表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺はスマホで異世界を攻略する  作者: パーサー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/17

6.俺はスマホで目玉焼きを攻略する


食べたいにゃんっと、ぎゃんかわ猫耳少女に言われたら仕方ない!!

ここは男を見せなきゃいけない!!

立ち上がれこのガラスじゃないがガラスのマイボディ!!



「ってポポここのキッチンで料理していいか??

というか、調味料とフライパンってか焼くのある??」

「ほんほんほん、あると思うにゃ!!

待ってにゃ!!!」


この際、親のことも聞いてみるか。


「で、ポポの親はどこにいる?

家上げてもらってるから挨拶したいんだが……」


俺は礼儀正しいからな、そこはしっかりしないと!!!


と思ったらポポがビクッとして、焼くもの、もといフライパンと調味料探してる手が止まった。


「親はもう……いないにゃ……」


と言うと再び探すのを再開した。


くっそやべぇ。やべぇぞ。

すんげー気まずくなったじゃねぇか。


ポポごめん!コミュ力ゴミカスの俺にはなんて声をかけたらいいか、わからない!!


と内心アタフタしてたら

どうやら調味料とフライパンみたいなのを出してくれていた。


「おっありがとう。えっと……さっきはごめんな。目玉焼き……作るから待っててな。」


「いいにゃ!悲しいことだけど、ポポはおかーちゃとちちーちゃの分まで生きるのにゃ!

目玉焼き待ってるにゃ!」


と悲しげに、だけどしっかりと笑いながら言うポポに俺の涙腺は崩壊しかけた。


だが、我慢しないとな。今の俺には俺を助けてくれたポポに目玉焼きを食べさせる使命ができたのだから。


震えるこのマイハートを落ち着かせて

出てきた調味料を味見する。

ポポって100歳だというがあれだ、人間でいうと何歳なんだろうな?と疑問に思いつつも


醤油、砂糖、塩、胡椒、にんにくっぽい匂いがするが豆みたいなのを味見。

そして油っぽいのは……味見はやめとこ。

ちょっと味見したにんにく豆が……うっ。


しかし、これならあのベリーハードミッションの目玉焼きを作れ!が一応できちゃうのでは?!



よし!!くまくまクッキング!教えてくれ!!と

半分ヤケクソになりながら目玉焼きの作り方をタップ。


【くまくまクッキングへようこそ!

僕の名前はくまごろうだよ!みんなよろしくね!】


みたいな何ともふざけた薄い水色のクマキャラのコックが出てきた。

かわいくねぇぞ!!かわいく……。

くっ。




くっそかわいいじゃねぇかよ。




【材料は、醤油が大さじ1

砂糖が大さじ1

マヨネーズが大さじ1

にんにくチューブは適量

バターは10g

卵 2個だよ!みんな大丈夫くまー?】


って動画流れてるけど、バターとマヨネーズはちょっと無さそうだ。大丈夫か??


まぁなるようにしかならん。やってやんぜ!!



この少女の為に!!!

この俺の鳴り続ける胃袋の為に!!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