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学園生活夏休み編④


 とりあえず気が済むまでマルキスはボコった。だいぶスッキリしたわ


 「シエル? やりすぎじゃないかな? 僕こんなに殴られたの初めてだよ?」

 「うるさい。お前が悪い」

 「酷くない? ねぇ?」

 「酷くない。お前が悪い」

 「まぁいいや。そんでね? みんなで冒険者ギルドに行かない?」


 冒険者ギルドかぁ……冒険者になるって言ってたけど一回も行ったこと無かったなぁ


 「僕は賛成だな。行ってみたかったし」

 「えっ? シエルくん冒険者ギルド興味あったんだ」

 「まぁな? 兄様たちが家は継ぐらしいから僕はちょっと冒険者やってみたいって言ってたんだよね」

 「意外ね。トリグスさんと一緒に魔法研究でもするのかと思ってたわ」

 「まぁ確かにその道もあったと思ったんだけどねぇ」

 「とにかく! みんな賛成でしょ? 行こう!」


 こいつホント自由だな……まぁ僕はいいけどほか2人は良いのか?


 「まぁ僕も反対する理由はないかな」

 「みんなが行くって言うなら行くわよ」


 あっいいんだ


〜〜〜〜〜〜


 ここが冒険者ギルド……しかも王都の……でっけぇなぁ


 「すごく大きい建物なのね」

 「そうだね」

 「めちゃくちゃカッコいい建物じゃん」


 確かにデザインもThe冒険者ギルドって感じで僕好みだなぁ


 「中入ってみようよ!」

 「良いのかな?」

 「ダメってことないでしょ」

 「まぁダメならダメで帰ればいいし」

 「確かにね」


〜〜〜〜〜〜


 中はまだ少ないとはいえ冒険者の姿がチラホラと見える。両手でも持てないような大きな盾を背負ってる人、何を斬るのか分からないほど大きな剣。すごく綺麗な宝玉の付いてる魔法杖。僕たちは一瞬で目を奪われた


 「なんだ坊主ども! 冒険者志望かぁ!?」


 早速お声掛けして頂い……た?


 「それなら向こうの受付に行きな! ここはガキンチョが来る場所じゃねぇぞ!」


 すっげぇ強面のおっちゃん2人に絡んでいただきましたはい


 「それともお前ら……酒飲みに来たのかァ!? だったら歓迎するぜ!」

 「あっいや僕たちまだ飲めませんので。すみません」

 「なんだよ坊主! だったらあっちの受け付けに行きやがれ!」


 おぉ怖い怖い。ほかの3人はずっと下向いて硬直してるしなぁ


 「それともなんだぁ? 俺たちの武勇伝が聞きたいだけか!? だったら話してやるぜぇ!?」


 おっラッキー。冒険者の話を聞けるのは楽しそう


 「あっじゃあお願いします!」


〜〜〜〜〜〜


 「てなわけでよぉ! 俺のこの大剣でドラゴンの頭をすぱぁぁん! ってな感じで叩っ斬ってやったんだぜ! どうだ!? すげぇだろ!」


 めちゃくちゃすげぇ人だった。なんでも等級赤の冒険者さんらしい。赤でドラゴン討伐は普通にすごいと思う。銀とは行かなくても紫ぐらいで多分やっと倒せるレベルだと思うんだけど……


 「まぁこいつが倒したのは下位のブルードラゴンだけどな」

 「おまっ! それは言わねぇでくれよ!」


 ブルーとはいえドラゴンだろ……すげぇなぁ


 「凄くお強いのですね。お二人は」

 「まぁな!」

 「すごく聞いてて楽しかったです」

 「そりゃ良かったぜ!」

 「あの、僕将来冒険者になりたいと思ってるのですが……お二人のお名前聞いてもよろしいでしょうか?」

 「ん?……ハッハッハ! そうだな! 名前名乗ってなかったな! ハッハッハ!」

 「こっちのうるせぇのがハルノー、俺はクラルスだ! 坊主が冒険者になったら俺らを頼りな! この辺でならトップクラスに強い自身はあるぜ?」

 「はい! その時は是非よろしくお願いします!」

 「おうよ! っとそろそろ時間だな! ハルノー! 行くぞ!」

 「あいよ! んじゃな! 坊主ども!」

 「はい! ありがとうございました!」


〜〜〜〜〜〜


 「ハルノー、あの冒険者になりたいって言ってた坊主、来ると思うか?」

 「あいつは来るだろ。あいつの目は本気だったからな」

 「そうか。楽しみだな!」

 「あぁ!」


〜〜〜〜〜〜


 めちゃくちゃカッコイイじゃん冒険者! 良いなぁ


 「さっきの人たち怖かったなぁ」

 「え?」

 「そうね」

 「あれ?」

 「でもちょっとカッコよかったよね」

 「分かってるじゃんアルス」

 「面白半分で来ていい場所では無いんだろうけどね」


 確かに。冒険者は命懸けだし子供が遊びできていい場所では無かったんだろうな。でもやっぱり本物の冒険者を見れたのは良かったと思う。より一層冒険者になりたいと思えたし


 「それじゃ! もう少しでお店も開き始めるだろうし戻ろうよ!」

 「そうね!」

 「そうだな」

 「そうだね」


 そうして僕たちは街の方に戻ることにしたのだった。

書きたいことが上手く書けない中時間も無くなって中々思うように進まなくなってきてます……でも少しづつ時間を見つけて書いていきますので是非! ブクマ、高評価の方よろしくお願いします!

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