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<34>幹部の宴


幹部デルメスは焦燥した。この間の戦闘での傷がなかなか治らなかったからだ。だが、回復するには人間を食べる必要があった。まだ回復できていないが、町に赴く他にない。早く回復しなければ幹部の座を狙う同族に殺られかねないからだ。


「行くしかないのか……。」


デルメスは町へと降り立った。


「きゃっ?!」

町娘を捕まえたデルメスは、彼女の腕を引きちぎった。

「ぎゃぁああああっ!」


痛みと恐怖で声を上げる彼女を頭から殴り潰した。デルメスは屍を食らう。道行く人々は悲鳴を上げて逃げ惑う。建物はデルメスの魔法で破壊される。


「宴の始まりだ!がははははっ!」


デルメスによる狂食の宴が始まった。


★★★★★★★★


平穏な教室にセリーが駆け込んできた。

「ルシア様!大変です!町にデルメスが現れました!」


「っ?!」


過去のルシアとセリーとルシアは町までかけて行く。学園の教員達は町の住民達の避難を進めていた。デルメスは住民を食い散らかしている。屍の山の上にヤツはいた。


「デルメス!」


「あ?この間の女共かよ。けけっ相手にならねぇな。」


そう言って口に咥えた人骨を噛み砕く。三人はデルメスに魔法による攻撃を仕掛けた。ルシアの光の魔法で捕らえられたデルメスは、過去のルシアの魔法で強化された蹴りをくらう。そして、セリーの 魔法の光の矢がデルメスを射ぬいた。だが、デルメスはルシアの光を砕き、再生していく。


「くっ!」


ルシアは回復する前に光を浴びせた。デルメスは徐々に消えていく。前回の戦いでかなりのダメージをおっていたデルメスは本調子でなかったのだ。


「ぐぁあああああっ!!??」


雄叫びを上げながら光と共に消失した。


「やりましたね!」


「ええ!」


「うんっ!」


セリーも過去のルシアも、ルシアも三人は顔を見合わせて微笑んだ。だが、違った。


「ごふっ?!」


突然過去のルシアが吐血する。見ると過去のルシアの腹にはデルメスの腕が貫通していた。


「そんなっ!」


セリーは過去のルシアを慌てて回復した。


ルシアはデルメスの腕に光の魔法を浴びせる。しかし、デルメスは腕から徐々に元の姿へと回復していくのだ。


「そんなっ?!魔族が光さえもエネルギーとしている?!」


過去の幹部と同じ事をデルメスも行っていた。

「効かねぇなぁ。」


そう言って首を回すデルメスはセリーに黒い光りを浴びせた。セリーは悲鳴を上げながら焼かれていく。ルシアがデルメスが魔法を放っている腕を引きちぎった。セリーは間一髪で助かったが瀕死である。ルシアは更にデルメスの腹へ蹴りを決め込む。デルメスの腹は破裂して飛び散っていく。飛び散った腹は灰になって消えていった。


「くっ!少しはやるじゃねぇか!」


そこに何故かリト・シフォンが現れた。


「リト様?!」


ルシアが驚いているとリトはデルメスに魔法を放つ。デルメスは炎で焼かれて更に炎ごと凍らされた。氷が砕け散る。そこにルシアの光の魔法が浴びせられた。


今度こそデルメスは消滅したのである。過去のルシアはセリーを回復していた。ルシアはリトに駆け寄った。


「何故ここに?」



ルシアの苦難は続く…。

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