g005;紅魔館。咲夜
咲夜「
妹様ぁぁ!
」
駆けつけるは、メイド姿の女。やはり少女。どこまでも少女。
▼咲夜とは、
紅魔館のメイド長。メイドだが戦闘能力高し。
ナイフ投げを得意とするのみならず、
『時を操る』というとんでもない能力を持つ。
十六夜咲夜。
カンコンカンコンカン! 何かぶつかった。
ノロ「
痛い。
」
ノロの周囲に大量のナイフが落下した。
いきなり、ナイフが現れた、と思ったら、ノロの頭部を目がけて、飛んできた。
が、ナイフは、刺さらずに落ちた。
咲夜「
……どういうことなの……?
」
ノロ「
えーっと、この館のメイドさん?
私は観光に来たんだけど、案内を――
」
次の瞬間には、咲夜が、ノロの顔面に、蹴りを打ち込んでいた。
が、倒れることも、吹き飛ばされることもなく、そこにノロは立っている。
咲夜「
……!? (何、この子は・・・!?)
」
まるで、咲夜のキックは、大木に止められたかのように、うんともすんとも。
ノロ「
なんとまぁ。アンタも話より戦いかい?
好戦的すぎる連中だこと……!
私はこのプラロイドカメラで、――ぬゃああああああああ!!!!
」
ノロは、プラロイドカメラが破損していることに、今気づいた。
ノロ「
壊れとるじゃないのッ!?
そうかっ。さっき、お宅の嬢ちゃんが、光弾撃ってきてね。
そのせいでカメラ、そのおかげでカメラ……
ほらっ、カメラ、壊れちゃった……っ。
」
――そのとき!
レミリア「
妹には手を出させないわよっ!
」
レミリア登場! とともに、槍状の武器で、カメラを……貫いたっ!!
ノロ「
だぁああああああああ!!
プラロイドカメラぁぁああああ!
たった一つの、試作品ばぁあああ!
」
レミリア「
ふふふ。効いたようね。
マジックアイテムさえ壊せれば、わたしのものよ。
」
ノロ「
なーんてことを……!
試合がしたいなら、前もって断りを入れてくれっ!
いきなりはダメだよ、いきなりは!
プラロイドカメラ……、ボロロイドカメラになっちゃっ――
」
そこをさらに、色とりどりの魔力の激流が、ノロを襲った。
ノロ「
ぬうううううううん……!
」
それを放ったのは、パチュだった。
パチュ「
……どう? 少しは効いたかしら……?
」
ノロ「
おお……お。盛大な歓迎だね……。
でも、なーんでして、みんなで攻撃するの?
それがここでのアイサツなのかぁ?
」
パチュ「
みんな……油断しないで。
全員で戦えば、もしかしたら……
」
咲夜「
はい、パチュリー様。
」
そして咲夜は時を止めた。
その中を、咲夜だけが動く。咲夜だけが。
誰も動けない空間で、咲夜はノロに近づく。
ナイフを突きつける。が……
ノロ「
…………
」
咲夜「
……まさか!!?
」
咲夜、ノロから離れる。
ノロは、少しずつ動く。だんだん、速度を上げて、動いていく。
咲夜「
……信じられない。私と同じ能力を持っていただなんて。
」
ノロ「
いや―――、今――、学ん だ ん だ――――
」
そこまで言って、ノロは静止する。
咲夜「
……どうやら、時止めの能力も、そこまでだったようね。
」
今度は、よりいっそう、力を込めて、ナイフをノロへ飛ばす。
――そして、時は動き出す――
――バゴカリィィィン!
砕け散ったナイフが、ノロの周囲にばらまかれた。
ノロの身体には、ナイフが通らない!
咲夜「
あなた、いったいどういう身体しているの……?
」
ノロ「
こういう身体さ。見てみな。
」
ノロは、ナイフを1つ取り出す。
それは、咲夜が隠し持っていたものの1つ。
咲夜「
……いつのまに。
」
そのナイフで、勢い良く、自分の眼球を刺した。
レミリア「
……っ!
」
咲夜「
……なっ!
」
フラン「
…………
」
しかし、ナイフが、砕けた。
眼球には、傷一つ、付けられない。
ノロ「
私は、眼球の水晶体だって、この強度さ。
だから、ムダなことは、やめるんだな……
」
フラン「
………………ふふふっ。
」
ノロ「
……?
