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<52>最後の晩餐
魔王城にて、魔王は食事をしていた。
「ま、魔王様、ヤツらがもうすぐ、そこまで……」
「わかっている。これが最後の晩餐となるかも知れぬからな。」
慌てている臣下達を背に魔王は落ち着いていた。ナイフで肉を切り、食らう。食事が終わると魔王は静かに眼を閉じた。
「これで、我の力は更に強化された。問題ない。」
周りの魔族達も魔王の魔力の上昇を感じ、歓声を上げている。魔族は人間を食らう事でその魔力を増幅させるのだ。
「勝利したのちにはヤツ等をルシア以外全員食らってやる!」
そういうと魔王は眼を開けて立ち上がる。
「ルシア、ここまでたどり着いてみろ!」
そう言って魔王は部屋を移動する。そして王座に腰かけた。
「ここに集いし輩よ!全力で奴らを倒せ!!」
その命令に全ての魔族が従う。王座に腰かける魔王はその場所にてルシアとの決戦を待ちわびる。
★★★★★★
ルシアは仲間と共に魔族を蹴散らしていく。そして遂に魔王の魔力を感じる部屋の前へとたどり着いた。ルシアは扉を蹴破る。
「魔王!決着をつけに来た!!」
ルシアの苦難は続く……




