「世界の中心で愛を叫ぶ」繰り返し読んだ作品です
乙女(?!)の心に刺さった作品を分析します。
「世界の中心で愛を叫ぶ」は、2001年のに初版。
片山恭一先生の大ヒット作。
もちろん映画化もされています。恋愛小説のバイブルのようなもの。
「セカチュー」という言葉も生まれ、バラエティなどでもこの言葉は取り上げられ社会現象になりました。
タイトルに惹かれ手に取ったのですが、引き込まれ飲み込まれ、気づくと一気読みしてました。
その後も、暇なとき、泣きたいとき、嫌なことがあったとき、何度もセカチューの世界に浸ったものです。
朔太郎とアキの恋愛小説です。
「そんなことするの?」とドキドキして、「あー、もう辞めなさい」って保護者目線になり、朔太郎の気持ちに没入して「好きな人を失いたくない。喜ばせたい」と強く思い、もう大変です。
読者の心がやけどしたり擦り傷を負ったりします。最後は号泣です。
その後、同様な設定の小説がたくさん出て、また映画も出ましたが、この作品が私の中ではNO.1。間違いなく今のところ「ベストオブ恋愛小説」です。
忘れられないシーンは、中学生だったアキが生徒代表で弔辞を読むシーン。
朔太郎は他の男子と一緒にバカやってるのに、アキと言えば……みたいな心の声があるんですが、アキの優秀さと魅力をうまく言い当てていて、「すごくよくわかったよ、作者さん」と作者に拍手を送りました。
好きな作品。
自分で買って本棚に置き、たまに手に取る作品です。
だいぶ古くなっています。
あなたの好きも知りたいぞ