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大いなる買い被り 9




王国側の人間はそれを聞いて安心したような顔になる。

そこまで喜ばれてしまうとは逆に申し訳ない。


「ああ、そう言ってくれるとありがたい。王国を代表して感謝する。これでやっと…」

王様も整った顔を少し緩めてそんなことをいうものだから、ついつい反射的に否定する。


「いえ、私は…」

私の力がなぜか必要以上に高く見積もられている。

なんとか早い段階で修正したいものだ。

きっとあとで痛い目を見る気がする(おもに私が)。


そんな私の声にかぶせるような声がいくつか。

「何をおっしゃいますか。あなたがいて下さるだけで、天の助けを得られたようなものでしょう。」

「その通りです。私はあなたが魔王に立ち向かうとは考えるだけで恐ろしいとは思いますが、神の御加護のあるあなたがいるのならば、討伐も近いでしょう。」



ああ、言わせてももらえない。

私に何ができるかもわからないのに、そこまで期待されるのはつらい。

後でがっかりされるのは、一度持ち上げられたものにとってかなりの落差を感じるからだろう。


その時に傷つくのは私なのだが、悪いのも周りの期待にこたえられなかった私なのだろうな。

始まる間からかなり暗い気持ちになってしまったが、部屋にいる人間は反比例してテンションが上がっているようなのは気のせいではないのだろう。



「皆様、ユーリさまは少々お疲れの様子。討伐の話を進めるにしても、一度場を移されてはいかがでしょう。」

そんな声が聞こえた時、ほぼ全員が彼のほうを見た。










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