4-4. フォルダ作成とファイル移動
2021/8/9
現バージョンでは、
セキュリティ強化のためか、本項で紹介しているドラッグ・アンド・ドロップによるファイル移動が、
デフォルトではできなくなっているようです。
以下の設定をしてから、本項を読み進めてください。
1.
左下の歯車マークをクリック→「設定」を選択。
2.
開かれた設定ページの検索ボックスに「移動」を入力後、
左側に並ぶ項目の「エクスプローラ」をクリック。
3.
「Explorer: Enable Drag And Drop」の項目にチェックを入れる。
以上。
この設定を行なわずに本項を読み進める場合は、
VSCode 上でのドラッグ・アンド・ドロップによるファイル移動の部分を、
普段やっているように、Windows のエクスプローラ上で行なうようにしてください。
■フォルダ作成とファイル移動
VSCode上で、「小説フォルダ」内に新しいフォルダを作成し、
その新しいフォルダ内へファイルを移動させる手順を紹介します。
これらの操作も、
前項の操作と同じく Windows のエクスプローラで行なっても構いません。
私も、ケース・バイ・ケースで使い分けてます。
※
操作説明を始める前に、下準備3を行ないます。
下準備が不要な方は、
そのままページをスクロールさせ、手順1へ進んでください。
■以後の操作説明のための下準備3
「小説フォルダ」内に「メモ.txt」ファイルを作成し、
そのファイルに、このWebページの本文全部を貼り付ける。
※
以下は、この操作を行なう為のちょっとしたテクニックみたいなものです。
問題なくできる人や興味の無い人は、
「メモ.txt」を作成してテキストを貼り付けたあと、手順1へ進んでください。
ファイル作成は、
エクスプローラの「小説フォルダ」直下の「テキスト1章2.txt」を右クリック→「コピー」選択→Ctrl + V。
これで、「テキスト1章2 copy.txt」ファイルが作成される&そのファイル選択状態になります。
そのままF2キーを押す→ファイル名入力モードになり「テキスト1章2 copy」(拡張子以外)が選択されている状態になります。
ここでBack Space(1文字消すときに押すキーです)を押すと、拡張子(.txt)だけが残るので、
続けて「メモ」と入力し、エンターキー。
これで、「小説フォルダ」内に「メモ.txt」が作成されます。
次に、その「メモ.txt」の内容全部をここのWebページの内容へ書き換えます。
このページの本文の適当な場所でクリック → Ctrl + A → Ctrl + C で全文コピー。
ここで、アクティブなウィンドウをVSCodeへ切り替えるのですが、
Altキーを押しながらTabキーを何回か押して、VSCodeへ切り替えるのが楽です。
私は、
Altキーを左手の親指で押しながら、Tabキーを左手の中指で押して切り替えてます。
VSCodeの「メモ.txt」に入力カーソル(点滅するタテ棒)が移ったら、
Ctrl + A を押して「メモ.txt」の全テキストを選択してから、
Ctrl + Vを押してください。
これで「メモ.txt」の内容が全て新しい内容で上書きされます。
そのまま保存しましょう。
↓「メモ.txt」を新しいテキストで上書きした
このテクニック(と言うほどのものでもないけど)は、サイトの小説を更新するときにも使えます。
VSCodeで開いてるテキストファイルの内容を Ctrl + A で全選択→Ctrl + C でコピー。
サイトの小説編集ページを開いてから、
古いテキストをCtrl + Aで全て選択→Ctrl + V で、全て新しいテキストへ置き換え・・・といった感じです。
更新するページが多いときは、作業の負担がかなり減ります。
―――以下、フォルダ作成とファイル移動の説明―――
1.
「小説フォルダ」直下に「画像フォルダ」を作成する。
VSCodeのエクスプローラが開いた状態でマウスカーソルをエクスプローラの「小説フォルダ」のところへ持っていくと、
フォルダ名の横に、フォルダ作成アイコンが現れます。
そのフォルダ作成アイコンをクリックするとフォルダ名の入力窓が現れますので、
「画像フォルダ」と入力してからエンターキーを押します。
これで、「小説フォルダ」の直下に「画像フォルダ」が作成されます。
※
ファイル作成アイコンが現れない場合、恐らくエクスプローラの「小説フォルダ」が閉じられています。
「>小説フォルダ」と表示されているはずです。
「>小説フォルダ」の文字をクリックすると「小説フォルダ」は開かれ、
表示も「v小説フォルダ」へ変化します。
フォルダ作成アイコンも現れていると思います。
※
念の為に書いておきますが、フォルダ名には拡張子は不要です。
※
フォルダを削除したい場合は、
VSCodeエクスプローラの、そのフォルダ上で右クリック→「削除」を選択、
もしくは、
VSCodeエクスプローラの、そのフォルダをクリックし、選択状態にしてから Delete キーです。
ただし、
フォルダを削除すると、その中に入っていたファイルも全て削除されますので注意してください。
2.
