…そんなに女に見えないですか…?む、胸が…小さいから…?」


「や、いやいや、100パー、100億万パーセント女の子!おっぱいかんけいない、どう見ても女の子!」



ケンが思わずデリカシーのない発言をするも、大慌てでフォローを入れた。

ヒサオミは咳払いをし、太い眉を少し下げて、口を開いた。

…ちょっと自分の胸の存在を確かめるように撫でながら。



「あのですね。現在王族に生まれ落ちた者は女性しかおらず…、結果、長女である私が勇者として選ばれた、ということです。女が勇者に抜擢されるなど、前代未聞で…。『女に勇者が務まるわけがないだろう』と国民からは批判もありました」


ヒサオミは拳をぎゅっと握りしめる。



「それでも私は、勇者として選ばれたからには期待に応えたい。勇者として活躍して、世界を救いたい。そう思った時から、毎日剣術の訓練を欠かさず行ってきました。魔道士や剣士などの仲間を集め、パーティを組んで洞窟や森で実戦経験を積みました。仲間たちの支えがあったからこそ、私は勇者として成長できました」



ヒサオミの声が少しずつ、弱くなってきている気がした。

ケンはそれを聞き、質問をしていく。コントローラーのアナログパッドをグリグリ回しながら。



「いい仲間に会えたんだな。良かったな!次会ったらこの日本の出来事教えたり…」



ケンがそう言いかけたとき、ヒサオミは顔を少し俯かせる。



「皆、死にました」


「え…」



ケンは思わずコントローラーを握る手を緩めて、ヒサオミの顔を見る。

ヒサオミは少し苦しそうな顔をして話を続けた。



「天真爛漫な剣士、リッタ。妖艶で美しい魔道士のマリア。無口だけど心優しい賢者、アルトス。最年長で、知識豊富な獣人のジーン。みんな、勇者である私と共に旅に出てくれた。頼りになる仲間たち。魔王城で、ひとりずつ、散っていった、命……」



ヒサオミはそう言うと、両目を閉じる。涙は決して流さない。魔王討伐まで涙は流さないと決めたのだ。


ケンはゲームをスリープモードにして、ヒサオミの話に集中する。



「大事にしないとな、自分の命。ヒサオミはこうして生きてるんだし」


ケンは歯を見せるように笑いながら言い切った。ヒサオミはその声を受けて、複雑な心境になる。


「仲間を失い、魔王に敗北し、異なる世界へ転移させられた…。勇者としての使命を全う出来なかったのです…」


「まあ、その、…な。死んじまった仲間たちには悪いけど…魔王の転移魔法が発動しなかったら俺はヒサオミに会えなかったわけで。俺は悪くない展開だと思うぞ、うん」



ケンはヒサオミの気持ちも汲み取りつつ、言葉を選んだ。そう、ヒサオミがあのまま魔王を討伐し、世界の平和を守っていれば、現代日本に来ることはなく、ふたりが出会うこともなかったのだ。



「……」


ヒサオミは何かを言おうと口を開きかけたが、声を発する前に再び閉じる。ケンが言っている意味は理解しているが、やはり複雑な気持ちなのだろう。

しばらく無言が続いたあと、ヒサオミは両手をパン!と鳴らす。



「はい!湿っぽいのはダメですね。せっかくのケン様のお休みを、無駄にするわけにはいきませんから」


ヒサオミは笑顔で首をかしげた。しかし、ケンにはその笑顔は作り笑いのように見えて仕方なかった。



(異世界の話は、ちょっとしんどい気がする。あんまり話さない方がいい…のかなあ)


何も考えていないようで、人の事を考えているケン。先程のような空気の読めない軽口を叩く気にもなれず、少し考え込む。ヒサオミは右手の人差し指を差し、ケンの意識をコントローラーに向ける。



