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DATA:黒騎士4


キャラ紹介


平井俊哉(ライト)

中3(3-1)

左利き

白銀の牙・副リーダー

武器:タイタンソード(大剣)

盾:なし

鎧:グラディエートアーマー

兜:気力のハチマキ

アクセサリー:なし


身長175センチほどで痩せ形。

顔はイケメンの部類に入り、髪の毛は黒でスポーツ刈りにしている。

サッカー部のキャプテンも務めており、明るいために皆から慕われている。

美月と付き合っている。

ツッコミ役兼まとめ役。



黒騎士『フン…ナカナカ骨ノアリソウナないとダナ。』


黒騎士は黒い三叉槍を俺に向けた。

エリカは俺の陰に隠れる。

その甲冑の頭部の目の部分からギラリと光が俺を捉える。


レン『エリカ…すぐに[爪]の本部に転移してシングルクラス(席次一桁レベル)の増援を呼んでくれ。』エリカ『で、でも…』

レン『いいから頼む…おそらくエリカまで巻き込んじまう。』

エリカ『…分かった。死なないでよ?』


道具:転移のクリスタル


エリカがクリスタルに念じるとエリカは粒子になり、姿を消した。


黒騎士『獲物ガ増エルトハ好都合ダ…マトメテコロセルガマズハキサマカラダ!』



レン『フン、モンスターでもプレーヤーキャラでもかまわないが…負けねえ!』


[戦闘開始]


黒騎士『本気デユクゾ…』


特技:ブラックオーラ


闇が黒騎士を包み込む…

そして禍々しい黒色の鎧と合わせてさらに気迫が増した。


レン『ブラックオーラ…攻撃力、防御力をはね上げて闇属性を付加させる特技だな。』

黒騎士『ホウ、詳シイミタイダガ…コレハ知ランダロウ。』


特技:アビスハリケーン


黒騎士の槍にヤツのオーラが吸い込まれてる!?

とっさに俺は身構えた。

そして黒騎士が俺に向けて突き出した槍から黒い衝撃波が発生した。


レン『!…ぐっ!』



レン:ナイト

レベル:45

HP:4800→241

MP:910→0



MPにもダメージ!?

っていうかおかしいぞ?

痛みがいつもより鋭い!?


通常、攻撃などを受けた場合は脳に軽い信号が流れて『刺された』『斬られた』などの感覚が発生するが今回のは明らかに痛い。


黒騎士『咄嗟ニ避ケタカ…ダガ次デ終ワリミタイダナ!!』


黒騎士が再び槍を構える。


レン(考えるんだ…何か突破口は…転移のクリスタルは…0…)



黒騎士『トドメダ!!』


黒騎士の槍から禍々しい竜巻が発生する。


レン(…終わったな。)


ゲームオーバーを覚悟したその時だった。


…赤い何かが俺の前に躍り出た。


特技:ファイアウォール

アイテム:エリクサー



黒騎士『ムウ、ダブルターン(二回行動)トハ…れべる80くらすノ者ダナ。』


俺の知っているレベル80台の赤い人…あの人だ。


ハル『大丈夫か?レン。』

レン『ハル先輩!?』


ハル先輩は黒騎士に向きながら俺に話している。

本当に助かった。


レン『助かりました!ありがとうございます!』

ハル『フン、礼は後でアイテムの素材をごっそり戴く程度だ。エリクサーは貴重なんだぞ?』


…鬼がいる。


黒騎士『我ガあびすはりけーんヲ止メルトハナ、面白イ!!ダガ一匹増エタダケデハ…』


ライト『もう1人いるぜ!』


特技:竜首落とし


黒騎士『ナッ…!?』


ガキィン!!


空高くからライト先輩が降下しながら大剣を黒騎士に叩き込んだ。

金属と金属がぶつかる鈍い音がする。


レン『ライト先輩!』

ライト『遅くなったな!』


兜の隙間からライト先輩の笑みが見える。


黒騎士『ヌウ…キサマラ、マトメテ殺ス!!』


ライト先輩のつけた傷から黒いオーラが発生して黒騎士本体を包み込む。



ハル『来るぞ!』

レン『ハル先輩!ヤツは一体?』

ハル『正体は掴めた。まずは倒すぞ!』


黒騎士:ボス

HP:450000

MP:∞


黒騎士は脚が馬になり背中から漆黒の翼を生やしていた。

目つきは赤く、鋭くなっていた。


黒騎士『力ノ差トイウモノヲ見セテヤル…。』

ハル『ライト!!』

ライト『応!!』


特技:ホーリーバリア


上位ナイトの特技が発動され、俺たちを白いオーラが包み込む。


ハル:ナイト

レベル:83

HP:8500

MP:1800

レン:ナイト

レベル:45

HP:4800

MP:1200

ライト:ナイト

レベル:62

HP:6500

MP:1600


ハル『2人とも!10秒稼げ!』


10秒保つかな?

