生まれ変わっても桜の下で…〜前編〜
歴史人物の1面を参考に作りました。
暖かく読んで下さい。また、日本の歴史とは、結末も含めあまり関係がありません。
俺は、確か…夜道を歩いていて、角を曲がったところで……
死んだのか?
まさか、そんな事ある訳ない。
だって感覚があるし
考えられてる
幽霊になったとか!?
そして、そんな事を考えている間に、全身に激痛が走った。
うぁぁああああ、痛い痛い、何でだ、あぁ、やっぱり、
死んだ…? しばらくすると痛みは消えた。
「こんな月、最後に見たのはいつ頃か…」
そんな声が聞こえた。その声は、泣いている様だった。
そして、まるで俺に話し掛けているかのようだった…
「頼むから…返事ぐらいしろよ。」
また、同じ声。
「無駄だ、もう脈がない。」
次は、違う声だった。凄く冷静で透き通った声。
どうやら、この場には、2人いるようだ。
「政頼、運ぶぞ、せめて家に運ばないと。」
どうやら、冷静な透き通った声の持ち主は「政頼」というらしい
「あぁ、そうだな信乱、家に送ってやらないと、」
この2人は、「しんらん」と「まさより」と呼びあっている。
一体、2人は何者なのだろうか…
と言うか、ここは一体どこなのだろうか…