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DATA:タルタロスの迷宮1

タルタロスの迷宮編スタートでっす!

[通学路]


漣サイド


今日から学力強化合宿が行われる。

ゆえに大荷物の生徒が沢山いる。

俺もその中の1人だ。

今回のメインイベント、[タルタロスの迷宮]はエリカのおかげで好きな子と組むことができた。

本当に感謝だ。



けど今日はどの(ぬいぐるみ)を持ってくかで迷ってしまったな…。

ちょっと急がないと。


[2-3教室]



MICHEL「…サンシャイン(おはよう)。」


漣「おはよー。」




教室に入るとMICHELと挨拶を交わした。


この位の会話ならもう慣れたよ。




MICHEL「…タルタロスの呼び声(迷宮楽しみだな)。」


漣「MICHELは誰と組んだの?」



MICHEL「…決まらぬ覚悟(青葉さんと組みたい)。」


MICHELが悩む。


仕方ないな。


漣「良かったら一緒にどうかな?エリカも同じチームだし。」


パァ、とMICHELの顔が明るくなる。


分かりやすいな…


MICHEL「…宴の始まり(いつから狩るんだ)?」


漣「最初にセブン(翼のリーダー・七村星夜のプレーヤー名)の92階層の攻略を見てからだな。」


ちなみにシングルプレイで[タルタロスの迷宮]制覇寸前の噂は本当だった。


だった、というのは俺は前回の[タルタロスの迷宮]でひたすら友達と探検を楽しんでいたからだ。

そのため、あまり他のプレーヤーに興味がなかったから知らなかった。

ちなみにダンジョンの構造は横幅50メートル、天井50メートルの道が入り組んだようになっていて1フロアに1つ、下に降りる階段がある。

後戻りは出来ないために[生還のクリスタル(ダンジョン脱出アイテム)]は必須だ。

下に降りる毎に入り組んで罠も増えるが、90階からはボスフロアが続くらしい。



MICHEL「…神の進撃(あの人はヤバいな。)。」

漣「あの人にかかれば黒騎士も一撃だろうな…ってヘカトンケイルだ!」



ヘカトンケイル(先生)が来たので俺たちは急いで席についた。


大谷先生「よし、揃ってるな。連絡事項だけ伝えておく。」


ちなみにエリカは部活の早朝練習で先に登校してクラスメートと話していた。


大谷先生「まず1つ、今回の[タルタロスの迷宮]は黒騎士の件もあったために万一に備えて全員に[召喚のベル]を渡しておくのでいざという時に鳴らすように。」


[召喚のベル]は使用しても無くならないアイテムで鳴らすとログイン中の教師を呼び出せる。


大谷先生「それと今回の[タルタロスの迷宮]は急な連絡だが、あくまでも個人戦ということになった。」


その一言に教室がざわめく。

要するに今までなら自分が死んでもチームメートが生きていれば生き返るチャンスがあるし、全滅するまでは持ち込んだアイテム以外は無くならなかった。

ただし今回は自分が死ねば持ち込んだアイテム以外は失われ、地上からのスタートとなる。

奥まで進んでいたメンバーからしたら迷惑な話だ。


大谷先生「あと1つ…[ヘカトンケイル]を発見した時に[大谷先生だ!]などと発言した者は問題集を一週間の期限付きでプレゼントしよう。」


これには大半の生徒が笑ったが、数名の生徒は震えた。

噂では赤本クラスの厚さの問題集を渡されたとか…(俺は笑った側でも震えた側でもなかった。)


大谷先生「連絡は以上、部屋割りは職員室前と宿泊棟に貼ってあるから各自よく見ておくように。くれぐれも逢い引きなど考えるなよ?」


気まずそうに先生から目を逸らす生徒が数名。


大谷先生「よし、[タルタロスの迷宮]への転移可能時刻は9時30分からだ。解散!」


今は8時30分か…時間もあるしまずは宿泊棟に荷物を置いてこようかな?と考えているとMICHELとエリカが近づいてきた。



エリカ「やほ!漣。」

漣「おはよーエリカ。」

MICHEL「…持て余すHIMA(開始までどうする?)。」

エリカ「確かに暇ね…とりあえず荷物置きにいこ。」

MICHEL「…ルパン(賛成)。」


MICHELも早く[タルタロスの迷宮]に潜りたくて焦ってるのか適当になってるな。

とりあえず宿泊棟に向かうか…と思ったら教室の入り口に見慣れた人が。


菜々美「司波漣!出てきなさいですわ!」


しかも後ろには申し訳なさそうな表情の恋澄さんもいる。

予想外な人達の登場に教室内にざわめきがおきる。


エリカ「…唯?」

MICHEL「…知らない運命(あの綺麗な人は誰だ?)。」


とりあえず話をしないと。


漣「何か御用ですか?」


先輩は腕を組んだまま俺を睨む。


菜々美「用件は1つ…わたくし、七村菜々美は司波漣にデュエルを申し込みますわ!」


なんだって!?

俺は先輩に睨まれるようなことはしてないぞ?


(おいおい、あの人[星空の花嫁]の[切り裂きクイーン]じゃねえか。)

(あの七村先輩の双子よね?)

(ラグナロク後に相手リーダーの四肢をバラバラにして騎馬兵隊の槍に刺して凱旋するらしいぞ?)


