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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

警鐘 ~他者の気持ちがわからないという現代人たちへ~

作者: 栗花薫

 

 最近よく考えるのだが、私を除く現代人の多くは他人への配慮というか故意に他者の気持ちを傷つける人間が増えているような気がする。


 どうしてこんな事になってしまったのか、と私は世の無神経な人々に問いたい。


 無論、私とは一ミリも関係のない話だが。


 私はオタクじゃないし、精神に関する学問を大学で専攻したわけでもない。

 だが私だって他人に知識マウントをとりたいんだ。

 偉そうな事を言って威張りたいんだ。


 あわよくばこれを機会にこの作品を多くの人々に読んでもらってたくさん「いいね」もらったり、ポイントを入れてもらったりして書籍化とかを狙っていたりする。


 だから聞いて欲しい。


 最近は本当に他人の心を平気で傷つける無神経な人間が増えている。


 ただし私は無関係な世界線で。


 まず第一に、最近の若者は自分しか優先しない。

 他人の意見を聞こうとしない。

 清く正しい私からすれば無茶苦茶なことばかりしているくせに、それで失敗すればみんな他人のせいにする。

 少し謙虚になって私の言う事だけを聞いていれば、個人差はあるけれども必ず成功するはずだ。

 

 何故かって?


 それは私が凄いからだ。

 こう、何というかカリスマ性に溢れていて、能力も高くて、何か全体的にいい感じだからだ。

 もっと世界中の人間は私に注目して、私だけを尊重すべきなのだ。


 出来れば私のブクマとポイントも一億くらいつけて欲しい。

 

 これは決して私利私欲、承認欲求による浅はかな言動ではない。

 試行錯誤を尽くした末に辿り着いた究極的な結論である。


 人類よ、私に従え。

 

 十秒くらいは待ってやる。

  

 即ち全人類が私の奴隷となり、私えを神として崇め奉れば全ての人類には絶対的な幸福が約束されるだろう。

 もう他人への配慮とかもどうでもいい。

 君たちはまず私を尊敬して、こう何というか尊敬しまくって生きていいればいいのだ。


 だから私を尊敬すれば他人をいくら傷つけてもOK。


 むしろどんどん傷つけなさい、人生何事も経験だ。


 頑張れ、頑張れ。


 ただし自己責任だ。


 甘えちゃいかんよ、君。

 これだからゆとり世代は困るなあ。――とまあ好き放題行ってしまったわけだが、こんな話は聞くに値しない。

 全部忘れてしまってもいいだろう。


 だが忘れないで欲しい事がある。


 私はとても傷つきやすい。

 だから攻撃的な感想とか、誤字脱字訂正報告とかは止めて欲しい。

 そして出来れば優しく私に接して欲しい。


 おそらく私は無力だから君に何にもする事も出来ないだろう。

 だが私だけは大切にしてくれ。

 私は寂しがり屋さんなんだ。

 一人ぼっちになると悲しくて泣いてしまうかもしれない。


 そんな私に愛の手を

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― 新着の感想 ―
 おお、何か塩味が足りないんだよなあって思っていたのですが、これで、ふじわらしのぶゲームブック完全版は、完成しました。素晴らしいテキストありがとうございます。
2024/10/16 07:29 退会済み
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