黒騎士は突進してくる。

図体も大きくなったみたいだ。


ライト『上等!!』


ライト先輩が黒騎士の槍を大剣で受け止める。


黒騎士『我ガ力ト互角ダト!?』

ライト『今回のテストボーナスを温存してたからな。一気に力につぎ込んだのは当たりだぜ!』


白銀学園のテストの点数は特殊経験値として変換され、自分の能力を上げるために使える。

もちろん[ファンタジー]の中限定だが。


ライト『レン!今だ!』

レン『はいっ!』

ハル『こっちもいくぞ!』


レン→特技:ギガストライク

ハル→特技:炎牙葬槍


俺の放った拳が黒騎士の鎧を砕き、ハル先輩の放った槍の一撃が砕けたところに突き刺さって爆発した。

黒騎士はライト先輩との鍔迫り合いのために無防備だった。

そこにクリティカル判定の赤いエフェクトが出た。


黒騎士『キサマラ…ユルサヌ…ユルサヌ!!』



黒騎士

HP:339632


レン『かなり削れましたね!』

ハル『油断するな!攻撃が来るぞ!!』

ライト『皆!後ろにこい!』


ライトは黒騎士から離れて大剣を地面に突き刺した。


俺たちが大剣の陰に隠れた瞬間に黒い波動が俺やハル先輩のいた所を襲った。

ライト狙いの波動が大剣に当たり、鈍い音がする。


ハル『よし…決めてくる。』


ハル先輩が大剣の前に出て槍を持った右腕を掲げた。

巨大な威圧感がハル先輩から発生する。

黒騎士も引いているし…


黒騎士『ソノおーら…マサカ!?』

ハル『…REQUIEM。』



ハル先輩が呟くと黒騎士の周りに魔法陣がいくつも現れ、それぞれが黒騎士の手足を宙で十字に固定した。


黒騎士『ヨセ!ヤメロ!!』



かなり離れた位置からハル先輩が槍を黒騎士に向けて突き出した。

すると光の矢が何千本も槍から飛び出し、黒騎士を幾度も射抜いた。


黒騎士

HP:0


ハル『安らかに眠れ。暗黒の魂よ。』


[戦闘終了]


黒騎士は鎧が砕けて地面に落ちた。

顔の装甲も外れていたために顔を見ることができた。


レン『この人は…?』


中身は黒髪で中背の痩せた男子だった。


ハル『こいつはシルバ…[翼]の中堅クラスのメンバーの三年生だ。』

ライト『おいおい、それってマズいんじゃないか?』


ライト先輩がハル先輩を見る。

確かに白銀同盟の規約を破っているし。


ハル『違う意味でマズい。今回の黒騎士事件の犯人はおそらく…[翼]の幹部クラスだろう。』

レン『[翼]の幹部が?メリットありますか?』


[翼]の仕事は[ファンタジー]の開拓のはず。


ハル『その理由は後で説明しよう。まずはコイツを医務室へ連れて行かないとな。』


ハル先輩は複雑な表情でシルバを見た。



[白銀の爪・副リーダー室]