恐ろしいことが聞こえた気がする…。

というより[タルタロスの迷宮]初日から大変なことになってしまったな。



漣「先輩、今日は[タルタロス]の初日ですし…」

菜々美「初日だからこそですわ。それとも…逃げるんですか?あなた、本当に殿方?」


ぷっちん


もちろんこれは誰かのおやつのプリンではない。

俺の血管の切れる音だ。


漣「…分かりました。[クイン・ザ・リッパー]だか知りませんが相手になります。」

エリカ「ちょっと漣!相手は先輩なんだし勝ち目が…」

MICHEL「…サムライアイズ(戦う者の目だ。だから大丈夫。)」


慌てるエリカの肩をMICHELが叩いていさめる。


菜々美「あなたの屍は[門キー]の餌にしてさしあげますわ。場所と時間は今から10分後に[始まりの街・広場]で。お待ちしておりますわ。」


そう言うと先輩は踵を返し、去っていった。


ちなみに[門キー]というのはタルタロスの迷宮に入るために倒す必要のある猿のモンスターで、転移先付近は大型で手ごわい[門キー](ほぼゴリラに近い)がウヨウヨ生息している。

その地点から離れるほど、より弱い[門キー]に遭遇し易くなる。


唯「ごめん、司波くん…まさかこんなことになるなんて。」


恋澄さんが謝ってくる。


エリカ「謝るってことは何かあったの?」

唯「実は…」


回想



菜々美「唯、正気ですの?あの男と同じチームになるなんて」

唯「レベルも高いですしエリカもいるので…」菜々美「(レベルが高い?…唯が童顔フェチで相手が彼ならドストライクに違いありませんわ…それにエリカ?青葉財閥の令嬢じゃないですか。彼女がいる…まさかただれた関係をお互いに認めあってる!?)」

唯「先輩?顔が青いですよ?」

菜々美「我が唯をたぶらかす女に女男めぇ…」

唯「ちょ、先輩!?」

菜々美「かくなる上はショタ小僧を引き裂きますですわ!そしてわたくしの恐ろしさを青葉エリカに刻み込みますですわ!」

唯「危なそうなので失礼します(正拳突き)!」


しかし唯の正拳突きは命中するも大した効果はなかった。


菜々美「唯?今の攻撃については後でじゅっぽりとあえぎ声と共に聞かせていただきますわ♪」

唯「(悪寒が!!じゅっぽりって何!?)」

菜々美「待ってるですわ!ショタ小僧!!」


回想終了


そう言って先輩は走り去ったらしい。

それがさっきの廊下での出来事だったみたいだ。



エリカ「破天荒な先輩ね…」

唯「お願い司波くん!何としてでも菜々美先輩を止めて!ボクの貞操がぁ!」


恋澄さんが両手を合わせて上目遣いで頼んでくる。

とても可愛いんだけど…


漣「で、でも相手も高レベルだし八つ裂きにされるかも…」


すると恋澄さんは指の間に指を絡め、膝を折り、涙目で俺に祈り始めた。

嘘なきでなく本気だ…。


漣「…しれないけど引き受けよう。ナイトの誇りにかけて勝利を誓おう。」


日本語って応用効きまくりだよね。


エリカ「じゃあ私はリンのとこ行ってくるね。」


リンって確か…もう1人のパーティーの子だよな。

どんな子だろ?


MICHEL「…サンタクルス(荷物は仕方ないが俺が運んでおこう。)。」

漣「すまん、MICHEL。」

MICHEL「…女神の代償(青葉さんと同じチームにしてくれた借りがあるからな)。」

唯「じゃあ、ボクたちはログインルームに向かおうか。」


ログインルームはその名前の通りに[ファンタジー]にログインするためのバイザーがたくさんセッティングされてる部屋だ。



俺たちは早速そこに向かい、[ファンタジー]にログインした。


[ファンタジー]


始まりの街の宿屋に俺たちは転送された。

約束の時間も近いけどとりあえず武器の点検だけはしておこう…ってアレ?なんだこれ?

アイテム

→武器

ロングソード

アクアガントレット


→ハデスの剣


滅竜刀


ユイ『どうしたの?レン。』

レン『いや、手に入れた覚えのない武器があるんだ。』


っていうか名前で呼ばれてドキドキするのって慣れないな。

マイダン潜った時もあったんだけどイマイチ慣れない。


ユイ『名前からして危なそうだね…捨てるか先生に預けておきなよ。』

レン『時間もないし後で渡すよ。』

ユイ『そうだね。』


[始まりの街・広場]


そこには漆黒のドレスに大鎌を持った七村先輩がいた。

[切り裂きクイーン(クイン・ザ・リッパー)]の名が本当に相応しいと思う。


ナナ『ようやく来ましたわね。』

レン『ちょうどぐらいの時間のはずですがね。』

ナナ『まあいいでしょう。ユイをたぶらかした罪、死をもって償いなさい。』


プレイヤー・ナナからデュエルを申し込まれました。


レン『その前に…賭けませんか?』

ナナ『何をですか?』

レン『俺が勝ったらユイを許してあげてください。』


ナナ『ほう…ならわたくしが勝った場合の利益は?』


マズい、そこまで考えてなかった…


ユイ『…ボクの全てを先輩に捧げます。』


先輩がヌチャリ、という表現が最適な邪悪な笑顔になる。

ある意味この人が俺が見た中で一番モンスターのイメージがピッタリだ。

ユイも身じろぎしている。


ユイ『(しまった…アイテムのつもりで言ったのにこの人(?)ボクのこと狙ってるよお!)』

ナナ『フフ…フフフフフ…本人公認…フフフフフフフフフフ…シバ…レン…ヤツザキ…ヤツザキ…フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ♪』


先輩は…狂戦士と化した。

いつの間にかできていたギャラリーも悲鳴をあげている。

[召喚のベル]の支給は…まだか。

やるしかないな。


プレイヤー・ナナからのデュエルを受けました。


レン『さて、勝負だ!!』



次回は一旦まだ書いてないキャラクターのプロフィール載せます。

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