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プロローグ

ノリで会員になり、書いた作品です。

暖かい目で見守ってください。

お願いいたしますm(_ _)m

夜中【ーFINー】と静まり返る部屋のテレビ画面に映る。


「3日でクリア出来たぜ!やっぱ魔王を勇者が倒すゲームは最高だぜ‼」


と言いながら布団入り、明日新たにゲームを買おうと決心んし眠りについた。


「ハル!ハル!いい加減起きなさい!!」


母親が俺を起こしにきたのである。


「何時だと思っているの?」


「知らない」


「高校に遅れるわよ」


「へいへい」


仕方なく起き、時計を見ると学校に遅刻ギリギリの時間である。


「もっと早く起こせよ」


「起こしましたよ。あなたが起きないだけでしょ」


「起きないのは、起こしたに入らないんだよ!」


毎朝の口喧嘩が始まる


時間がないとこを、思い出し早々に喧嘩を切り上げ俺は身支度を済ませ大急ぎで家を出た。


懸命に走ったおかげで、遅刻はせずにすんだ。


教室に着くと友人のマサキが呆れている。


「またギリギリかよ!1回位くらい早く来てみろよ!」


「うるせぇ~よ!俺はお前見たい早く学校来て勉強なんて馬鹿な事はしないんだよ!!」


「じゃ何に時間を使うんだよ」


「「ゲーム」」


2人が言葉が重なった。


「知ってんじゃね~かよ」


マサキが呆れた顔で


「当たり前だろ!お前とは子供の頃からの付き合いだからな」


と言った。


「そこでそんなお前に頼みがあるんだけど、昨日てか今日ゲームクリアしちゃってやるゲーム無いんだよなぁ~」


ハルは手を合わせ頭を下げながらマサキを見た。


マサキは、何か嫌な気配を感じ取り廊下へと逃げた。


逃げたマサキをハルが追った。


「どうせまた金だろ」マサキが叫んだ。


マサキと正反対のトーンでハルが答える。


「当ったり~‼3000でいいからかしてくれよ~」


「嫌だね!だってお前金返す気無いだろ!」


「あります!あります!来月には誕生日で小遣いもれるからさ、返すって」


「やだね」


マサキはハルにもう12000円も貸しているため、もう一円たりとも貸さないと決めていたのである。


そんなこと露知らずハルは、毎度毎度ゲームをクリア度に言ってくる。


校内中を走り回った結果、マサキはバテこういう時だけ妙に元気なハルに捕まった。


「なぁ~貸してくれよ~」


ハルは何度も繰り返す。


マサキは諦めたのか口を開いた。


「わかったから一旦黙れ。」


ハルは勝ち誇った顔で口を閉じた。


マサキには考えがあったのだ。


「ゲーム代は出すが買うゲームは俺が決めるからな」


マサキはクソゲーを買ってやり、しばらくゲームを買わせない気でいたのである。


ハルはまさかのてで来たので少々驚いたが間髪いれずに言った。


「必ず勇者が魔王倒す系の王道のRPGな!」


「わかってるよ」


ハルは絶対に王道ゲームしかやらないのをマサキはいやというほど知っていた。


マサキが問いかける。


「今日の放課後いつものゲーム屋でいいか?」


ハルは首を横に大きく振った。


「昨日の帰り道に新しいゲーム屋見つけたからそこに行こうぜ」


「新しいゲームや?」


「そうそう、昨日近道して帰った時に見つけたんだよ」


「まぁどこでもいいけどよ」


話が纏まると2人は教室へと戻って言った。



キンーコンーカンーコンー



授業がすべて終わると直ぐにハルがニヤニヤとマサキの元へやって来た。


早く行きたくて仕方がないのだろう。


ハルはマサキを連れて昨日帰った道を帰り出し、約15分ぐらい歩いた辺りだろう目の前に【異世界屋】と書かれたボロい看板がある店に着いた。


「こんな店にゲーム何て売ってんのかよ」


と誰もが言うだろう台詞をマサキは言った。


「昨日の帰りにちょっと店ん中覗いたらpx2のゲーム置いてあったんだよ」


ハルは満遍の笑みで言った。


「とにかく入ってみようぜ」


と言いハルが扉を押して入り、続けてマサキも入った。


店内には見たことのないゲームが所狭しと並べられていた。


ハルは店員、いや店長であろうカウンターに座っていたおじさんに話しかけた。


「px2のRPGって何処にありますか?」


おじさんは、立ち上がり2人に後をついてくるようにと手を曲げ呼んだ。


2人はおじさんに案内されるがままに付いて行った。


おじさんは店の右奥に着くと棚を指差した。


2人は


「「ありがとうございます」」


と言い頭を下げた。


何かモジモジしていたハルは急におじさんに向かって言った。


「トイレかりれますか?」


おじさんは右手を上げ店の左奥のトイレを指差した。


ハルは教えてもらったトイレへかけ出した。


腹が痛かったのだろう、しばらく出てこなかった。