「げぇむ、続けてください。私も、架空の世界の勇者の姿が気になりますので!」



ヒサオミは沈みかけていた気持ちから切り替えるように声を上げた。

目をキラキラと輝かせて、ゲームの様子を見たがっている。

ケンは「そう言うなら」と、ゲームを再開し、主人公の勇者を操作し始める。

クリア後のやり込みダンジョンで手強いモンスターとエンカウントし、魔法や剣技を駆使しつつ、敵を蹴散らし、経験値を得ていく。


パーティの魔道士が豪炎を放つと、ヒサオミはきゃーきゃーと騒ぐ。


「げぇむの世界には魔法がちゃんとあるんですね!詠唱もほとんど無い、すごい!」


「そっか!リアル異世界勇者からしたらそういう見方もあるのか、面白いな!」


ダンジョンを進み、素材を採取したり、キャンプを開いてパーティの体力を回復したり、仲間モンスターに乗って移動したり、隠れた宝箱を探したり。

ゲーム大好きなケンからは当たり前の光景に、ヒサオミは感動、感動、ひたすらに感動。


「モンスターを斬っても血が出ないところが素敵ですね」という不穏なことも言っていたが、ヒサオミは実際どうだったのかはケンにはわからない。


また、魔力…いわゆるMP(マジックポイント)が可視化出来ることも「羨ましい」と言うヒサオミだった。


「もし私のえむぴぃが見れるとすれば…今は100」ぐらいでしょうか…


ヒサオミはゲーム画面を見つつそう言うと、ケンは興味深そうに反応する。


「え、もう100もあんの!?すげーじゃん!キスのちからってすげーっ!」


「いえ、元の数が10万ぐらいだとすると…という話です」


「10万!?勇者、すげーっ!」



ケンは驚きつつ、本物の勇者話を聞かされて盛り上がった。

ゲーム内の勇者がダンジョンの中ボスを3体ほど撃破したところ。

ケンは今更ながら、とても大事な事に気付く。



「そういやさ、さっき…王族に生まれたとか言ってたけどさ……ヒサオミって……もしかして、すげー偉い人?」


ケンはコントローラーを操作したままヒサオミに声をかけると、ヒサオミは水を飲んでから返事をする。


「偉いといいますか……まあ、立場上……王女ではあります……はい…」


ヒサオミは恥ずかしそうにそう言うと、ケンは握っていたコントローラーを思わず吹っ飛ばした。



「勇者で、王女!?ままままじかよ!?俺、逆玉(ぎゃくたま)!?」


ケンがとびきり驚いてリアクションするも、ヒサオミは控えめに「たまたまその家系に生まれただけですから…」と謙遜した。

ヒサオミの言葉遣いが丁寧である理由がようやくわかった。王族生まれで、真面目な性格な彼女は、誰に対しても敬語で接してきたのだろう。


「私は王女であることより、勇者として育てられましたので……王女の自覚はあまりありません。ドレスも、着たことがありません。見た目はお父様に似て、眉毛もこんなに太いですし。毎月女性が苦しむ例のものを止めるために、魔法で妊娠できない身体になっていますし。そもそも身体つきも、女性らしくないというか…」


ヒサオミは太い眉毛を八の字にさせる。身体つきについて言及する際、自分の胸元に手をやった。ケンは思わず手を追って見てしまう。ヒサオミの、胸元。平坦……ではないが、ゆるやかなカーブが描かれた自然な曲線がそこにはあった。


胸元を見すぎた、と気付いたケンは視線をゲームに戻し、慌ててフォローを挟む。



「俺、ヒサオミの見た目…すごい、好きだよ」



顔を赤くしたケンが、ゲーム画面に目を向けたままそう言った。

ヒサオミは「え?」と声を漏らす。



「って、わりい!今の言い方だと、見た目しか好きじゃないみたいになるよな!違う!なんて言ったらいいんだ……うーん……!その太い眉毛は、チャームポイント?だし…口元のホクロはエロいし…唇は柔らかいし……っていうかそもそも顔がめちゃくちゃ可愛いし…ほんと、……好きだよ」



色々言ったものの、結局外見のことしか褒めていないケン。女性を口説く経験が無いので、語彙力も無ければときめきも無かった。

…しかし。


「……ふふっ♪」


ヒサオミは、ひととおり聞いてから小さく笑った。つい先程まで、異世界での使命について気持ちが沈んでいたのが嘘のよう。今度こそ、心の底から笑顔が生まれていた。


「私にそこまで言ってくださる殿方、ケン様が初めてです」


「マジかよ。異世界の男、見る目なさすぎじゃないか?」


「ふふ。だって、レミュザードでは綺麗な女性がたくさんいますから。胸だって、みんな大きくしているし…」



ヒサオミはそう言うと、自分の胸元を両腕で隠すように抱えた。


「胸を大きくする?何それ」


「魔法を使ってバストのサイズを自在に変化させていた女性が多くいたんです……私は見ての通り、何もしていませんが…」


「は、はえ~……異世界って、そーなのか……ほう…」


ケンはゲームを操作し、仲間キャラクター一覧を開く。男勇者の仲間に、豊かな胸を持つ女性キャラがいた。もしかしたら、ゲーム世界の女性キャラも自分に魔法をかけているのかもしれない、などと一瞬考えたが、まあ、キャラクターデザイナーの癖だろう。