」
フランは手を差し出す。そして何かをつかみ取る仕草をした。
フラン「
きゅ、っと、して…………
」
ノロ「
……おや? 髪の毛でも抜けたかな。
」
ノロは、何かが抜けたのを感じた。
フラン「
………どかーん。
」
ノロは爆破した。
爆炎の中、ノロの身体が宙に舞い、そして、落下、
地面に叩きつけられた。
これこそが、フランの、破壊する力だった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
レミリア「
……、よくやったわ、フラン。
」
フラン「
へへぇ……
」
咲夜「
美鈴、大丈夫? 起きなさい。
」
美鈴「
さ……、咲夜さん……、ええ……
」
パチュ「
……気をつけて! まだ終わってないわ!
」
立ち上がるノロ。
ノロ「
ふうぅー。
」
フラン「
しぶとい。いいわ。あなた、サンドバッグにいいわ。
もういっかい、つぶしてあげる……、きゅ、っと、して――
」
ノロ「
おおっと! そーは、いかないのね~
」
ノロ、目には見えない何かをつかんだ。
それをたぐり寄せる。
フラン「
え……うそ…っ……
」
ノロ「
つかんだぞっ! そりゃっ! どかんパーだ。
」
ノロは手をにぎる。
――ドガン……。
美鈴「
妹様っ!
」
今度はフランが爆破した。
咲夜「
まさか……まさか……
」
パチュ「
そうよ咲夜。あれはフランの能力。
それを、一目見ただけで、模倣された……。
どうやら、とんでもないものを、敵に回したみたいね、私たち。
」
レミリア「
……ふふっ。どうやら本気を出さないといけないみたいね……
」
レミリア、弾幕を張る。
しかし、その弾幕の量が、尋常ではなかった。
周囲をドーム状に覆うほどの、無数の弾幕。逃げられはしない。
そしてフラン。先ほどのダメージも何のその、復活し立ち上がり、また参戦。
フラン「
ふはへっ……。
」
同じようにフランも、弾幕を生成。ここら一帯に、
異常なほどのエネルギーが満ちる。
ノロ「
………………。
」
ノロは、天を指差す。その指先に、米粒ほどの光球が現れる。
その光球は、だんだん膨らんでゆく。
ビー玉サイズ……、バスケットボールサイズ、さらに越えて、
直径1m……、5m……、10m……
そのくらいの規模になったとき、突如、弾幕が動きはじめる。
フラン&レミリア「
えっ……!?
」
フランとレミリアのコントロールを外れ、弾幕がひとりでに動き、
その巨体な光球へ、激突、吸収されてゆく。
光球、さらに巨体化。
パチュ「
あなた……いったい、……滅ぼす気!?
」
ノロ「
大丈夫さぁ。モノはでかいが、まだまだ濃度は薄めている。
アンタ方なら、死ににゃしない。
……それに元はと言えば、そちらさん、問答無用で仕掛けンだもの。
少しは痛い目を見ればいい。
」
パチュ「
やめて、ねえ、やめて。私たちが悪うございました。
」
ノロ「
遅いっ。
」
と、言うやいなや、巨大な光球が分裂!
分裂した各々が、各人へ激突し、いい塩梅にダメージを与える。
ノロ一人を残し、全員が気を失う。
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■要約
・フランに次いで、咲夜まで参戦。のち、レミリア、パチュリーも参戦。
・ノロ以外、倒れる。
◆ここまで書いてみた雑感
キャラクター設定をはじめとして、設定を調べ、把握するのが大変でした。
既存のキャラクターを用いる方が、手早く描けるような気がしました。が、私の場合には、やはり、色々と自由にできるオリジナルのキャラクターで作るほうが、楽で良かったです。そのことが分かっただけでも、はじめて二次創作にチャレンジした意味はありました。
そういうことなので、この物語も、もうじき、切り上げると思います。
。。。。。。。。。。。。。追記1
東方キャラをはじめ、二次創作では原作キャラクタを使わせていただいているわけです。
そして、その原作キャラそれぞれにも、ファンの皆さまが支持されておられる。
そういうわけなので、あまり酷い目に合わせる展開に、しづらい。とても! しづらい。(それは作者にもよります)
そのため、多かれ少なかれ、表現の幅が狭まる。
これがオリジナルキャラクターだったら、気兼ねなく残酷描写もできる。
……と、まぁ、そういうことで、今作も、例えば、東方キャラの誰かが死亡する、などというような描写はありません。反面、オリジナルキャラクターが酷い目に合う描写はありえます。(しかし、主人公ノロに関しては、作品設定上、無敵のような扱いなので、主人公のみ例外的か)
◆「楽な異世界に生きたい少女のはなし」でも、おなじみ?の、ノロの作り出す、莫大なエネルギーの塊「光球」。
このイメージ元は、ドラゴンボールというアニメにおける、フリーザという凶悪な敵が、惑星ベジータを破壊するときのシーン。『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦 フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父』。これです→ https://www.youtube.com/watch?v=36gt0Q3NpQw