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気象魔法士、ただいま参上 !  作者: 十二支背虎
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123, ダンジョンで、……攻略は、二十一階へ ⑤

久々の四連投です。……てへっ。

「いやぁ、あの後ダンジョンクリアのポイント精算があったんだよ。」

「これが、予想外に時間掛かっていたんだけど……」

「なんやかんやあってポイントも莫大な数字になっていたいけどな………orz」


 ダンジョンクリアのポイントがあまりに大きな数字になってしまい、戸惑いも大きかった。メインとして俺が貰ったものでも優に十桁もの数字になった。

 他のみんなたちでも、それぞれに少し格差があるが最低でも四桁だった………orz

 やはり魔物誑しの効果が爆発していたようである。


「それもそれぞれに割り当てられてようやく終わった。そして、そのままダンジョンの二十一階への階段降りたら、ここに着いたんだ。」

 という、みんなの口々から出た言葉。


 あまりの言葉にワッケィンは絶句するしか無い。

 彼らは飛鱏に乗って最速で帰って来ていたというのに、だ。


「はあぁ? 何だいそれは! じゃあ、君たちの感覚ではここはダンジョンの中って事かい………、ということは俺たちってモンスター扱いか………orz」

 項垂(うなだ)れるワッケィンに対して、みんなしてツッコむ。

 

「「「「「イヤイヤ、魔物はアレだよ、アレ!」」」」」

 そういって、ワッケィンの背後を指差した。


 自分の後ろ? 犬神様の神社があっただけのはずとか思いながら振り向いたワッケィンの目の前に超ビビっている巨大なネズミの魔物と、結界を挟んで興奮するネコビトたちと猫科の魔物がおりました。間にある結界が猫パンチで揺れていました。

 

 そのカオスな様子にしばし呆然としていました。




ヂュヂュウヂュッ(あ゛るじざま゛ぁ)ヂュヂュヂヂヂヂヂ(かかかかかか彼らは)ヂュヂヂュウヂュ(ネコビトと猫科では)……』


 でっかい図体の割にビビリんぼのままで、ある意味安心したというか、これからどうしようかというか、本当にどうしようかな。


 ひとまずはシロウの眷属たちは既に穴の中に避難しておりました。そのまま帰して貰うとしようか。しかし、どこからこの穴掘ってきたんでしょうね?


「シロウ、このトンネルはどこに繋がっているんだ?」

 そう言った瞬間でした。


 二十階の査定の門で従魔になった、新参の魔物がそこにへばりつきました。

 そう、門扉(ドアモーン)たちです。

 何するのかと思っていたら、開口一番。


『二十二階への扉、参上でする。』



 二十二階への階段が現れました。

 てか、これからこんなんなのか?


ヂュウゥゥゥ(か、隠れらんないっ)………orz』

 ワタワタとしているシロウの姿に何となく癒やされておりました。

 本人(鼠?)にとっては一大事のようでしたが。


 結局、俺の従魔という結果で、既に小型化を取得して俺の肩に乗っています。

 傍目(はため)には、リスみたいですが……。一応、障壁付きの首輪も渡してありますが、今後従魔登録が済み次第、登録票と交換予定です。


 彼にとっての脅威はネコ族がメインなので、障壁の形が他の魔物たちとは一線を画していて、通常の二種の他、ヤマアラシ型も装備しています。

 ただ、俺の肩にいる時に発動すると俺に刺さりかねませんので、俺の障壁と融合するタイプになっています。一度、発動してしまい、思いっきり刺さりました………orz

 





「ほら、お兄ちゃん、こっち来て!」

 呆然としていたワッケィンはロミィに力ずくで引っ張られていきました。俺たちも何事かとか思っていましたら、この村の結婚衣装に包まれたカッタェが出て来て、ささやかながらの人前結婚式。


