妖精の物理学…読んでいます!
「妖精の物理学」電磁幽体先生作
美容院に行ったので、カット中に読みました。
巻頭のイラスト、妖精なんですけど、美少女!
スタイリストさんに見られないようにそっと閉じました。
電撃大賞受賞作家が遺した感動の大作!
「さとちゃん、まずこれを読むんだ。宿題だからね」
Aさんはこう言った。
Aさんは私の作品がどんなにダメなのかよくわかってくれており、何かとアドバイスをくださる。
そのAさんがこの夏の課題図書として2冊をあげてくれた中の1冊がこれ。
読んでみて、まず思ったのが、作者の物理学が理解できない私は読者として失格?
確かに高校物理は苦手だった。
だけど、賢い人なら本当にわかるの? わからないんじゃない?
どっちなんだい!?
完全に男性向けの小説なので、女性としては突っ込みどころ多し。
男性向け小説を読んだ量が少ないので、他と比較できないんだけど、女の子は甘いものが好き。女の子は他の女の子をかわいくすることに力を尽くす。
これを完読した普通の女子とだったら、つっこみどころ満載だねと会話がはずみそうだけど、そもそも女性読者を想定していないだろうから、これはこれでよいのだと思うしかありません。
きっと若い男性は可愛い妖精、いろいろすごい能力はあるけど、頼りなさいっぱいのゆきちゃん。30センチの妖精はともかく、等身大のゆきちゃんは若い男性が心を寄せる対象になることでしょう。
ただひとつ、気になったのは、ゆきちゃんがブラジャーを付けずに服を着たとき、すぐに「胸がこすれて痛い」といい、絆創膏をはることになったこと。服を着た瞬間はちがうんじゃないかな。200メートルくらい走らないと「こすれて痛い」と訴えることは無いのではないかしら。
見どころ、ゆきちゃんの髪を切るところ。ゆきちゃんの服を買うところ。美少女の描写が秀逸です。
残り半分。楽しんで読みます。
Aさんのオススメ、間違いありません。よい勉強になっています。美少女の描写がこんなにうまい人っているの???