学園生活編⑦
「先生、次僕にやらせてくれませんか?」
「順番に見ている! もう少し待ちなさい」
「石版の固定魔法。外すのに先生がそこに居ると解除出来ませんよね?」
「ほう」
「でも先生がそう言ったからと言って避けてくれるとは思ってません。なので1度僕にやらせてくれませんか・・・いや僕たちに!」
「他は誰が居るんだ?」
「アルス、ナスメア、マルキスです。」
「「「えっ!? 僕(私)も!?」」」
「そうか! お前たちは気が付いたんだな!良いだろう! かかってくるが良い!」
良かった。先生が4人同時に相手をしてくれなかったら僕一人だったし・・・さすがに1人じゃ勝てる気がしないからね
「ありがとうございます!」
「ちょ〜っと待って!? シエル! 僕たちもやるの? 無理だよぉ!」
「せめて私達にもそれを伝えて言って欲しかったわね」
「でもシエルくんにも何か考えがあったんでしょ?」
「あ〜すまん。特になんも考えてなかった。とにかく先生に挑まないとと行けないし」
(((意外と抜けてるんだよなシエル(君)って)))
「それじゃ4人ともこっちに来なさい。私も本気で相手をしよう」
「シエル、どうするつもりなの?流石に全員で魔法を使っても先生には勝てないと思うんだけど」
「いや・・・先生に勝つ必要は無い。先生をあそこから移動させることが出来ればそれで十分なんだよ」
「なるほど。シエルくんは魔法解除は出来るの? かなり複雑そうだけど」
「認識強化の方はまだ時間がかかる。でも戦闘時には関係ないから後回しで十分、固定の方は実際に先生の足元を見て見ないと分からないけど、多分できる」
「そしたら僕たちはシエルが解除する間の時間稼ぎかい?」
「そうなるね。でも僕も参戦するよ。じゃないと多分2分すら持たないと思う。あの先生は普通に強いから。だから・・・アルスくん、君は身体強化を僕とマルキスにかけて。ナスメアはアルスと君が先生に狙われた時防御魔法をかけて耐えるんだ。そしてマルキス、君はナスメアとアルスが狙われるまで何もしないでくれ」
「何もしなくていいのかい?」
「いや最後の大仕事がある。先生の意識がナスメアかアルスに向いた瞬間先生の元に駆け込んでくれ。僕も続く。それで先生が僕たちの攻撃を避けようとして多分あそこから移動するはず。そうしたら皆で先生の足止めをお願い。1分あれば解除ができるはずだから!」
「わかったわ」
「身体強化は任せてよ」
「僕剣で先生と戦うのかい!?」
「そうだ。そしてこの作戦お前にかかってると言っても過言じゃない! 任せたぞマルキス!」
(アイツら、この私に勝負を挑むとは・・・それにしても魔法の解読と私の意思をあそこまで正確に読み取る力。素晴らしいじゃないか! 今年は面白い生徒が入ったな)
「よしお前ら! 準備は出来たか!」
「「「「はい!」」」」
「それじゃ始めるぞ!・・・始めッ!」
先ずはアルスの身体強化を貰う。それと同時にマルキスと二人で先生の元に駆け出していく
「ふむ。身体強化をかければ私に勝てると思っているのか! 私も舐められたものだな! 気張れよお前ら!」
「ナスメア!」
「分かってる! 天より見守りし我らが天神様よ、か弱き人の子をお守りください! リク!」
「ふむ、防御魔法か。でも甘いッ!」
ナスメアの防御魔法を剣でひと薙ぎしただけで切り裂いた!?
「アルスッ! 避けろぉ!」
「僕のこと忘れてないですかぁ!」
カルナロ先生の前に飛び出したのはマルキスだった
「フンっ! 学生の剣ごときに私の剣が止められるわけがッ!」
しかしマルキスの剣は確実にカルナロ先生の剣を止めていた。それどころか少し押しているまである
「よくやった! マルキス!」
「甘いわっ! リープチップ!」
近付いていたマルキスが一気に吹っ飛ばされる
「マルキスッ!」
「へへっ。大丈夫さ、僕は頑丈なんだ」
やばい。カルナロ先生、強すぎる。
「ザピ」
「なんだぁ? 初級魔法・・・とはいえ火力は中級クラスだな。ふむ、魔法の適性はかなり高いみたいだなシエル。でも私には効かんぞ!」
「知ってます。でも、ザピ!」
「だから効かぬと言っておる!」
兄様秘伝の時間差発動型の魔法陣、3つぐらいなら同時に扱えるかな
「チマチマと! まとめて吹き飛ばして」
「やっと出来た・・・行きますよ、先生。ちゃんと避けてくださいね?」
(なんだコイツ・・・急に魔力量が膨れ上がって? なっ!複数同時に魔法を放つつもりか!? そんなの超高等技術な上莫大な魔力量がないと不可能だ! それをコイツは・・・)
「三重魔法陣発動!」
「三重だとッ! ハハハ・・・とんでもない学生が入ってきちまったなぁ」
結果先生は粉微塵になってしまった。いやまぁちゃんと先生の決めた範囲内だったからちゃんと復活してきたけど。それよりも、想像以上に火力が出てビックリしてる。兄様に見せてもらった時はそこまでの火力になってなかった気がするんだけど・・・
「ちょっとシエル! 私達出番なかったじゃないの!」
「てか僕を囮にしたよね! シエル!」
「まぁまぁ皆、お陰様で石版の方の試練も突破出来たわけだし」
「そのあと先生しばらく起きなくてほぼ全員評価付けられなかったけどね!」
「ちょっとやり過ぎたと自覚はしています・・・はい」
「まぁまぁ。また次の授業の時に再度評価してくれるって先生も言ってたんだしさ?」
「アルスはシエルに優しすぎると思います! その優しさを僕にも少し分けるべきだとマルキスは主張します!」
「あんたがそういう態度だからよマルキス」
「え〜」
「そりゃ間違いないな」
そうして初の魔道剣技の授業は終わった。そんなに魔力注ぎ込んだつもりは無かったんだけどね・・・
PVが600を超えました!皆様本当にありがとうございます!気が向いたらで構いませんのでブックマーク、評価の方よろしくお願いします!




