序
これから、この物語を読もうとしてくださっている方。本当にありがとうございます。構想に一年くらいかかったと思います。一生懸命書きます。よろしくお願いします。
皆さんは妖怪がいると思いますか?
唐突過ぎましたでしょうか?
結論、妖怪はいる。いや、いた。
なら、今は・・・
今はいない。
消えてしまった。
そう、消えた。消えた。消えた。
なぜ妖怪は消えたのか。
妖怪が存在するには「妖気」というものがこの世に満ちていなければならなく、その「妖気」が消えてしまった。
突然に、唐突に、突発的に。
時にして、800年前といったところか…。
しかし、その妖怪が再び姿を現しだした。
ということは、「妖気」がこの世に現れだしたということ。なのだが、問題が起きた。そして妖怪は行動を起こした。
それは…
人間を襲いだした。
妖怪が人間を襲うことは疑問だろうか?
かつて人間を襲う妖怪は、全体からみればほんの一部。座敷わらしとか、でいだらぼっちとかって人間を襲うわけじゃないでしょ。
そういう妖怪が大半を占めていたのだが、ここに来て、妖怪は人間を襲いだした。
それは、すべての妖怪が存在を保つための「妖気」の総量に満たない。
それ故、復活した妖怪は薄く透き通った状態で、放っておけば、存在はまた消えてしまう。
そして、妖怪は気づいてしまった。他の存在の正気を吸収する事によって、存在を保つためだけでなく、自らの妖力を更に高められることに…。
さて、妖怪と人間を取り巻く、長く長く時を越えた物語を始めようか。
妖幻夢。ここに開幕だ。