秀麗な領地〜百〜
お久しぶりです。
今回は、伊達の領地へ行くところです。
是非読んでください!
暖かい太陽の光が差し込む…
小鳥達が歌うように飛んでいる…
気持ちの良い朝だ。ずっとこのまま寝ていたい。しかし!!
「起きろぉー!!前田っ!置いていくぞぉ!早く起きろ!」
信乱が起こしに来た。俺はしばらくボーッとして信乱を見ていた。
「あっ!ヤバい、今日ってもしかして…」
「そーだよ、馬鹿!みんな出発準備出来てるんだぞ!」
今日は伊達の領地へ行く日だった。完全に忘れていた。
服部先生という謎の人物に殺されかけたんだから仕方ない。
いくら訓練とは言え、くない刺さったし…
「って言うか、なんで信乱はパジャマなんだ?」
「えっ!?パジャマ…あぁ、その、これは…」
明らかに信乱の様子がおかしい!?さては…
「信乱お前、寝坊したしただろ!寝起き何じゃないか?」
「でもお前より早く起きたしー!」
しばらく小学生低学年みたいなやりとりをしていたら…
「其方等は何をしている!!?いい加減にしろっ!」
「へっ!?」
「えっ!?」
『政頼!!?』
2人の声がつい重なった…
「あぁー、驚かせてすまない。私もつい先程起きたばかりだからな。あははは、は…笑えないな。」
そう言い政頼は苦笑した。
『どうして今なんだよ!』
また重なった。
「私もよく分からないが、側近言わく…真田が卵かけご飯を無理やり私の口に突っ込んだら起きたらしい…」
そう言い政頼は、また苦笑した。
『はぁ?なんだよそれっ!』
うっ、また被った。
「ってさっきから前田は何で俺のマネをしてるんだよ!」
「いや、たまたまだって!」
「はぁ…落ち着け2人とも。早く行くぞっ!」
政頼はその言葉を残し部屋を後にした。
そんな政頼、まだ目の色は治っていないし周りの髪も変色したままだった。
右眼が白くその付近の髪が白透明になったまま…
それで、馬鹿な男2人着替えを終えて昨日準備していた荷物を持ち側近と同じ…車?馬車?に乗った。
正直俺は、自分の側近の名前が分からない。
俺大ピンチ!!!
「前田様?どうかなさいましたか?」
側近のポニーテールの女の子が声をかけて来た。
「あぁ、特に問題は無いよ。」
しばらく無言だったが急に…
「もぉー!前田様ぁ、また私の名前忘れたでしょっ?絶対そうだ!だからそんなに、あたふたしてるのよ!!」
ウゲッ、バレた…て言うか「また」ってことは…
前田って側近の名前を忘れるぐらい変人だったの!!??
ある意味助かった。
「ほら、私の名前言えないでしょ、前田様が5歳の頃から私は仕えていたのに!?」
「す、すみません。」
「別に良いですよ、いつものことですから…無意味とは言え、当てて見てくださいよー!」
えっ!そこはすんなり教えてよー!と思いつつ、頑張って当てる事にした。
こういうのは、当てずっぽうでやるしかない!
「んー?『いちご』?」
「へっ!?」
まさか当たった!!?
「私は、『みかん』です。いちごちゃんは今領地ですよ…」
みかん!?惜しい…って言うか『いちご』もいるんだね…
「悪い…間違えた。次は絶対忘れない!約束する!」
「あのですね、前田様それ毎回言ってますよ。」
こうして俺は、側近からの信頼をより下げたのであった。
外の風景は特に見ることもなく、俺はみかんから側近のことを色々聞いた。
女性側近は、3人。
みかんは、幼馴染みたいなもので年齢は同じ。
いちごは、ボブヘアでお淑やかな感じ年齢は19。
りんごは、ロングヘアで、人気者、年齢は20。
決めゼリフは、「3人そろってフルーツです!」らしい。意味が分からない。と言うか、パ〇ュームのパクリにしか思えない!!?
男性側近は、5人
「高木」と「仲本」と「加藤」と「志村」と「荒井」
と言うらしい。服の色で区別するべきらしい。
ん?なんか、ザ・ド〇フターズみたい…
俺たちの側近大丈夫か!?
何やかんやで、伊達の領地の前の大きな門に着いた。
ここから、伊達の領地かぁ…楽しみだなぁ〜。
期待を胸に俺は門を眺めていた…
次へ続く……
最後まで読んで頂きありがとうございます。
信乱と前田の良いコンビも今後見どころです!
側近達の名前が…
パ〇ュームとザ・ド〇フターズよければ検索してみて下さいね!