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学園生活夏休み編???


 「アルフレッド、計画は順調か?」

 「はい。全て問題なく進行しております」

 「そうか」

 「しかし懸念点も」

 「なんだ?」

 「計画遂行にあたり障害となる人物が数名確認できてます。まだ幼いながらに我々魔族に匹敵する魔法使いが…… 」

 「ふむ……」

 「今ならまだ苦労することなく潰せるでしょうが、いかが致しますか? 総帥」

 「まだ動くにははやすぎる。我々の方も準備が足りん。ここで事を起こしてしまえば我々の悲願も達成できなくなるであろう。まだ暫くは泳がせておけ。またなにか変化があれば報告しろ、アルフレッド」

 「御意に」


 仄暗い地下にあるアジト。我々はいつかこの腐った世界を浄化し天王神、ユーロフィクタス様に世界を返上するのだ。その為に我々は同胞を集め、反逆の機会を伺っている。まだ同法は多くは無いが世界にはまだ多くのこの世界に縛られし同胞がいるはずなのだ。それらを全て救い出し、我々は一つとなり世界を正すのだ!


〜〜〜〜〜〜


 やっべぇ。ほぼ丸1日寝てたんだが? 王国祭一日目を終えて部屋に戻ってたらそのまま睡魔に抗えず寝たのは覚えてる。でもさぁ……丸1日そこから寝てるとは思わないじゃん? いや僕も起きてすぐは普通に2日目だと思ってたんだけど、部屋の扉に挟まってた手紙に


 (シエル、2日目だけど君は寝てるみたいだから僕とアルスだけで回ることとするよ。ナスメアも寝てるみたいだからね。もし起きたなら中央商店街を回ってるはずだから来てくれたら嬉しいよ)


 って書いてあるんだもん。しかも今外真っ暗だよ? 時計を見たら3時だよ? びっくりだよね! まぁ初日日付変わって直ぐにマルキスに起こされたわけだしほぼ寝てなかったから相当疲れてたんだろうけどね


 「シエルー! 起きてるー!? 3日目行こーよ!」


 早いよ! 朝早すぎるよ!


 「シエルー? まだ寝てるのー?」


 そして声がでかいんだよ! 迷惑も考えろって!


 「シエ」

 「起きてるから! とりあえず静かにしてくれ!」

 「あっおはよう。昨日ずっと寝てたっぽいけど……体調は大丈夫?」


 おい。体調を気遣うならそんな大声で朝から人を起こすな。全く


 「それで? 3日目って言ったってやること変わらないだろ? 昼からじゃダメなのか?」

 「みんな起きてなくて……暇なんだよぉ」

 「僕を犠牲にするな。昼まで待ってくれよ」

 「うぅ。わかったよ」


 強引じゃない……だと? こいつほんとにマルキスか? まぁ正直すごく助かるけどね


 「そしたらまたお昼頃に来るよ」

 「おうよ。それまでには僕も起きて準備しておく」

 「よろしくねー」


 そう言ってマルキスは扉を閉めた。いつもあのぐらい素直なら良いのになぁ。とりあえずもう少し寝よう。眠くないけど


〜〜〜〜〜〜


 あれから少し寝て昼頃起きてからマルキスたちと合流した。アルスだけはもう少し遅れてから合流するって話だったから僕たちだけで先に回ることにしたんだけど……


 「やっぱり人多いねぇ」

 「まぁ3日目だしな。王国側も最終日ってことでいろいろやることもあるだろうし」

 「さっきから聖騎士がその辺彷徨いてるのはそういうことよね」


 そう。めちゃくちゃ人が多い。それに聖鎧を身に纏う聖騎士が王国内を警備している。普通の騎士と違ってこの世界最高硬度を誇る鉱石で作られた鎧に精霊の加護を受けた鎧。ちょっとやそっとじゃ傷つかない王国最高級の鎧だ。まぁ今日は国王も民衆の前に姿を現すってことで警備がより強固なものになっているってことだね。この量の聖騎士を相手取るのは無理だと思うし


 「そろそろ国王様の演説が始まるんじゃないか?」

 「そうだねぇ。見に行こうか!」

 「そうね。滅多に見られるものじゃないものね!」


〜〜〜〜〜〜


 「あー、親愛なる王国民よ! 今年も祭りを楽しんでいるかの? 我は……」


 なんて言うか王様って言うぐらいだし厳かな感じのちょっと怖そうな人ってイメージが勝手にあったんだけど……ぜんっぜんそんなことないし、どっちかって言うと近所の気のいいおっちゃんって感じの雰囲気? 凄く人の良さそうな王様だった。


 「以上をもって我の演説を終了とする! この後王城の一般公開を行う! 国を良くする為の意見があるものは謁見室まで来たまえ! 我が直接話を聞こうでは無いか!」


 うーんやっぱり王様って感じじゃないよな


 「すごい人気よね、現国王様」

 「まぁ先代が魔族との戦争を終えた英雄なら今代は魔族との架け橋となった英雄だからねぇ」

 「私、王様に会ってきたいわ!」

 「良いんじゃないか? せっかくの機会だしな」


 まぁ……すごい人が並んでるんだけどね


 「どのぐらい待つのかしらね?」

 「4~5時間はかかるんじゃないかなぁ?」

 「えぇ〜そんなにかかるの?」

 「まぁ……この人数だしな」


 ほんとにすごい人数が並んでいた。凄い時間もかかりそうだし2人に飲み物を買ってきてやろうと列を離れた瞬間、王都を守る壁が急に破壊された。精霊の加護を受けた壁がいとも容易く引き裂かれた。そしてそこに居たのは


 「ルガァァァァァァァァ!!!」


 額に大きな2本のツノを持ち丸太のような太さの腕と足で二足歩行をする……魔鬼だった


 「ルゥガァァァァァァァァ!!!」

さてと・・・やっとマンネリ化していた夏休み編に変化を入れられそうです。なんか色々書き加えたりしてるうちにボリュームが大きくなりすぎて自分でも収集つかなくなってました笑 これからはまたできる限り投稿頻度を上げていきたいと思いますので是非ブクマと高評価よろしくおねがいします!

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