ライトサイド


まずはシルバを医務室へ連れて行き、俺たちは黒騎士についての事情を聞くためにハルの部屋に案内された(黒騎士戦には事情は知らされずに駆り出された)。

最初は[爪]の集会所の広さに俺とレンはとても驚いていた。

しかしハルの部屋にはもっと驚いた。


レン『わぁ…♪』

ライト『すまん、そろそろ話したいんだが…』

ハル『この猫のぬいぐるみはメリンゴの町の特産品でな。』

ライト『ハル。』

レン『このレスランの村の特産品のクマさんも可愛いよね♪』

ハル『あれは素晴らしいな。素材が…』

ライト『話を聞けい!!』


部屋に溢れるファンシーグッズについて語り合う2人につい叫んでしまった。

そうしたら腫れ物を見るような目で見られたぞ。


ハル『なんだ。ガールズトークにせっかく花が咲いてたのに。』

レン『お兄ちゃんは冷たいね、ミケ?』

ライト『ハル、レンは男だ。それにレン、誰がお兄ちゃんだ。』


ハルは腕を組んで俺をにらみ(怖い)、レンは猫のぬいぐるみを抱いている(可愛い)。

この2人の性別を入れ替えたらちょうどいい感じになりそうだな。


ライト『とりあえずは黒騎士について話してくれ。それからはガールズトークに花を咲かせてくれても構わない。』

ハル『…黒騎士はシルバではない。いや、黒騎士は黒騎士だったと言うべきか。』

ライト『どういうことだ?』

レン『確かに気になる。』

ハル『フルアーマー型の呪い装備があの[黒騎士]の正体だ。』


フルアーマー型…全身を覆うために他の装備は装備できない。

ただし付属の武器もかなり強いために意外と重宝されたりする。

弱点の属性を突かれたら対処が本当に難しい。


ライト『…そこまでは気付かなかったな。』

レン『でもそれだけの装備って…かなり先のダンジョンではないですか?』

ハル『ああ、それを説明してくれるゲストもいる。入ってくれ。』


ドアがきいと音を立てて開いた。


そこにいたのは175センチある俺より背が高い、銀の長い髪を背中で束ねた男だった。

鎧はかなり上等なものみたいだ。


ハル『紹介しよう。高等部2年のカルマ先輩だ。』

カルマ『…よろしく。』


無愛想なやつだな。

てかハルも遠慮なく話してるし。


ハル『こっちの小さいのがレンでこの茶髪がライトだ。』


小さいのと言われてレンがむくれる。

あと俺は現実では黒髪だ。


レン・ライト『『よろしくお願いします。』』

ハル『とりあえず掛けてくれ。』


ハルが指を鳴らすと椅子が4つと円卓が現れた。

俺たちが掛けるとドアが開き、[爪]のメンバーらしき少女がお茶を淹れて持ってきた。

喉の渇きもリアルに再現されるのでありがたい。

少女がお茶を淹れて部屋を出るとハルが懐からカードを一枚取り出し、ドアに貼った。


レン『ハル先輩、それは?』

ハル『盗聴、盗撮、侵入を防ぐための[聖域のカード]だ。』

レン『なるほど…』


一枚が大体1時間ぐらいの効果だったな。


ハル『ではカルマ先輩、よろしく。』



カルマ『ああ。まず簡単に言うと高等部に黒幕がいる…ソイツがさっきの黒騎士に鎧を着せたんだろう。』

ライト『高等部が?一体何のメリットがあるんですか?』

カルマ『おそらくソイツの狙いは[ファンタジー]の支配、もしくは学校側の失脚だ。』

レン『[ファンタジー]の支配なら分かりますけど…学校の失脚ってのは?』

カルマ『呪われた装備品による攻撃はいつも以上にフィードバックが酷いらしい。それで傷ついた生徒についての情報をリーク…』


学校は信頼度がた落ちってワケか。


ハル『高等部は生徒数が中等部より多いからな。探そうにも時間がかかる。』

レン『っていうか呪いアイテムって先生に届けるべきじゃないんですか?』

ハル『普通はそうだ。だがとあるスキルがあれば呪われたアイテムを自在に使いこなせる。』

ライト『三大禁忌スキルの1つ、[呪い]スキルだな。』

カルマ『発生条件は不明だが…おそらく黒幕は黒騎士の被害者を実験台として使ったんだろう。』


皆が沈黙する。


レン『先生への報告は?』

カルマ『教師どもは破壊されたデータの復元はするが後は自分達で強くなって戦え、だそうだ。』


さすが試験校なだけあって厳しいな…。



カルマ『他に質問はあるか?』


カルマ先輩が俺たちを見る。


ハル『とりあえずこの2人は私も信頼がおける。だからこの2人には捜査を手伝わせてもいいか?』

カルマ『ハルの信頼がおけるメンバーなら大丈夫だろう。よろしく頼む。』


カルマ先輩が立ち上がり、俺たちと握手をする。

レンとの身長差はすごいな…。


レン『何かあったら知らせたらいいですよね?』

カルマ『ああ。それと1つ頼みがあるんだが…』

レン『何ですか?』


レンが首を傾げる。

カルマ先輩の頬が赤いがまさか…。


カルマ『俺と付き合ってくれないだろうか。』

レン『俺は男です。』





…その時のカルマ先輩の表情を俺たちは一生忘れないだろう。




漣『漣と!』


幸村『幸村のっ!』


漣・幸村『『スクール・オブ・ラジオ録!!』』


漣『幸村さんがようやく復活しました♪』


幸村『まあ…かなり痛かったなあ。』


漣『エリカは昔から怒ったら怖かったからな…』


幸村『怒らせないように頑張ろう。さて、今回のゲストは!』


漣『平井俊哉(ライト)先輩です!』


ライト『よろしくな。』


幸村『さて、まずは最初の質問!』


ライト『っしゃ、こい!』


漣『自分のアピールポイントをどうぞ!』


ライト『俺のアピールポイントは…リーダーシップだな。後はツッコミだ。』


幸村『本編では会話において重要な役割だからな。視点になってもらうことも多いから頼むぞ。』


ライト『メタ発言していいのか?』


幸村『この場ではな。』


漣『あまりし過ぎるのもちょっと…』


ライト『ほどほどってことだな。』


幸村『まあ、そういう方向で。』


漣『じゃあ、メタ発言に気をつけて次の質問!黒騎士戦でどうやって高くまで飛んだのか?』


ライト『あれはレアアイテム[勇気の翼]を使ったんだ。』


幸村『[勇気の翼]は使用した本人が恐れ心を抱くまで、最大30秒間空を飛べる消費アイテムだ。それを使って空から黒騎士に一撃を加えたんだ。』


漣『なるほど…落下のスピードも加わってさらに強力になるわけだね。』


ライト『まあ、ハルがくれたんだけどな。』


幸村『後でぼったくられるぞ…』


ライト『ハルってそんなに黒いのか?』


幸村『見目麗しい分、裏の設定は黒くしないとな。』


ライト『確かにあいつは小学校の時も…って漣、なんで震えながら後ろを指差して…』


幸村『ハルさん!?』


ライト『しかも竹刀持ち!?』


ハル『次回、DATA:黒騎士5、お楽しみに♪…さて、お前らもこの後の特訓を楽しみにしておけ。漣、お前も来るか?』


漣『…(ふるふる)』


幸村・ライト『『うらぎりもの〜!!』』


続く

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