<25>魔王襲来
セリーが無事に戻って来ていつもの学園生活が戻ってくる。魔族の襲撃から立ち直る事ができはじめた頃、平和はぶち壊される。突然の地響きと破裂音と共に学園は再び破壊された。
「っ?!」
「テレス!」
ルシアの上に落ちてきた瓦礫を過去のルシアが蹴り飛ばす。
「ありがとう!ルシア様!」
辺り一面深紅のカーペットが広がり、死体のオブジェが転がり落ちる。魔族が溢れ出した。
「っ!!??」
ルシアは戦慄した。
「テレス!ぼうっとしないで魔族を倒して!」
「どうかされましたの?」
魔族を蹴散らす二人もやっと気付いた。物凄い魔力が近付いてきていたのだ。
溢れる魔族達をなぎ倒すので二人は手一杯だった。
「二人共、警戒して!ヤツがいる!」
学園は再び戦火に呑まれた。生徒達は死体になっていく。
「「ヤツ?」」
「ええ、魔王、」
ルシア達は迫りくる魔族達を倒していく。だが、魔法の光がルシア達を包んだ。そして、三人は炎に包まれる。
「「「きゃー?!」」」
なんと、回復魔法で回復するが、目の前には魔族がいた。過去のルシアの腕は噛み千切られ、セリーの脚は引き千切られる。
「「あああーっ?!」」
痛みに悶え苦しむ二人をルシアが回復する。
回復しているルシアの腹部に光りが刺した。
「えっ、こふっ。」
ルシアは吐血する。
「テレス?!」「ルシア様!?」
光の方を見ると一人の魔族がいた。
「久しいな、我が宿敵、ルシアよ。」
そう、魔王、その人である。
「魔王、デューク・バルト……?!」
ルシアの苦難は続く…




