ええ!
次の日の朝、、、
その日は、舞さんとは別々に学校に向かった。
叶が、気のせいかもしれないけど昨日より少しテンション高めに「今日も練習するから!」と言ってきた。
何かあったのかな?と思いつつ結局その日のホームルームが始まる。
まあ、そこからはいつもと同じように退屈な授業を聞き流す。
授業が終わって、音楽室に行ってみる。
ガチャ
扉を開けると同時に叶が大声で、
「ライブが決定しましたーーーー!」
と舞さんに叫んだ。(本当だったら『言う』だけど叫び声に近かったから『叫ぶ』でいいの!)
どうやら叶は、僕が来たのに気づいてなかったらしくこっちを向いてハッとしたような顔をする。
「おお!遅かったじゃん!」
叶がおおきく手を振る。
「今の聞こえた?」
「ライブが決まったていうの?聞こえたよ。でも、まだ、まともな演奏ができてないじゃん。」
「まあまあ、そんな深く考えるなって!」
トントンと背中をたたかれる。
「大体、私少しはできるようになったよ!」
「ボクも大体できるぞ。」
舞さんが添えてくる。
「じゃあ、合せてみる?」
一日でそんなにできるようになるものか?と思いつつも聞いてみる。
「もちろんいいよ!」
そして、用意をする。
それぞれが楽器を手にして、舞さんがカウントを始める。
「1,2,3」
その演奏は昨日の演奏とはまるで違っていた。
叶のギターは完璧とはいえないが、曲のペースに間に合ってはきている。
舞さんのドラムは、ちゃんとテンポが取れるようになっている。
そして、僕も練習したかいあって、昨日よりはうまくできてるっぽい。
今日の演奏は最後までちゃんとやった。
昨日とは大違いだった。
演奏が終わると、叶が
「やったー!できたー!」
と、めっちゃ喜んでジャンプした。
よくみたら叶の指は豆だらけだった。
相当練習したんだ。
舞さんも、喜んでいた。
確かに、一応演奏はできてるから、もうちょっと練習すればライブもいけるかも!
そう思って、叶にライブまでの期間を聞いた。
「えっと、ライブっていつやるの?」
「ああ、忘れてたね!来週の日曜日だから、、、9日後だね」
そうか~9日後か~
って、期間短くね!?
無理だろ、、、たけしの挑戦状だよ、、、
宿題に、漢字書き取りがノート1冊分でて、それを1日で終わらせて来いってくらい無理だよ、、、
と、とにかく、希望を失ってはいけない!
ということで、もう一回演奏してみることにした。
まだ、がんばるよ!
すみません、自分でつけたキャラの名前忘れるほど放置してました。
死んでないよ!w