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気象魔法士、ただいま参上 !  作者: 十二支背虎
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118, ダンジョンで、……攻略は、二十階へ ⑤

100,000アクセスを越えました。

読んでくださっている方々、ありがとうございます。

まだまだ、続きます。

 ところで、ここはどこなのだろう? 島か? 大陸か?


 ワッケィン本人がどうするとかはまだ聞けるような状態ではないが、一応の対応だけは考えておかなくてはな。

 記憶が戻ったら一緒に行動するかも知れないが、魔王のこのダンジョンの造りも攻略してしまったら、繋がりが無くなるかも知れないからな。まあ、まだ十階層残っているが、でも十階層でしか無い。


『ピー助、ここと俺たちの大陸との距離って飛んだことはあるのか?』

 本来なら、一番最初の疑問だったのだけど、ここまで延び延びになっていた。この星の大きさは、どうも地球の大きさよりも大きそうだったからな。


 もっとも、俺たちの方が小さいのかも知れないが……。



『あるじ様のいる大陸は、この島をおらたちの力で飛び立ったとしても七回は、空で燃える火の星が巡るくらいの距離です。途中にある大きな壁は、飛び越せないのです。壁を貫く水の流れを見ながら、飛ぶことになります。』

 空の覇者として君臨しながらも、その力の及ばない壁が存在しているということのようだった。


『あるじ様の方が早いですよ。』

 空の覇者に変な太鼓判を押されてしまった。





 さてさて障壁の外の煙が晴れる前に、ゴーレムハウスを出しておくとしようか。

 今日はここで素泊まりと行こう。


 障壁内の地面に堀を造り、自らそこに嵌まったゴーレムハウスは腕を広げ要塞と化していく。ゴーレムハウスからはゴーレム鉄板が出て来て、今日の晩飯を作り始めていた。

 ああ、ゴーレム鉄板では無く、ゴーレム串焼きのバージョンで串に刺して、ある物をタレ付けて焼いていました。



 今日の晩飯は五感を刺激する(こう)ウナギの蒲焼きをご飯に乗せたもの。

 入れ物はドンブリを土魔法で形成して火魔法で焼成(しょうせい)してあります。


 前世の記憶持ちはもちろん、従魔たちにも大人気です。

「ウナギだぁ……、うぅ~………グスッ。」

「ウナギ………、てんこ盛りにして欲しい……」

「うぉぉぉ、うな丼だー!」

「う、うな丼ですの? ………コ、コレは………お、美味しいですにゃー!」

 一国のネコミミ姫様のその一(プ・リウス)が大興奮しておりました。

 その二(プ・リメラ)の方はもう声も無く……、いえ、ニャーニャーとかぶり付いていました………orz



 この甲ウナギはサイボーグ亀のゲンブの甲羅に保存されていた地球産ウナギの卵から孵されたもので、パレットリアのダンジョンの中で養殖に成功したもの。


 こちらの環境になれたものなのだが、頭のところにコバンザメのような甲羅状のものを形成するために、この名が付いた………何でだorz。


 米は既に生産されています。

 カレーライスなんかはパレットリアの国民食になっているほどだ。


 ただ………、あまりに辛いのを食べた竜人が居て、その辛さに火を噴い(ブレスし)た事があり、それを出した屋台が全焼した。

 そのため、カレーライスの辛さの基準は国王審査の元に制定されている。



 そこへ突如、グオオオオオオという何ともいえない音が……。

「今の………何?」「外から聞こえたぞ?」「外?」

 外という言葉に、そこでうな丼を食っていた面々がどんぶりを持ったままクルリと障壁の方を振り返る。

 障壁の外では、既に煙が晴れてケダマ狩りのために集まっていた狩人たちが鈴なりになっていた。

 シュッキンの障壁は今回空気の出入りの制限をしていない。


 ………という事は。


 うな丼の匂いはダダ漏れです。


 煙で食わせるうな丼という言葉があるほどのもの。

 彼らは、シュッキンの障壁に顔をくっつけていました。


 獅子狼(ケダマ)が俺の従魔になった事は宣言しておかなければならないのは当然の事ですが、この現地の方々はどちらの方々?


 まぁ、ワッケィンはいいとしても、他の方々とはキチンと話を付けておかないとトラブルの元ですから、ね。

 しかも、いま気がついたところですが、彼らに対して行動を起こすにも問題が一つ。


 それは………、獅子狼(毛玉)たちを従魔にしたのに、次の階への階段の扉が現れない事であった。

 まだ、この階に魔物かその眷属がいるという事の証明になる。



 ひょっとして、彼らがそうなのであろうか?

 ワッケインと、その仲間たちの誰かがそうという事でもあるのかな?


 さっきから彼らを見ていて何となく違和感があったのですが、煙が晴れた事で明確にその違和感の正体に気が付きました。


 彼らの誰もがケモ耳とシッポを付けていたのです。

 ワッケィンを含めて………orz


 彼らは、ウルフマン(人狼の一族)か、ライカンスロープ(変身獣人の一族)か?



 そこで彼らをつぶさに見つめていた、食事中のカッタェに危険な問題が発生しました。


















「ワッケィンくんも、ケモ耳とシッポ………あるんだ。……………す…素敵。」


 マジ、………orz

 薄い本の影響恐るべし。

ステータスは基本セトラくんだけです。

気が向いたら、載ります。


ハーレム関係は………、お楽しみに。

しばらくは場外乱闘かも。

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