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悪徳と大喜利の街  作者: 海苔島まさぴ
『どちらさんも、「マ・フィ・ア」の三文字を使って五七五を作っていただきます』
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「どちらさんも、『マ・フィ・ア』の三文字を使って五七五を作っていただきます」


 三文字じゃねーだろーが!

 そう『シカイ』に食ってかかったチンピラがいたが……、結果はアバラ三枚持って行かれて宇宙港から蹴り出されたってぇオチさ。『シカイ』の権限は『大喜利』開催中は絶対で、例外はない。どんなビッグ・ボスだろうが、腕利きの殺し屋だろうが、残酷な大喜利の女神は全てに平等だ。


「動くな。……スリーディメンジョン亭、オーウェンだな?」

「ファンの間では『3DO』で通ってるがね」

「あいにく、オレはおまえさんのファンじゃない」

「そうかい。じゃあ次のヤマでアンタのツボをぶち抜くクィック・ドロゥを見せてやるよ」

「……無駄口はそこまでだ。乗れ」

「この口は商売道具でね。素振りは欠かさないことにしてる」

叩き込むようにしてオーウェンを積み込んだ黒塗りのホバー・クラフトは、道路に散乱する生ゴミを吹き散らしながらスラム街の奥へ。


「悪徳と大喜利の街」こと「リトル・コロニー・ナンバーテン」。

この地に再び、血で血を洗う闇の大喜利が帰ってくる。

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