ヒサオミは頬を赤らめて、胸を隠したままだった。胸の話をする時、いつも挙動不審になる気がする。



「ヒサオミ、あのさ…言いにくかったら悪いんだけど…」


ケンはコントローラーを一旦置いて、問いかける。その声は、先程よりも真剣味を帯びていて。



「ち、小さいのって……気になる感じか?」



ものすごく聞きづらいことを言ってしまった。ケンはセクハラになる気がして、躊躇いはしたが……どうしても気になっていたのだ。



「き、気になる…といいますか……小さいと…女性らしさが無い…じゃないですか……だからその…恥ずかしいです…いや、剣を振るって戦うには身軽で動きやすいのですが…」



ヒサオミはソファの上で三角座りになり、みるみる縮こまっていく。恥ずかしい、と本人は言うが、コンプレックスのひとつなのだろう。何度でも言う。バストサイズの話題は女性にとって繊細に扱う必要があるのだ。



「あー、多分さ…こっちの世界に来て、唯一会った女の子が華蓮だろ?あいつのおっぱいはなんか、卑怯だから……比べる必要無いって!」


「華蓮様、すごいですよね…」


ヒサオミは華蓮の豊かすぎる胸を思い出す。魔法を使っておらず、手術もしていない、超天然モノのばいんばいんの爆乳。ヒサオミからすると、憧れよりも「珍しいものを見た」という感動が強い。



ケンは言葉を選ぼうとし、ひとまず「ううん!」と咳払いをする。



「そりゃ、大きいおっぱいは見ちゃうよ…だからって!小さいことは悪いことじゃない、……と、思う……」


ケンのフォローになっているんだかなっていないんだかよくわからない言葉が発せられた。



「あー!!とにかく!!眉毛が太くても!!!胸が小さくても!!!ヒサオミはちゃんと女の子だし!!俺と結婚するんだよ!!!!!!幸せにするから!!!!!」


ケンは勢いよくそう言うと、ソファに座ったままヒサオミを抱きしめる。女性らしさが無い、と言うヒサオミだったが、彼女の肩や背中、腰は華奢でやわらかく、どう見ても、どう触っても女性らしさを感じられた。また、女性ならではの甘い香りが漂ってくる。

いきなり抱きしめられたヒサオミは驚きと緊張で固まっていた。


「ケン様…」


「なあ、魔力供給の時間じゃないけど……キスしていい?」


「えっ…それは…」


普段緊張しているケンが珍しく自ら顔を近づけ、頬を赤らめる。ケンとヒサオミの顔は目と鼻の先だ。少し近付ければ簡単にキスできそうなところまで来て…。


ヒサオミは両手でケンの胸を押した。


「ダメです」


なんとなく、良いムードだと思ったケンだったが、キスをせがむも、失敗した。



むしゃくしゃしたケンは、飯の時間以外ずっとゲームをし続けた。結果……学校の課題が出ていた事に気付くが、もう夕方。しかも、学校終わりの華蓮が家に寄って「はい、今日の授業の分ね」と、授業の様子を書きとったノートを数冊渡してきた。



ハッピーだった月曜が、一気にブルーになった。



「ヒサオミちゃん、あのね…明日なんだけど…」


「はい、華蓮様」


仲が良くなった女子2人が、何かを話していたことはケンの耳には届かなかった。

それが、重要な話し合いだということにケンは気付かない。



「うあーーー!ゲームしたいゲームしたいゲームしたーーーい!!!」



華蓮にゲームのコントローラーとスマホを隠されたケンは、課題と授業の復習を泣く泣くやる羽目になったのだった。


ケンが眠りにつくのは、日付が変わってからであった…。



第4話:おっぱいMonday



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