 ひとまずは杯が用意され、先代の長の発声の元、固めの杯が交わされていきます。

 赤くなってしまったカッタェとワッケィンにとっては寝耳に水状態での進行で口を出す(いとま)すら有りませんでした。


 先代以上の年寄りが集まって唸りだしたのが………。


「「「「「「「た~かさ~ごや~ こ~のうちゅ~ぶね~に セイ~ルをあげ~てェ~」」」」」」」


 どっかで聞いたような節の祝い唄のはずなのだが、時代を超えてきた言葉のような違うような不思議な唄になっていました。


 ともかくも犬神様の前で執り行われたこれ《結婚式》は有効で、カッタェのスキル欄に【犬神の耳 Lv1】と【犬神のシッポ Lv1】という訳の分からない物が増えました。しかもオンオフ可能です。本人の種族はヒト族のままですが、たぶん、犬神神社を守ったというこの地の神からの感謝なのかも知れません。

 ハッキリ言って謎です。


 人狼族の結婚式に出す事の出来る引き出物に見当が付かず、魔物とか従魔用のガリントの盛り合わせと、ヒト族用のあまり堅くないカリンテと柔らかいドーナッテを用意しました。

 ガリントは、歯に自信のある人たちは挑んでいたようですが、大半は従魔たちに饗されました。








「なぁ、セトラ。その後ろにいる子狼たちって従魔か?」

 ワッケィンの言葉に、すぐに頷く。


「ああ、良く分かったな。狼系はダンジョンで網羅した感じかな。雪狼、森林狼、夢幻狼、刀狼(ソードウルフ)角狼(ホーンウルフ)獅子狼(ししろう)に、銀狼(シルヴァン)もそうなんだろうな? お前たちを除いて従魔化した結果、小型化をスキルで持っているよ。」

 その言葉に得心(とくしん)が行ったような顔のワッケィン。


「何でそんな事、聞くんだ?」

「カッタェが犬神様の祝福を受けたみたいなんだ。」

「はぁぁぁ?」

 訳が分かりません。

「犬耳とシッポをゲットしていた。」


「ちょ、ちょちょちょちょっと、待て! その設定で行くと、他にも誰かがゲットしていそうな気がするぞ。…まさか……俺か?orz」









 後で自分のステータスを確認してみましたら、ありました………orz







百六十話、終了時の時のレベル、

【名】エト・セトラ・エドッコォ・パレットリア

【職業/サブ】賢者Lv9/気象魔法士LvMaX+α、魔物誑しLvMaX

       賢者は魔導士LvMaXの隠れ上級職【ここまで到達する者が居なかったため、設定が無かった。】、LvMaX+αはLvドレイン攻撃を無効化する。

【称号】竜殺し、魔王の友達、国王、国家魔法学院講師、ダンジョン・リーダー、魔物誑し、指揮官、料理人、新工法の発見者、キス魔(笑)、ハーレムのぬしnew、竜の守護者new、犬神の守護者new

【HP】2,035,800【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【MP】5,229,959,229【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【STR】1,929【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【VIT】3,099【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【DEX】1,962【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【AGI】1,852【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【INT】5,099【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【LUK】3,500【守護者獲得に伴う救済措置の上昇分を含む】

【属性】

火MaXにつき源の赤にクラスアップLv4/水MaXにつき源の青にクラスアップLv14/土953/風MaXにつき上位の源の白にクラスアップLv22/光MaXにつき上位の源の白にクラスアップLv2/空間LvMaXにつき、時空間へ、上位変換し、Lv45/闇MaXにつき源の()にクラスアップLv4/無MaXにつき上位の源の紫にクラスアップLv2

【スキル8/10】


 身体強化95/ダッシュ80/鵜の目48/予知80/状態異常回復75/

 時間制御62/障壁制御25/召喚45


【控えスキル5/10】

 お笑い65、キス魔14、竜の翼3new、犬神の耳6new、犬神のシッポ6new

【装備】

 竜革の靴/国王の竜革製魔銀防護子供服(上下)/短剣/まきびし数種/指弾/長剣

  /守護者装備各種【竜の翼(背中装備収納中)/犬神の耳(頭部装備収納中)/犬神のシッポ(臀部装備収納中)】

「た~かさ~ごや~ こ~のうちゅ~ぶね~に セイ~ルをあげ~てェ~」は、

「高砂や この浦舟に 帆を上げて」をヒネってみました。

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