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<43>主人公の恋を応援します。レベルXルビールート



夏休みが終わり、いつもの学園生活が始まろうとしていた。夏休み中は修行したり、皆と遊んだり、ルシアは楽しい日々を過ごしていた。ただ、魔王による町の侵略は続いていた。そして、夏休み最後の日の事である。最後の攻略対象が現れる。


そう言えば、最後の攻略対象には名前がなかったかしら、それをセリーが名付けるのだけど、一体何て名前なのだろう?セリーなら知ってるかしら?


「ルシア。」


「ルチア様、またお越しくださり光栄ですわ。」


ルシアの元をルチアが訪れた時の事である。


「是非お店のお手伝いをさせてください。」


ルチアの申し出は嬉しかったが王子に手伝わせるなど飛んでもないとルシアは言う。


「なら、使用人に手伝ってもらいます。」

そう言って前に出てきたのはルビーだった。


「彼女を手伝ってくれ。」


「はい。」


そうしてルビーはルシアを手伝いだした。


「ルビー、ありがとう。」


ルシアはルビーに、仕事を教えながら店を手伝う。ルビーは飲み込みが早く、とても助かった。


「ルビー、そろそろお昼にしましょう!」


「!」


ルシアは厨房から焼きたてのパンを取ってくる。


「はい。」


「あり、がと、う。」


ルビーはたどたどしく返事する。


「ルチア様もよろしければ。」


「ありがとうございます。」


笑顔でルチアは受け取った。三人は食べ終わると一日中働いた。ルチアも見ているだけでなく客引きを行ってくれていた。


「これ、六枚切りに出来ないよかね?」


食パンを持った高齢の客がルビーに聞いた。


「ろく、まい?」


「そう、六枚切りにして欲しいんだがね。」


ルビーはルシアの元へと慌てて駆け寄る。


「これ、六枚!」


「六枚切り?わかったわ!」


六枚切りにした食パンをルビーは客へと渡した。


「ありがとう、助かったわ。」


笑顔の客をルビーはぼんやりと見送った。


「あり、がとう?」


ルビーはお礼を言われてどこか嬉しいそうだった。


日暮れ頃、そろそろ店じまいにしようと言う時である。


「ルビー…!」


夕日に照らされたルビーはいつにも増して瞳や髪の色がルビー色に煌めく。そして、ルシアは気付いてしまった。


「ルビー、貴方……。」


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