2月14日
2月14日AM7:02
京「・・・いよいよか。」
俺は制服に着替えて、学校へ行く用意をする
AM7:40 登校
京「・・・」
隼人「京ー、やっぱり今年も早いな」
京「まぁな・・・今日、早く帰るからな」
隼人「おう!」
~靴箱~
カタン
中には上靴以外何も無い
京「ふぅ~」
隼人「お前、まだ引きずってんのかよ?」
京「まぁ、そりゃな」
俺は、小学4年生のバレンタインの日
何時もより遅く学校へ行くと・・・
「・・・」
パコッ ドサッ!!
靴箱の中にはどっさりとチョコが入っていたんだ。
また、次の年も
あれから俺はこの日だけは早く学校に行くようになった
隼人「この時間には誰もこねーよ」
~お昼休み~
隼人「京!急げ!捕まるぞ!」
京「ああ・・・双羽は?」
隼人「ああ、あいつなら・・・」
双羽「二人とも待ってよー」
双羽の後ろに人がたくさん・・・あれは女子だ!!
隼人「わっバカ!何で連れて来るんだよ」
双羽「知らないよ!二人だけ逃げるなんて・・・ずるいよ!!」
女子達「キャー不知火君と如月君もいるー」
京「ヤバイ見つかった」
隼人「と、とにかく屋上だ!急げ」
双羽「屋上なんか行ったら、蜂の巣に行くようなもんだよ~」
隼人「ハァ?お前知らねーの?」
バンッ
隼人「俺と京以外立ち入り禁止区域なんだぜ」
双羽「うわーすごい・・・天国みたい・・・」
今日は雲ひとつ無い快晴だった
京「今日はやけに晴れたなー」
俺達だけ立っていた。すると・・・
双羽「ねぇねぇ隼人。どうして女子はここまで追いかけてこないの??」
隼人「さっきも言ったろ?ここは俺ら以外立ち入り禁止!!」
双羽「何で?」
隼人「何でって・・・知るかよ俺が」
双羽「え~」
京「俺らが入学式をさぼってここに来たんだよ。そしたらあまりにも気持ちよすぎて寝ちゃってさ。此処に上って来た生徒を隼人が追払ってくれたんだ」
双羽「隼人優しー」
隼人「ばっばかかお前!俺も寝てたら邪魔が入ったんだよ!」
京「照れんな」
隼人「照れてない!!」
双羽「フフッ仲良いねー」
そして放課後
京「・・・よし!抜けるぞ!」
隼人「おう!」
双羽「ねぇ・・・本当にやるの??」
京「当たり前だ・・・よしっ行け双羽」
双羽「うぅ・・・」
何故双羽がこんなに嫌がるのかと言うと
作戦1↓
双羽・決死の囮作戦
女子A「あっ双羽君、発見!」
女子B「逃げられるよ!早く!!」
女子たちが一斉に双羽に向かう。
隼人「・・・よし、今だ!行くぞ京!」
京「おう」
タッタッタッタッ
双羽(上手く逃げ切れたかな?)
・
・
・
隼人(よしっ!双羽! 早く来い)
と手招く隼人
双羽(えっ今!? ・・・待って~)
10分後・・・
隼人「おい!双羽まだかよ!」
京「もうちょっと待ってやれよ。俺らの囮役なんだし」
隼人「・・・」
双羽「ごめーん」
隼人「おせーよ・・・まあ、サンキューま」
京「俺からもthank you」
双羽「これくらい大丈夫だよ」
双羽は照れくさそうに言った。
双羽「そういえば・・・はい、どうぞ」
隼人&京「えっ?」
双羽「二人に渡してって、同じクラスの女子から」
それは手から今にも落ちそうな数のチョコだった