マサキはハルがいないのをチャンスと思いおじさんに問いかけた。


「勇者が魔王を倒す系で安いゲームありませんかね?」


おじさんは棚を眺めた後ある1つのゲームを手渡してくれた。


ゲームの名前は【魔王だって悪じゃない】である。


値段も2498円と考えていた金額の予算内だった。


裏の内容説明を見てみると〔魔王は勇者側の民からすれば魔王だが魔王側からの民からすれば勇者なのである。


このゲームでは魔王側の民視点から見た勇者(魔王)が魔王(勇者)を倒すことを目標とした逆王道なゲームをリアルに体験できるゲームである。〕


マサキはこの説明を見て確かになと納得し、ハルの条件も満たしていると考えた。


マサキ更におじさん質問した。


「このゲームってクリアするのにめっちゃ時間掛かりますか?あいつ、今トイレに入っているやつかなりのゲーマーでゲームを次から次へとクリアしちゃうんで。」


おじさんは即答した。


「もちろんじゃ、ゲーマー如きが簡単にクリアできるもんじゃないわ!わしが保証するわい!」


マサキ内心めちゃくちゃ驚いた。


(このジジイ喋れんのかよ!)


マサキは落ち着いてたら決心した顔で言った。


「本当ですか⁉じゃこのゲームください」


「はいよ」


とおじさんはゲームを持ちレジへ向かった。


会計を済ませ店を出ようとした時、ハルがトイレから出てきた。


「ハル、ゲームは買ったから帰るぞ」


マサキはしてやったりの顔である。


「マジかよ⁉何かってに買っちゃてんだよ!」

ハルは若干怒っていた。


「言っただろゲームは俺が決めるって」


「それはそうだけどよ…少しくらい相談してくれよ」


「やだね~ほらゲーム」


マサキはハルにゲームを渡した。


「何だよこのゲーム‼主人公魔王じゃねぇーかよ!違反だぞ」


「ちゃんと裏の説明見ろや」


少し黙り込むハル


「違反はしてないからな」


マサキはハッキリ言った。


ハルは一本取られたような顔をしている。


「確かにそうだけどよ~、これはセコくね~か?」


「セコくね~よ。とにかくゲームは買ったんだし帰るぞ」


マサキが扉を押して外へ出た。


「へいへい」


と肩を落としながらもマサキに続いて外に出ようとした時、おじさんが呼び止めた。


「小僧このゲームを甘くみるなよ!プレイする時は覚悟してやれ!」


ハルはおじさんの言葉を聞き流しマサキを追って外へ出た。


「ハル何か言われたのか?」


マサキが聞いた。


「なんでもね~よ」


店を振り返りながらハル言った。


「ならさっさと帰ろうぜ、俺はお前と違って勉強するからさ」


すました顔でマサキが言った。


「はいはい、んじゃいつもの交差点まで行けばわかるよな?」


「おう」


2人は歩き始めた。


少しすると交差点についた。


「来月には金返せよ。あと明日提出の宿題があるからやっとけよ」


マサキが何も言わなければ何もしないだろうハルに言った。


「返すし、宿題くらいやるわ!」


と言っていると信号が青になったので2人はここで別れ、家に帰った。


家に帰り今日買って来たゲームを始めようとした時、母親が手伝いを頼んできた。


仕方なく手伝い終わると、飯、マサキに言われた宿題、ドラマ、風呂こんなことをしているうちにまた夜中である。


普段ならオールしてでもゲームをやるのだが今回は乗り気でわない。


なぜなら今日買って来たゲームの内容が魔王になり勇者を倒す逆王道だからである。


それに加え今日は親の手伝いをしたため眠気がMAXなのである。


しかし、ハルはゲーマーとして買ったゲームは何があってもその日にプレイと決めおり、眠いながらも【魔王だって悪じゃない】をpx2にセットしゲームを始めた。


ゲームにはOPもなく直ぐにメニュー画面が出てきた。


[はじめか]

[続きから]


の2つの選択があり、ハルははじめかを選択した。


次の瞬間ハルの意識は遠のいていった。










「魔王様、魔王様お目覚めのお時間ですよ」


聞き覚えのない声で起こされるハル


起きるとそこには、金髪でロングで、ナ、ナ、ナイスバディーのメイド服をきた女性が立っており、目の前には只の平凡な部屋ではなく雑踏30畳ぐらいはある部屋に床には大理石、天井には大きなシャンデリアが目に飛び込んできた。


ハルは飛び起きた‼


そして自分の頬を抓った。

「痛い、痛いぞ、てことは夢じゃないのかぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


「これはリアルなのか、リアルならここはどこなんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


と心の底からハルは叫んだ。

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