剣の道〜序〜
一応プロローグが終わりました。
物語は、まだ始まったばかりです。
転生2日目。今日は、俺の家(前田の家)で過ごす事になった。実家では無いため、ほぼ1人、本当は家臣などのお世話係がいるが、信乱や政頼と相談して家に帰ってもらうことにした。
今は、信乱と男同士で話している。周りは静かだった。
「前田…お前はどこから来た?」
「俺は、日本から来た……ました。」
なんか、よく分からないから、とりあえず敬語で…
「我々は仲間だ、言葉を改める必要は無い。で、日本からというのは、どういうことだ?ここは日本だぞ…?」
ここで分かった事実『ここも日本』異次元?異世界の日本だ
つまり俺は、『異次元の日本に転生した』ということになる。だから言葉通じたのか?
「そうなのか、ここも日本なのか…じゃあ今はどういう時期?」
まさか…戦国だったりして…俺はゆっくりと息を吐いた。
「今は、戦国の時代だぁ!うーん、というか俺が習ったのは、ここ300ぐらい?織田信長が支配してるんだよ、この時代をこの世界を…」
信乱言わく、『織田信長』が存在するらしい!なんか知ってる事があると嬉しい…
「そうなんだ、織田信長って俺の日本にもいたよ…もうとっくに死んでるけどね…あははは、」
苦笑気味に言った俺に対して、信乱は勢いよく飛びついてきた。俺の額に信乱の額がくっついた。頭突きされた感じだがあまり痛くなかった。
「今…なんと言ったぁ、前田、お前どうやって織田の首を跳ねたんだぁ…?教えろぉ…教えろぉ!!!!」
目が本気だ。今にも殺したいと目が言っている。
「俺が殺したんじゃないよ、400年は、前に死んでるよ家臣の明智ってのにな、追い詰められて本能寺で自害したんだよ、有名だよ、本能寺の変。俺の日本だとね。」
すると信乱は落ち着いて息を吐いた長く…
「そうか…明智が…分かった、情報提供に感謝する。」
明智っているの?もしかして織田がいるならいる?えっ、じゃあ、他にも…
「あ、なぁ、信乱、お前…はなんて言うだ?名前、苗字か。」
「俺か?フッ俺はなぁ、武田だぁ!武田信乱!覚えとけよっ!」
信乱はなんと!!武田だった!確かに武田信玄に似てるけどね、もしかして、政頼って…
「あのさぁ!政頼って伊達政頼!?」
「おぉ、よく分かったなぁ、そうだ伊達だ。」
これ、歴史人物全員いる奴?名前惜しいけど…
みんな結構偉い人達だった。俺って前田だよな…ならもしかして!
「なぁ!俺って前田慶次!!?」
俺の知ってるカッコイイ前田は、慶次だ…!
「ん?何言ってんだよっ!お前は、利長だろー。とーしーなーがーぁー。」
利家の方だったぁー。すげぇガッカリ。まぁいいけどね。
「そっかぁ、利長ね。分かった。」
「あぁ、なんで落ち込んでんだよ…?大丈夫!みんなお前を前田って呼ぶから中々下は、呼ばれないぜぇ!」
なんやかんや、ありまして朝になった。客間みたいなとこで信乱と夜通し話していた。信乱はまだ寝ている。
夜の間に『こっちの日本』について教えてもらった。
まず、みんな魔力があるということ。
次に、俺は信乱達と同じで領主一族と呼ばれる、その土地、領地を治めている一族でしかも、そこの領主らしい。
前田利長が変わり者のお陰で、自宅は小さく城がデカくて別々らしい。周りからは、「危ないから城に住め」と言われ続けていたらしい。その忠告を聞かなかったせいで、昨日夜襲われ死んだ(俺が乗っ取る数秒前)らしい。
後、我々は、領主だろうがなんだろうが、全員刀を持っているらしい。魔力を上手く使う道具でお守り扱いらしい。で、前田(俺)は、あるにはあるが、使えないほどヤバかったし、俺が乗っ取ったことでまた、新しい刀を選びに行くらしい。
人によって違うらしく、大きさ、形、素材?が違うみたい。
俺はアニメみたいにデッカイ刀かと思ったが違うらしい。大きくても大太刀や薙刀みたいなやつらしい。俺の場合は、領主であるため、オーダーメイドになりそうだと言う。
今日は、とにかくその刀を手に入れるため、信乱や政頼達の本部?みたいなところに行く、この世は、織田派閥とその政治などに反対する、反乱派閥の2つに分かれているらしい。織田派閥に入ると、二度と抜け出せないらしい。抜け出そうとすると一族ごと殺されるらしい。
だから、反乱派閥には、元から織田派閥にいなかった領地の人々や、犠牲を出してでも抜け出してきた生き残り一族、がかたまって同盟を結んで協力し合っているらしい。
反乱派閥も2種あるとも言っていた。1つは、信乱達の
『武田連合軍』そして、もっと遠くにある『島津連合軍』
の2種らしい。この派閥は争うことなく、協力しているらしい。なんとなくこの世界の仕組みが分かった気がする…
そして、俺は政頼とペアを組むことになった…
政頼とペアで練習かぁ…伊達ねぇ。絶対強い!頑張ろう!
これから、前田利長として…
次へ続く…
どうでしたか?凄くいろいろ詰め込んですみません。
武田信玄、伊達政宗、前田利家、織田信長、明智…っぽい人達が出てきましたね、
この後も、歴史人物っぽい人達をたくさん出していきます!