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5話 救世主

俺の大学の最寄り駅から一回乗り換えて30分程度の駅そこに救世主が通っている大学がある。


そう、やつは俺と同じ年ですぐ近くにいた。しかし救世主は俺と違い所謂一流大学の学生だ。


気取ったカフェや服屋が多い通りを抜けて駅から徒歩数分の距離に大学はある。


俺はとりあえず顔を拝もうと大学の門をくぐってやつがとっているはずの講義がやっている教室に向かう。時計を見ると講義はもう少しで終わりそうなのでそこの教室の前で待つことにした。


数分後、スピーカーから終了の合図が流れその教室から学生が続々と出てきた。俺とは違いオシャレな学生が多い気がしているとヤツは現れた。


オシャレ学生連中の中でもひときわ目立っている。180cmはあるだろう身長、顔もハーフみたいな顔の作りでモデルと言われても疑われないだろう。茶髪だがチャラついた感じはなくいかにも好青年という印象それがヤツだった。


神からもらった知識の中に救世主のそういった情報もあった。


しかし、実際に見なくては思い、今回足を運んだが、なるほど俺とは住む世界が違うな...


何よりアイドル級に可愛い2人の女と一緒に仲良く話しながら教室から出てきた時点で、俺とは対極の存在であることは間違いなかった。


「あいつとは事が起こるまで近づかなくていいな...うん、そうしよう。」


今あいつに、「君は世界を救う、救世主になるんだ!」なんて話しても、信じるわけないし、それになにより、いけすかない。イケメンでモテモテでそのうえ救世主なんて......


神がなんて言ったって知ったことか、敵対はしないが協力なんてしたくない。


明らかな私情だが、しょうがない。今ならあいつを食ったゾンビの俺を褒めてやりたいくらいだ。


俺は沸き起こる嫉妬を抑え自分の事前にやるべきことを行動に起こし始めることにした。












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