g001;導入
◆三人称視点。
この物語の主人公は、「ノロ」と言う。
そして、このノロという存在は、色々な世界を転々と生きた。
地球という星のある世界に、封印されたこともある。
ボロボロの魂だけの状態で、ポイっと捨てられた。
辛かった。生まれながらに原因不明の病苦が肉体と精神に及び、
44歳まで忍耐で生きたが、最期は発狂しての狂い死にだった。
死因はよく分からない。とにかく死んだのだ。
ちなみに、その地球での44年を、ノロは男性の身体で生きた。
心は女性だったろうが、はじめから、どこかしこ狂っていたので、
当人も最期まで、その異常に気づかなかった。
何度も転生して、今に至る。
救いの神は、ファンタジアという世界の神を務めていた、
女神ゴッドマザーだった。
その方が、ノロを、魂のレベルから修復してくださった。
それで、本来、あるべき姿になった。
。。。。。。。。。。。。
今のノロは、はるかに健康体。絶好調! だ。
世界ファンタジアで、覇王の娘様として生きている。
外見は10代前半。実年齢は数世紀以上。歳など覚えていない。
髪は白髪。服は、黒の作業着を愛用している。特別製だ。
健康にもなり、とてつもない無双的の力も得たために、
身の回りの防衛と治安も安心。
また、ベーシックインカムを参考に、
生産余剰分を人々に還元する社会システムも構築した。
地球での生活より、はるかに良くなっていた。
ノロ「
地球で生きていた頃は、毎日が痛みと苦しみとの
戦い……ですらなかった。
戦えなくて、ただ、耐えて、耐えて、耐え忍ぶだけだった。
……それと比べれば、今は天国だよー……
」
満喫していた。
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■要約
・とても苦しい人生を生きて死んでは転生を繰り返し、ようやく、楽園にたどり着いた。
◆体裁について
のちにゲームテキストとしてコピー&ペーストすることを想定し、適宜改行を入れている。