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俺はスマホで異世界を攻略する  作者: パーサー


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2.お決まりの異世界


あーっと、待てよ?

とりあえず、これってあの有名な

お決まりの【異世界】ってやつ??


ほら、アニメや小説でよく見る

俺転生しちゃったぜベイビー!

ここ異世界だぜ!ひゃっほー!的な?


それに俺がなっちゃったわけ??

とりあえず夢かな??



「とりあえずここは危にゃいから移動するにゃん。ほら!落ち着いた所で詳しく話聞かせてもらうにゃ!」


と言われて「わかった」と返事し

とりあえず警戒しながら歩き出した猫耳少女の後ろをトボトボ歩く。



とりあえず高熱で幻覚を見てるのかと思って

歩きながらつんつんされたほっぺを触るが、やはりちくりと痛い。


この痛みがなぜかここは夢ではなく現実だと思わせる。



てか、このつんつんされたほっぺどうなってんの??いつ痛み引くんだよ?!



しかし体がめちゃくちゃ軽いな。若返ったんじゃないか?なんて思っちゃうくらい

力がギンギラギンにみなぎってやがる!



今なら多分、こんな険しい道なんてひょひょいのひょ……………………










だなんて世の中そんな上手くいくわけでもなく……山道に苦戦し

もう限界♡僕♡♡ってなりかけた。


まだ!!まだ着かないのかよ!!だなんて思っていたら


急にひらけた場所に出てきて、視界も明るくなり……

目がぁぁぁ!目がぁぁぁ!

なんてギャグを言ったら猫耳少女から足蹴りされた。


痛い。

ってか君このネタ知ってんの?!



しかしなんだかギリシャ神話に出てきそうなこじんまりとした神殿だが神殿じゃないようなよくわからん家にたどり着いたが、なんじゃここは。


「とりあえず、危険区域から抜けてわらわのお家に着いたにゃ。とりあえずそこにある椅子にかけるにゃ」


「お、ありがとう」


中に入って見回すと人が2人住めるかな?と言ったスペース。そしてあちこち本となんか訳の分からない草がが散らばっている。

なんていうか外観は神殿みたいだったが中はすんげーレトロ感がするなぁ。


「あ、俺は…………」


と言った後、ここが異世界だとしたら新しい名前でもよくね?!と考えた俺。


山野幸介……山野……幸介…………やまの……こうすけ……


だめだ!!ひねれん!

俺の頭は賢いと思っていたが無念!無念だ!



「…とりあえず俺はコウだ。よろしく」

「わらわの名前はポポだにゃ、さてとコウ。お主はなぜあそこにいたのにゃ?

とりあえず色々根掘り葉掘り聞かせてもらうにゃ」


だなんて言われてきゃわいい顔してなんてえ〇ちぃぃい///と思っていたら目の前にお茶らしいものを差し出された。


ありがたい。このわけわからんのとこにきてからこの家までずっと麗しき水分が喉を通ることが一度もなかった。


つまり何が言いたいかと言うと、すんげー喉が乾いていた。


コップをつかみお茶で喉を潤ませながら

この少女にどこまで話したものか。というかどう説明すればいいかわからない。

むしろこんなお子ちゃまに話して理解できるのだろうか?

だなんて思ったら


「なんだか不謹慎なこと思っとらんかにゃ??わーらーわーは!!!こう見えて100歳になったばっかにゃ!!」


だなんて言われたから盛大にお茶を猫耳少女、もといポポの顔にぶちまけてしまった。



「う……嘘だろ?!?!」




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