PC内の好きな画像ファイル(.jpegとか.pngとか)を「小説フォルダ」(「画像フォルダ」ではない)に入れる。
やり方は、
画像ファイルを、VSCodeエクスプローラの「小説フォルダ」の中の、
「テキスト1章1.txt」とか「メモ.txt」がある領域にドラッグ・アンド・ドロップです。
これで、画像ファイルが「小説フォルダ」にコピーされます。
※
コピーですので、画像ファイルは当然元の場所にも残っています。
3.
手順2で入れた「小説フォルダ」直下の画像ファイルを、「画像フォルダ」に移動させる。
やり方は、
VSCodeエクスプローラの「小説フォルダ」にある画像ファイルを、「画像フォルダ」へドラッグ・アンド・ドロップ。
「移動しますか?」と訊かれるので、「移動」を選択。
これで、画像ファイルが「小説フォルダ」に移動します。
コピーではなく移動ですので、画像ファイルは「小説フォルダ」直下には残っていないはずです。
※
画像が「小説フォルダ」に入ってるのか、「画像フォルダ」に入ってるのか、見ただけでは分かりにくいと思います。
「画像フォルダ」を開いたり閉じたりして、本当に「画像フォルダ」に入ってるのか確認してみてください。
VSCodeエクスプローラでのフォルダの開閉は、そのフォルダ名をクリックです。
↓「画像フォルダ」を閉じて、中にある画像ファイルを非表示にしたところ
※
操作説明のため、画像ファイルを一旦「小説フォルダ」に入れてから「画像フォルダ」に移しましたが、
直接「画像フォルダ」へ入れるのも、勿論OKです。
※
基本的に、VSCodeウィンドウの外からのドラッグ・アンド・ドロップはコピーになり、
VSCodeウィンドウ内でのドラッグ・アンド・ドロップは移動(元の場所には残らない)になります。
※
画像ファイルを、VSCodeのエクスプローラではなく、
普段テキストが表示されてるエリアでドロップすると、その画像ファイルがVSCodeで表示されます。
ただ、この場合は、
画像ファイルが表示されてるだけで、ファイルのコピーや移動は行なわれていません。
コピーや移動をさせたい場合は、
VSCodeのエクスプローラの、目的のフォルダ上で、
そのファイルをドロップする必要があります。
※
余力のある人は、
VSCodeエクスプローラの「画像フォルダ」を閉じ、その後「小説フォルダ」を閉じてから、
2つめの画像ファイルを、
VSCodeエクスプローラの、閉じている「小説フォルダ」に持っていってみましょう。
「小説フォルダ」が自動的に開かれますので、
そのまま、現れた「画像フォルダ」に持っていき、
「画像フォルダ」を開いてから、2つめの画像ファイルをドロップしてください。
このように、
ドラッグしてきたファイルをVSCodeエクスプローラのフォルダ名へ持っていくと、
そのフォルダが閉の状態のときは自動的に開かれます。
わざわざフォルダ開の状態にしてからドラッグ・アンド・ドロップする必要はありません。
※
ファイルをVSCodeへドラッグ・アンド・ドロップするとき、
VSCodeのウィンドウが他のウィンドウの下に隠れていてドラッグ・アンド・ドロップがしにくい場合があります。
そんなときは、
掴んだファイルをPC画面の下のバー(色々なアプリケーションのアイコンが並んでいるバー)にあるVSCodeのアイコンへ持っていき、少し待機すると、
隠れていたVSCodeのウィンドウが最前面に現れます。
そのままVSCodeのウィンドウ内へ持っていき、掴んでいたファイルを目的の場所でドロップしてください。
※
ちなみに、手順2や手順3でファイルのコピーと移動を説明しましたが、
フォルダのコピーや移動も同様の操作でできます。
4.
「小説フォルダ」直下に「1章フォルダ」というフォルダを作成し、
その「1章フォルダ」内へ「テキスト1章1.txt」と「テキスト1章2.txt」を移動させる。
「1章フォルダ」の作成方法は、
マウスカーソルをVSCodeエクスプローラの「小説フォルダ」に持っていき、
「小説フォルダ」の右に現れたフォルダ作成アイコンをクリックし、作成します。
※
ついさっき気が付きましたが、ファイル作成アイコンやフォルダ作成アイコンをクリックして新しいフォルダを作成するやり方は、最上位フォルダ(この説明の例で言うと「小説フォルダ」)に対してしか使えないようです。
最上位フォルダ以外の、「画像フォルダ」等にマウスカーソルを乗せてもアイコンが出現しないので。
そうしたフォルダ内に新しいファイルやフォルダを作成する場合は、「画像フォルダ」等で右クリック→「新しいファイル」や「新しいフォルダ」をクリックして作成してください。
↓「画像フォルダ」等で右クリック→「新しいファイル」や「新しいフォルダ」を選択
次は、ファイル2つの移動です。
単純なやり方としては、
「テキスト1章1.txt」を「1章フォルダ」内へドラッグ・アンド・ドロップしてから、
「テキスト1章2.txt」を「1章フォルダ」内へドラッグ・アンド・ドロップです。
ただし、
こうしたやり方は、移動させたいファイルが10になると、
ドラッグ・アンド・ドロップも10回する必要があり、面倒です。
なので、ここではもう少し楽な方法でやります。
ちなみに、この説明は、
VSCodeの操作テクニック・・・と言うよりは、Windowsの基本操作テクニックですので、
既に知ってる方は、
「1章フォルダ」へ「テキスト1章1.txt」等の2つのファイルを移動させたあと、次の項へ進んでください。
では、説明を。
まず、
VSCodeエクスプローラの「テキスト1章1.txt」をクリックして、そのファイルを選択状態にします。
「テキスト1章1.txt」が開かれ、内容が表示されますが気にしないでください。
次に、
Ctrl キーを押しながら、「テキスト1章2.txt」ファイルをクリックします。
そうすると、追加で「テキスト1章2.txt」が選択されたはずです。
更に、Ctrl キーを押したまま「メモ.txt」ファイルをクリックすると、
更に追加で「メモ.txt」も選択され、計3つのファイルが選択されたはずです。
このように、Ctrl キーを押しながらファイルをクリックしていくことで、
ファイルを1つずつ、選択に加えていくことができます。
3つのファイルが選択されている状態で、
Ctrl キーを押しながら、
今度は、既に選択されている「メモ.txt」をクリックしてみてください。
そうすると、その「メモ.txt」は選択から外れます。
※
外したファイルを再び選択に加えるときは、
そのファイルを、Ctrl キーを押しながら再クリックするとできます。
ファイルの複数選択の、もうひとつのやり方を説明します。
まず、VSCodeエクスプローラの「テキスト1章1.txt」をクリックし、
「テキスト1章1.txt」だけが選択されている状態にしてください。
次に、その状態で、
Shift キーを押しながら「メモ.txt」ファイルをクリックしてみてください。
「テキスト1章1.txt」と「メモ.txt」に挟まれている「テキスト1章2.txt」も一緒に選択されたはずです。
このように、
1つめのファイルを選択したあと、Shift キーを押しながら2つめのファイルを選択することで、
その2つの間にあるファイルを、まとめて一気に選択することができます。
で、
「テキスト1章1.txt」と「テキスト1章2.txt」を「1章フォルダ」へ移動させるわけですが、
余計な「メモ.txt」も選択されてますよね?
このファイルだけを外すにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、
Ctrl キーを押しながら(Shift キーは離して大丈夫です)、「メモ.txt」をクリックします。
これで、「メモ.txt」だけが選択から外れます。
外したいファイルが他にもある場合は、
Ctrl キーを押しながら、その外したいファイルをクリックしていけば良いですし、
逆に追加したいファイルがある場合も、
やはり、Ctrl キーを押しながらその追加したいファイルをクリックすればOKです。
こうしたファイル選択の操作は、Windowsのエクスプローラ上でも行なえます。
Ctrl キーや Shift キーを使ったファイル選択操作を一通り確認したら、
「1章フォルダ」へドラッグ・アンド・ドロップ(Ctrl キーやShift キーは離しててOK)し、2つのファイルを移動させてください。
※
1つめのファイルを選択するとき、普通にクリックするとそのファイルは開かれてしまいますが、
Ctrl キーやShift キーを押しながらクリックすれば、開かれることなく選択できます。